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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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〆の口福 [2011年12月31日(Sat)]
世の中には思いがけないことがこうも次々と起こることがあるのだ…と思い知らされた2011年でした。
でもお蔭様で息子も家族も仲間たちも「明日」を迎えられそうです。

数年前まではおせち料理もすべて手作りをしていましたが、この頃は温泉に行ったりお取り寄せをしたり、すっかり手抜きです。
でもせっかく1年間のご褒美としていただく「お年取り」です。
ナメタは自分で炊きましたが、今年は大阪の「プログレYOKOYAMA」さんから送っていただきました。
3年前出張で行った大阪上本町のホテルの側にあったイタリアンレストランが前身の「モンテラート」さん。
動物的感で二階に上がって行ったお店は、お野菜を美味しくアレンジしてくださるお店でした。
子どものお料理教室もなさっていて、そこに
「発達障害のお子さんもどうぞ」
と書かれていたことからお話が弾み、その後は京都・大坂方面に出掛ける時は、遠回りをしても立ち寄らせていただいています。
今年は「パラリンピック」の「サービス」部門の出場者の指導も担ってくださっていました。
「縁」の不思議を感じるご夫婦です。

熨斗風の掛け紙とイラストメニュー。

開けてみると


彩も鮮やかに25種類のオードブル。
・バターにこだわった自家製レーズンバター
・東大阪<中谷農園>さんの格別甘い大根のシチュー仕立て
・丹波篠山の吉良有機農園さんの有機米で作ったサーモンのてまりずし
・旬のズワイガニをふんだんに使ったカニのクリームコロッケ
・ハンガリー産のフォアグラのテリーヌ
・脂ののった鰆をマスタード風味に仕上げたサワラのロースト
・フレンチキャビアとソースと一緒に食べるいくらのタルト
・フィレンツェの郷土料理ポークのばら肉の煮込み
・ゴルゴンゾーラチーズをたっぷり詰めたブルーチーズムースのシュークリーム
などなどなど…

1年を締めくくる「口福」です。
「おまけ」に吉良有機農園さんの「有機玄米のお餅」も入れてくださいました。

今年ご縁をいただきました皆様
本当に有難うございました。
来年もどうぞよろしくお付き合いください。
皆様と幸せを叶えていけたら幸せです。
Posted by 伊藤 あづさ at 14:25 | 今日のくいしんぼう | この記事のURL | コメント(0)
基本の土台 [2011年12月30日(Fri)]
年末のお休みに入って、少しずつ普段は手の回らない身辺整理を始めました。
食卓テーブルに積まれた息子の学校からのお便りや、請求書、研修資料…
一つ一つ確認をしながら「断捨離」をしていたら、探していた「たからもの」発見!
亡くなった加藤哲夫さんを偲んで集まった「TetzBar」(11月27日開催)で、参会者に配られた『哲夫語録』。
私のはシリアルナンバー「173」です。
息子さんご夫婦と、実行委員会のみなさんが、加藤さんの書きためたノートから「手書き」の言葉を選び一冊にまとめてくださいました。

ここ数日TVでは繰り返し震災の記録が報道されています。
確かにこの1年の中で大きな出来事でした。
私自身にとっても見た目には自閉症支援のスタンスを大きく変えているように映る出来事でした。
仙台の街の中で、わが子を中心としながら『自閉症のご本人とご家族の未来を創る』ことをずっと願っていました。
それは今でも変わりません。
共に学び合いながら支え合って来た皆さんも大半はお母さんたちで「家族が第一。無理をしない。」が合言葉でもありました。
だけど…
4月の頭にこれまでご縁を繋いでいただいていたJDD−NETの専門家チームの皆様と一緒に宮城県内を縦断したり、札幌の加藤さんや関西のアロマセラピーの皆様とお母さんたちのメンタルケアのお手伝いをしたりさせていただく中で、以前より明確に「なぜその役割を担うのか」の答えが見えてきたように感じています。
その道標が
そして一緒にとり組む共通のテーブルを創り出すためには
「敬意を払って互いに接し合う文化、風土をつくり出す。
落ちついてていねいで柔らかい言葉を心がける。
基本の土台は相手の人格(人間)に対するリスペクトと尊重にある。
かげ口、つげ口、人格批評をつつしむ
時間、約束を守る。」
と整理されていました。

