虹の夢

高校生のA君。将来のお仕事につながるよう、様々な自立課題に取り組んできました。事務作業も意欲的に取り組んでくれています。
三つ折りもその一つ。初めての時は、チラシがズレてしまったり指の力の加減がなかなか掴めず、折り方が弱くてチラシが浮いていたりしていました。
バインダー型の三つ折りのジグを使うと、チラシもずれず、シールの目印があるので、どの位置まで折るのかも分かりやすいようです。厚手の用紙もこの通り。綺麗に三つ折りできていますね。手際も良くなってきています。
とっても頼もしい仕事ぶりです。

今日の「しゃ〜れ」の調理プログラムのメニューは「ウインナーとツナのマフィン」です。
まず、ウインナーを６等分に切ります。「６等分」の言葉だけではなかなかイメージできない子どもたちも、手順書の写真を見ればすんなり。小学２年生のAくん、一本目は最初の一つ目の切り幅が大きくて端に向かうにつれて揃えていくのに苦戦していましたが、2本目はほぼ均等な大きさで切れるようになっていました。
めくり式の手順書がかなり身についてきた様子。自分で次の工程を確認しながら進めていきます。手順書をしっかり見て、「２個ずつ」や「3つずつ」を視覚的に理解し、体感していきます。手順をわかりやすく伝えることはもちろんですが、その中でまた新たな学びが広がることが嬉しいですね。手順書とおんなじ、美しい仕上がりにスタッフも感心しきりです。
さあ、大好きなケチャップをたっぷりかけて、召し上がれ。
　

しゃ〜れでは、小さいお子さんは特に、楽しんで取り組めるような課題の工夫をしています。
人気の課題は「お寿司」のマッチングや組み立て等です。
写真の見本が理解できるお子さんには写真を用いて提示します。イラストにしたり、文字だけの指示のお子さんもいらっしゃいます。
お子さんに合わせて、提示の仕方も変わります。
成長に伴い、設定の仕方も勿論変化していきます。

「えびーおいしいね！」とお寿司の名前がどんどん出てくるお子さんも。課題後の会話も今日はお寿司の話題が出てきていました。「あーんむ、美味しいね！」とごっこ遊びをしていたお子さんもいました。
なんだかお腹がすいてきてしまったスタッフなのでした。