「しゃ〜れ」の自立課題紹介C
[2021年05月31日(Mon)]
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疲れたので代わってください!
今日のクッキングスキルトレーニングのメニューは「ミートソーススパゲッティー」です。
玉ねぎ、人参をひたすら細かくみじん切りにしていきます。 4月から「しゃ〜れ」に通っている1年生のR君も少しづつ包丁の扱いが身についてきました。 スタッフが何にも言わなくても左手はちゃんと猫さんの手です。 今日は添え手を包丁の背に載せてトントントンとみじん切りの練習もしました。 切った野菜をひき肉と一緒に15分程炒めて煮込むのですが、その間ずっと火のそばでついていなければいけません。1年生のR君にはちょっと長いかなーと思われました。 疲れてしまって途中でやめるよりも、最後はしっかり自分で仕上げて達成感を持って欲しいですよね。 疲れたときは「代わってください」と言っていいよ。スタッフも疲れたときはR君にお願いするよ。事前にR君にそう伝えて交代で取り組むことにしました。 なぜかスタッフに頼むことをワクワクしている様子のR君。ニコニコしながら「疲れたので代わってください!」と伝えてきます。もちろん何回でもOKです!困った時や大変な時は人に頼ることをこんな風に自然に覚えていってほしいなあと思うのです。 もちろん、スタッフは残り時間を横目で見ながら最後の仕上げはR君の順番になるように調整していきます。出来立てを嬉しそうに頬張る姿を見るとこちらまで嬉しくなりますね。 今日も最後までしっかり頑張ることが出来ました。
しょうてん?
今日は「しゃ〜れ」でスタッフが感動した、活動の中のエピソードを紹介します。
「しゃ〜れ」に来ている子供たちは、課題が終わったあとは、ご褒美のおやつをもらい、それぞれが好きな活動を写真で選んで活動します。工作する子、パソコンする子、本を読む子、様々です。 四年生のBくんは課題の後に、折り紙でトーマスや、エスカレーターを作ります。はさみで折り紙を切り、ペンで顔を書いて、ホチキスで連結します。 ところが今日は、「しょうてんつくる」とスタッフに教えてくれました。 スタッフは「しょうてん?」と初めてBくんから聞く言葉にはてな・・・。すると、Bくん「しょうてん!座布団!」と教えてくれました。 そのあと出来た「笑点」をスタッフのところへ持って来て、座布団を指さし「白い着物、緑、黄色、・・・」と順番に席順を教えてくれました。もちろん席の順番も正解です。さらに、初めて立体で笑点の司会の席も作っています。同じ工作でも表現が広がってきた、驚きの場面、成長の場面にスタッフも嬉しくなりました。
「しゃ〜れ」の自立課題紹介B
コツコツと取り組んだ成果が!&茶話会(第一回)の開催
本日のクッキングスキルトレーニングは‛簡単ピザ’に取り組みました。
「しゃ〜れ」では一人一台クッカーを使って調理します。生地をほんの少しだけお休みさせて、フライパンで焼いて作るピザです。 強力粉と薄力粉を30グラムずつ計量します。平日の課題で計量も取り組んでいるお子さんは、積み重ねている成果が出ています。計量の正確さはもちろん、粉もこぼさず丁寧な仕事ぶりです。 今日はスタッフ一同、とても嬉しい出来事がありました。小学生のH君。「しゃ〜れ」に通ってきて3年が経ったお子さんです。ピザが焼けるまでの10分、タイマーをセットしてから少々考え込んでいる様子。すると、スタッフに「皿を洗います!」と自ら考えて行動する事が出来ました。その場にいたスタッフも顔を見合わせてびっくり! 子どもたちの成長を間近で感じることが出来て、私達も幸せな時間を過ごす事が出来ました。 4階では本年度一回目の茶話会を開催しました。4名の保護者様にご参加いただき、普段気になっている事や将来の進路のことなど、和気あいあいと楽しくおしゃべり頂きました。今回のテーマにのぼった「かんしゃく」については、お母様方から具体的な対応方法について様々なお話が聞かれました。「しゃ〜れ」からもeサービス@せんだいのローカルプログラム「応用行動分析・超入門」のご紹介をさせていただきました。 沢山情報交換が出来て、短い時間でしたが充実したひとときとなりました。お母様達もとても勉強されている印象を受けました。 「自閉症・発達障害は学んでください」 学ぶことによってお子様の困り感を知ることにも繋がっていきます。 ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
