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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


金子校長殉職記念日 [2016年07月29日(Fri)]
7月29日、今年もまた金子明校長先生の殉職記念日がきた。
1984年夏のことであった。千葉県大貫の海水浴場で、子ど
もたちが高波にさらわれ沖に流された。児童を助けようと校長
は後を追った。私も従った。無我夢中であった。23名は全員
助かった。しかし、校長は力尽き水底に沈んだ。
 8月20日学校葬が執り行われた。つらい日であった。

 @ 流れゆく 子らを見つけし 校長の
             眼光鋭し 決意を込めて

 A 点々と 浮きつ沈みし 流れゆく 
             白帽めざし 泳ぎいきたり

 B 俺はゆく 一言いいて 泳ぎゆく
             重き言葉に 我ら従う

 C 流れゆく 子らを追いゆき 沈みたり
             わが校長の すがた凄まじ

 D 両脇に 愛し子二人 抱えたり 
             生命のかぎり 泳ぎたりしに

 E 俺はよい 子等は助かれと 叫びたり 
             校長の一念 魔神打ちたり 


 死の前夜、校長は宿舎の一室で「桑原君に全てを教える」と
語っていた。指導技術は何一つ教えなかったが、「教師は子ど
ものために命をかけること」を教えて逝った。写真は90年頃
の大貫臨海学園風景
 

1998年(平成元年)1月26日毎日新聞は「献身の心を持
った子に育ちます」「しのんで像」と大きく報道した。朝日新
聞も報道した。 


 我が友金子健二は事故の一部始終を知り、その心を「少女と
夏水仙」という作品に刻み込んだ。平成元年1月26日、20
周年の除幕式があった。
 制作者挨拶で金子さんは子どもたちや親、永瀬市長・栗原教
育長を前に「死の悲しみを乗り越えて、先生が願っておられた
『愛と献身と奉仕』の気持ちを忘れず見続けていただきたい」
と語った。受けて立った栗原教育長は「ここを川口教育の原点
にする」と言った。尊い犠牲を乗り越えて本物を求める教育は
進んでいくのである。


 1990年1月19日、現天皇陛下の東宮侍従清水二郎先生
が朝日東小学校を訪問した。前々から「金子君の作った『少女
と夏水仙』が見たい」と言っていた。念願かなっての訪問であ
った。ある時、金子先生はこっそり私に、「この作品は清水先
生の教育精神を思いながら制作したのです」と語ってくれた。
 


 担任の子どもたちと記念写真、真ん中が清水先生、左端桑原、
右端おさなご園長丸山雅子、彫刻家金子健二、朝日東小学校長
斉藤延義先生
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