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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


運動会の脳科学 [2013年06月05日(Wed)]
脳科学の知見を生かす
各地で運動会がありました。再度「運動会の脳科学」を掲載します。写真は現役時代のものです。参考にして下さい。

    運動会の脳科学

1 運動会(集団力)から心身を育てる
 運動会は重要、極めて重要な学校行事です。子どもたちの「心
と体」を育て脳を鍛える最高の機会です。脳幹と大脳辺縁系を鍛
え、小脳も大脳新皮質も育てます。前頭前野の高次機能まで発達
させ、「シャキッ」とした心と体を作っていきます。
  
      運動会の脳科学
                             
1 運動会は、リズム・テンポの脳幹、咄嗟の判断の大脳基底
  核、喜怒哀楽の大脳辺縁系を鍛える絶好の機会である。
2 運動会は、非言語コミュニケーション主体の行事なので、
  言葉による説明は最小限に抑える。くどくどした説明は
  ダメ
3 運動会は、練習から本番まで、指導のサイクルを「見せる・
  やらせる・修正する」に徹する。体験によって学ぶ絶好の機
  会である。
4 指導の留意事項は次の通りである。
  ・こまめに褒める。声よし・手のふり良し・足挙げよし・よ
   そ見ダメ。
   褒める:叱る=7:1 実践する好機 育てのチャンスを
   逃すな! 
  ・言葉による指導は極力少なくする。
  ・愛情中心、即座核から脳全体に入る指導をする。
  ・「やった・できた・がんばった」という達成感・充足感を
    もたせる。  
  ・過労に追い込まない。
  ・指先を伸ばす。ひざをしっかりあげる。目は指先を追わせ
   る。
  ・手足の先端まで神経を行き渡らせる。
  ・先生の熱意が愛情・安心を生む即座核に入る指導をする。
  ・「やった・できた・がんばった」感をもたせる。
  ・過度な練習はダメ、強すぎるストレスはDNAを傷つけ
   ます。
  ・集団欲が充分満たされると、親密感・同体感・一体感を覚
   える。
  ・仲間はずれは孤独感を覚えるだけでなく精神的にも肉体的
   にもマイナスの作用を惹起する。
 *やる気を育て、リズムある運動からドーパミンとセロトニン
  を分泌させ活性化させる。
 *もともと運動が好きな子は運動会により自分を発揮し、自己
  表現を図れるものだが、同時に動くことが苦手な子、嫌いな
  子、億劫な子も運動会を通して大きく成長している。
 *行事(ハード面)と種目内容(ソフト面)の魅力と指導そし
  て集団力・仲間力により苦手な子等も引き上げられる。
 *運動会をどう進めるかは、今後の学校づくりの1つの試金石
  となる。
2 実践の写真 
 颯爽と指揮を執る女子児童 児童の満足 親の誇り 生んで良
 かった。      

 宣誓する応援団長 会場に響き渡る第一声「ぼくたちー紅組は
 ・・・」

整列し、入場行進を見守り励ます来賓 県議松本安弘、市議板橋
智之、新藤連合町会長、古澤立巳榛松中校長など多数が来校した
。地域と一体になった学校の姿であった。

個を育て、集団を育てる。対抗リレーは熱が入る。子どもが燃え
る。先生が燃える。親も燃える。

燃える大玉送り。集中力・一体感が勝負、送り手と運び手が一つ
にならないとうまくかない。リーダーが気が効かないと玉が列か
ら外れる。
「気がきく」は咄嗟の判断・動物的な感覚、大脳基底核の作用で
ある。

 
私は強く訴える! 運動会は重要、最重要行事です。学校が忙し
すぎて運動会が軽視され始めました。運動会を春に移したり、簡
単に済ます傾向が進んでいます。
学校の苦しさからです。無理もないこともあります。しかし運動
会ができないような学校を教育界がつくってはいけないと思うの
です。
「春は小運動会、秋が大運動会」これが日本の教師がつくった伝
統です。「運動会の脳科学」をお送りいたします。参考にして下
さい。実践例・成果も載せておきます。
3 成果          
 本校の運動会効果は次のようであった。

 @ 全員出席、けがなし。気が抜けるとけがが続出する。
 A「しゃべらない・横着しない・先生の言うことを聞く」が
   身についた。
 B 教師は子どもに合った指導を展開した。指導の空転なし。
 C へこたれない・力を抜かない・投げやりにならない子ど
   もになった。児童は力を抜いている子は一人もいなかっ
   た。
 D 若手の教師が先輩教師の胸を借りた。そして鍛えられた。
   育った。若手は自らの「課題克服」で育つ。机上の研修
   ではない。
 E K君、T君も運動会にしっかり参加、活躍、1つの自信に。
   成長の原理は教師も子どもも同じ。課題の実行、行動が
   育てる。
 F 高学年は常に見本、Rockソーラン今年も運動会の花形に
   なった。下級生も踊ってみたい気持ちになった。腰を落
   として踊る姿は足腰が鍛えられた証拠。良い学校は6年
   がしっかりしている。
 G 低学年ーUFOは軽快なリズム、音楽に合わせて楽しそう。
    中学年ー組体操 曲調に合わせて「ビシッ」と決まった。
    高学年ーソーランは見事 やり遂げた満足感いっぱい。
   価値ある伝統種目を生みだしてほしい。能・狂言のよう
   に深めたい。    
 H 今年の運動会で子ども達の体のキレがよくなった。
   キレ味がよくなった。体のキレは気持ちまで「シャキッ
   」とさせた。
 I 閉会式の学校長の挨拶に拍手が起こった。ビックリした。
   教育に対する熱情と使命感(教育愛・こども愛)への並
   々ならぬものへの喝采であったという。有難いことだ。
 J 職員は「KUWAブランド」のTシャツ・ポロシャツを着
   た。デザインは日下教諭、2年目の教員であった。全員
   着用は「心の一体」を示した。仲の良いことを地域も喜
   んだ。地域の「信頼」を肌で感じた。
 K 運動会の成果が以降の生活・学習に生かされた。

後記(13・6・5桑原)
運動会の教育的意義が薄らいできたようです。「やってしまえ
ばそれでいい」という感じがあります。困ったことです。
力に入った運動会は本当に本当に大事なことなのです。目標は
「子供も満足・先生も満足・親も家族も満足」です。
机上の勉強も大事です。しかし、体験で学ぶ学習はもっと大事
です。子ども時代は扁桃体が育つ時代、扁桃体を育てなければ
ならない時代なのです。ここで失敗すれば、
 @ 情緒不安定の子が生まれます。
 A 神経過敏な人が生まれます。
 B 迫力のない子が生まれます。
 C 大人になって困った問題を起こす子が生まれます。
机上の学力よりも逞しい人間作りです。その責任を小学校教育
がになっています。
コメント
脳科学ブログ、追いつかないほどの情報ありがとうございます。球磨の地にいながら素晴らしい情報をいただき、感謝しております。
昨年、運動会前に先生のブログを拝見し感動し、運動会の一連の流れの意味について職員で再確認し、練習そして当日を迎えたことを思い出しました。気合の入り方が違いました〜。
毎日楽しみに、勇気をいただきながら日々試行錯誤しております。
ありがとうございます。
Posted by:藤岡  at 2013年06月05日(Wed) 13:19
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