しゃ〜れの自立課題紹介A
しゃ〜れの自立課題紹介@
しゃ〜れでは、子供たちが来所してからまず、課題に取り組みます。一人一人のお子さんに合わせた課題を設定していますが、その課題の一つを今日はご紹介いたします。
蝶結びの課題です。 蝶結びは工程も複雑で分かりにくいので、段階を踏んで伝えていきます。右のペットボトルの物はペットボトルを安定させて結び易くしています。 紐の色も変えて、工程を分かり易くする工夫もしています。ラッピング用の袋を用いたり写真の手順書を用いる等、一人一人の学習スタイルに合わせて設定しています。 何度も繰り返すことで、四年生のH君は自分の靴紐を結べるようになりました。 マジックテープなど便利な物もありますが、自分で靴紐を結べたらカッコいいですよね。
チキンナゲットを作りました
初夏の陽気で半袖で過ごしたくなるような今日の仙台。
本日のクッキングスキルトレーニングは子供たちに大人気の「チキンナゲット」です。 プログラム作成のねらいは以下の2つです。 ・玉ねぎのみじん切りに取り組む ・粉物のすり切りの仕方を学ぶ 包丁自体が初めてのお子さんには、スタッフが実演や手添えで伝えていきます。すり切り棒の扱いも身についてきています。自分で出来た!を感じられるよう、一人一人のペースに合わせて丁寧に、積み重ねていきます。 前回の活動紹介Aでも紹介させていただきました「手順書」ですが、本日のクッキングスキルトレーニングでも用いています。より分かりやすく明瞭化して指示を提示することも心掛けています。 ![]() 初めてクッキングに参加してくれた小学校3年生のT君。最後の工程まで取り組むことが出来ました。美味しく出来たナゲットをご家族の皆さんと一緒に楽しまれていました。ご両親に褒められて笑顔いっぱいのT君でした。
しゃ〜れの活動紹介A
今日は「しゃ〜れ」の手順書をご紹介します。
一日の活動の流れを目に見える形にしたものがスケジュールでしたが、手順書は一つの活動の流れを目に見える形にしたものです。 「しゃ〜れ」では、一人一人のお子さんに合わせた課題を設定しています。例えば、ライフスキルトレーニングでは歯磨き、調理プログラムでは具材の切り方などです。そのため手順書も一人一人のお子さんの理解のスタイルに合わせて、めくり式や一枚もので、写真やイラスト、文字を組み合わせて作成しています。手順書があると、始まりと終わり、どのように進めていくかがわかることで、安心して活動に取組むことが出来ます。 自閉症・発達障害を持つお子さん達は、周りを見て自然に学ぶことに難しさはあっても、わかるように丁寧に教えてあげることで、学んだことをその通りにきちんと続けられることが強みです。
「しゃ〜れ」の活動紹介
本日は、「しゃ〜れ」での実際に使っているツールをご紹介します。
子供たちは「しゃ〜れ」での活動を、スケジュールボードを使い見通しを立てています。 スケジュールボードは その子の理解度に合わせて写真やイラスト、文字で作成しています。 一日の予定を目に見える形にすることで安心して過ごすことが出来ています。 スケジュールを見て自ら行動する経験を積み重ねることで、自主性を身につけていきます。 ![]() 自閉症・発達障害を持つお子さん達は始まりと終わりの見通しを立てる事が苦手な為、見通しが立たないと不安になったり、次の行動につながりにくい場合があります。 安心して過ごすためには「しゃ〜れ」だけではなくご自宅でもスケジュールを使っていただけるように親御さんたちにもお話しています。
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