まだまだ未熟です。
でも心がけていきます。
「常に立ち止まって原点をふりかえってみる」
ことも忘れません。

震災以外にも大切な人を次々と失う不幸にも襲われました。
そのことで変わろうとした人との関係もたくさんあります。
組織の軸が突然失われた時の混迷や、その混迷や混乱から抜け出そうともがいた時、人はどう行動するのかも経験を持って知りました。
多くの仲間が傷を負いました。

それでも「続ける」のです。
加藤さんが最後に贈ってくださった言葉です。
『まず「私」から始めよ
何故そのとりくみ(事業)が求められているか?
そしてそれを担うのは何故この私なのか?
  人はまずその人を見る
  そして動機を問う
  わからないと合理化し
  レッテルを貼る
  わかれば共感協力が起きる
                            』
来年も私らしく能天気に生きていけたら幸せです。



Posted by 伊藤 あづさ at 12:42 | 今日の感慨 | この記事のURL | コメント(0)
一足遅れのサンタさん [2011年12月28日(Wed)]
山口大学の木谷先生から、南三陸のこどもたちへと、たくさんの教具・教材・絵本を送っていただきました。

大学の他の先生たちにもお声がけをくださったそうです。
いつもいつも気にかけていただき感謝しています。

どこの被災地でも、復興のための拠点整備は遅れています。
何よりも改修をしたり新築をするための職人さんの手が足りないとのこと。
南三陸町ではユニセフさんのお力添えで町の健診センターが仮設で出来ることになっていて、こどもの療育支援もそのステージを活用させていただこうとお話が進んでいます。
竣工はドンドン後ろに延びていますが、その分支援者の方の養育成に充分時間を取れることになるわけですから「期待」を持って待っています。

春には木谷先生や全国の皆さんからのご支援が、「形」となってこどもたちや親御さんの笑顔と安心へ繋がることでしょう。
もう少しです。
Posted by 伊藤 あづさ at 12:38 | 被災地支援 | この記事のURL | コメント(0)
三点セット [2011年12月27日(Tue)]
「友引」でシンボル「虹」に縁のある「7」の付く今日、『ぶれいん・ゆに〜くす』は非営利の社団法人「一般社団法人」格を認証していただきました。

思いもかけない震災によって、これまでとは少し違うスタンスでの関わりを求められ、それに応えるために設立した法人です。
定款には目的として
『自閉症/発達障害のある人たちが生きやすい社会、ひいてはすべての人が生きやすい社会を実現していくことを目的とし』
と書かせていただきました。
何もかもが流されてしまった被災地が、ノースカロライナのように自閉症の人たちが幸せに生きられる街として復興するために、「私の役割」と向き合いながら仕事をさせていただけたら幸せです。

かつての同僚だった行政書士さんにお手伝いをいただき、最小規模からのスタートにしましたが、角印・丸印・銀行印も揃って法人としての重みも感じています。


「何故そのとりくみ(事業)が求められているのか?
そしてそれを担うのは何故この私なのか?」
亡くなった加藤哲夫さんが最後にくださったメッセージです。
大切に、仲間と共にミッションを遂げられるように進んでいきます。
Posted by 伊藤 あづさ at 18:34 | 今日の感慨 | この記事のURL | コメント(0)
海のミルク [2011年12月22日(Thu)]
南三陸へお邪魔して会議の後、ベイサイドアリーナ近くに復活した鮮魚店さんで買い物をしました。
「被災地でお金を使う」のも支援の一つの方法。

