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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


読み書き障害の病態解明 81 [2013年09月25日(Wed)]
神経センター北研究員と稲垣部長は、文字の読み書き障害に
は大脳の2カ所に異常があることを発見した。教育現場の先
生方、この研究を生かし、実践で検証し実践研究として発表
してほしい。

1 知能は正常なのに、文字の読み書きに支障がある子どもの
 発達障害は大脳の2カ所の活動に異常があって起きている
 ことを発見した。ブレイン発表
2 研究チームは「読み書き障害が本人の努力不足や環境で引
 き起こされるという偏見を解消する成果だ」としている。
3 fMRIで、健常な成人30人、健常な子ども15人、読
 み書き障害と診断された子ども14人(9〜15歳)を対
 象に、日本語の音韻処理をしている間の大脳活動を調べた。
4 音韻処理とは、例えば「時計」という言葉を「と」「け」
「い」に 分解する脳機能を意味する。読み書き障害児はこ
  の処理がうまくできない。
5 読み書き障害児では、運動調節や認知、学習機能を担う大
  脳深部の基底核が、音韻処理をしていない時でも活動した。
  健常者の基底核は音韻処理のときだけ働き、それ以外は機
  能していなかった。
6 また、言語理解に関わる大脳の左上側頭回(じょうそくと
  うかい)の前部が、健常な人では、音韻処理の能力が高い
  ほど活動が認められるのに対し、読み書き障害児では活動
  が低下していた。
7 稲垣部長は「大脳基底核の『過剰な働き』ともいえる異常
  は、アルファベットを使う欧米では指摘されていない。日
  本語圏の読み書き障害の病態を解く手掛かりになる」と話
  している。
8 読み書き障害は文字の読み書きが苦手な子どもの発達障害
  の一種。日本語圏で1〜2%、アルファベットを使う言語
  圏で5〜17%とされる。
9 小学校低学年で顕在化するが、知的能力が正常で会話もで
  き、発見は遅れがちで、「やる気がない」「不真面目」と
  誤解されやすい。平仮名読み検査などで診断できる。脳神
  経の障害とみられているが、病態が分からず、特別支援学
  級での訓練法開発が課題になっている。
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