嬉しかったのは、石巻さんの「牡蠣」に出会えたこと。

大渋滞の三陸道を帰る時も“今夜は牡蛎”と唱えながらイライラせずに。

「美味しかった〜」。
ミルキーで甘みがあって、貝柱の周囲は特に美味!
壊滅的な被害を受けた港や養殖棚が少しずつ復旧し始めています。
大きな「ナメタ」も切り身にしたものを我が家分購入。
一足早い「お正月」です。
Posted by 伊藤 あづさ at 19:17 | 今日のくいしんぼう | この記事のURL | コメント(0)
サクラサク [2011年12月21日(Wed)]
昨年から関わらせていただいている仙台高等技術専門校の「一般校を活用した就労支援事業」。
「発達障害」のある成人期の方の就労を目指したトレーニングスキームです。
モデル事業のため今年度で終了しますが、今日在校生の方の就職内定が出たことをお知らせいただきました。
今年は3名の入学でしたので、これで全員就労へと道が開かれました。

今日の仙台は朝から冷え込み、雪も舞い、街中の路面も雪が積もる程になりましたが、本当に心が温かくなる「サクラサク」のお知らせでした。
焦る気持ちを抑えて、先生方の水先案内と向き合ってきたご本人。
ご家族の応援。
高等技専の先生方の丁寧なご指導。
たくさんの「良いこと」が実を結んで叶ったご本人の未来。

嬉しい日となりました。
Posted by 伊藤 あづさ at 20:57 | 今日のゆに〜くす | この記事のURL | コメント(0)
スペシャル・ニーズの人たちに支援が届くように [2011年12月20日(Tue)]
夜 市民活動サポートセンターで開催された「平成23年度3次補正予算におけるボランティア団体等が活用可能な政府の財政支援について」という勉強会に参加してきました。

国から「東日本大震災復興対策本部」の方がお越しくださり、ボランティア団体等が活用可能な復興支援のための財政に関してご説明をいただきました。

3次補正により、本当に大きな予算が多岐にわたって組み立てられました。
「助成」・「補助」・「委託」の違いから始まって、どうすれば被災地の方々に市民活動団体がお役に立てるのか、たくさんの知恵をいただきました。

一定規模の予算を預からせていただくためには、これまではどうしても福祉の世界なら社会福祉法人など組織も経営も安定している所が受け皿になることが多かったのだと思います。
自閉症の世界では知的障害を持つ方の支援に実績のある組織が行政も委ねやすいのは実態です。
でも、「ややこしさ」・「育てにくさ」という観点からは、自閉症/発達障害に「特化」して支援を考えてきた組織も活用していただきたいと願っています。
今の私たちに出来ることは限りがあるかもしれませんが、「スペシャル・ニーズ」の方々にしっかりと支援が届けられるように、知恵袋の皆さんと共に諦めずにアピールを続けていきたいと願っています。

Posted by 伊藤 あづさ at 23:07 | 今日の学び合い | この記事のURL | コメント(0)
一生懸命生きている人たち [2011年12月19日(Mon)]
「どんなに重い障害があっても地域で当たり前の生活がしたい!!」そんな願いを持って懸命に生き、この震災時に大きな役割を果たしてくれている人たちがいます。
中心となっている及川君は大学時代の教え子の一人。
(電動】車椅子の人には「ユニバーサルバリア」とも言うべき配慮の少ない学内環境の中、毎日お父様やお母様、支援者の方たちに支えられて卒業しました。
成績も良かったはず。本当に学ぶことに貪欲でした。
でも結局一般の方たちのように就職することは難しくて、市民活動の場で彼は活躍するようになります。
“生活できているのかな…”
とずっと気がかりでいましたが、障害者年金の他に、ちゃんと収入を得ることが出来ていると聞き一安心。

発災直後は「物資提供」で彼らのお世話になった重度の障害の方が多く、しかもそれまで支援者でもなく、会員でもなかった方々にも分け隔てなく必要な物をご自宅まで届けることをしてくれたと、息子の同級生のお母様から聞きました。
少し落ち着いてきてからは、南三陸や登米などで輸送サービスを引き受けてくださっています。
仙台に拠点があっても、被災地のことを忘れず、さらに支援団体の応援もしようとしてくれています。

彼らをサポートする職員の方もみ〜んな素敵。
大切に彼らをケアし、言葉の不自由な方の通訳者となり…
「地域で当たり前の生活をしたい」という願いは、私がいつも想う
「尊厳の保たれたその人らしい生活の実現」
とも重なります。
一生懸命生きている人たちが、これからも幸せであって欲しいと願い続けます。
『自閉症/発達障害のある人たちが生きやすい社会、ひいてはすべての人が生きやすい社会を実現していくこと』
を、たくさんの志を同じくする方々と叶えていけたら幸せです。
Posted by 伊藤 あづさ at 20:19 | 今日の出会い | この記事のURL | コメント(0)
行けなかったATAC [2011年12月18日(Sun)]
ATACカンファレンス2011京都行けませんでした。
残念です。

一番の表向きの理由は
昨日仙台市障害者支援課・障害者就労支援センター・更生相談所共催の「就労セミナー」があったため。
参加させていただいて“良かった”セミナーでしたのでまぁ行けなかったことを納得。
そして仙台にいたから息子のコンサートデビューにも付き合えたし…

と、言いつつプログラムやtwitter上での情報を観ると「未練」もタップリ。
“来年こそ”
と思っています。

今年のご案内は
「ATACカンファレンスは「テクノロジー」と「コミュニケーション」をキーワードに,社会の中で困難さを抱える人たちを支援する技術と考え方を多くの人と共有するために1996年から毎年開催されています。教育や福祉の現場ですぐに役立つ技術や考え方を専門家が分かりやすくお話しします。」
と主旨が書かれています。
ここで出会った仙台市内の高専や支援学校の先生方と始めた勉強会「楽暮(らぼ)プロジェクトも、地道に続いています。
だけど…
広がらないね。

支援学校や支援学級で興味を持っていただけないし、「療育支援」として取り組んでくださるところが本当にないですものね。
来年はこの分野も再び中心活動の一つとして取り組んでいきたいなと考えています。
仙台が変わらないなら、被災地から変わっても良いわけだし。
「楽しく暮らす・暮らしを楽にする」ためにAACの活用方法を知っていただいて、こどもたちの未来が広がれば良いですね。

Posted by 伊藤 あづさ at 19:39 | 今日の学び合い | この記事のURL | コメント(0)
コンサートデビュー [2011年12月17日(Sat)]
数日前、お世話になっている中間支援組織の方からご連絡をいただき、
「復興支援として「ドーリーム・モーニング娘」のコンサートチケットをくださる方がいらっしゃるのでいかがですか?」と声をかけていただきました。
息子に
「行く?」
と聞くと
まさかの
「行きます!」の返事。

“大丈夫かいな…”
と思いながらも今夜のコンサートに行ってきました。

9名の方がご招待をいただいたのですが、寄贈者の条件として、メッセージボーを一文字ずつ持つこと。
(「が・ん・ば・ろ・う・と・う・ほ・く」)
そのタイミング指示を守ること。
など、<やってみなきゃ解らない>こともありましたが、息子は手渡されたペンライトをノリノリで回し…
合いの手の手拍子も初めてとは思えないナイスタイムミングで合わせ…
足腰弱ってきている母には相当辛かったスタンディングも難なくこなし…
二時間後には
「面白かった〜!」。

着ぐるみショーには全く興味を示さず
ヤマハ音楽教室の体験を3分でリタイアし
「観たい」と言って入った映画館で本編が始まって1分で「帰ります」と言われ…
武勇伝(?)を数々残してきたかつての姿から
“こんな日がくるなんて…”
と母は嬉しかったな。

16歳の今時の男の子好みのタレントさんとはチョット違ったけど、(息子のお好みはナッチでした)「青春」してたよね。
次は「嵐」に母を連れてってね。
Posted by 伊藤 あづさ at 22:15 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
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