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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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加藤潔先生のご本の紹介 [2015年11月04日(Wed)]
敬愛する加藤潔先生のご本が出版されました。

発達が気になる子の「ステキ」を伸ばすかかわり方
加藤潔
明石書店
・こんなことに悩んでいませんか?
・ポジティブな見方で発想を転換!
・子どもをその気にさせるコツ&ツボ
という三段構成になっています。

表紙やタイトルから学齢期のお子さん向けと思われるかもしれませんが、事例を置き換えて考えれば成人の方にも充分当てはめて考えることができる内容です。

例えば、靴下の履き方を教えるのに、最後の工程から教えるというのが出てきます。そしてそのなかに
「最後を知っている人は最後までやろうとするものです。」
という文が出てきます。あらためて素敵だなと思います。素敵が沢山込められています。

事例を置き換えて、働くという事の最後を知っているという事は、お金を使う喜びを知っている、あるいは社会参加をしたという充実感を知っているということが挙げられるのかもしれません。
その人が、どのくらいそのことを知っているかなど個別の対応になりますから、本に書いている例をそのまま真似て必ずしもうまくいく訳ではありませんが、沢山の知恵やヒントに出会えます。

初めて加藤先生のセミナーを受講した時の衝撃は忘れられません。
発達障がいの子と生活するって、とっても楽しいことなのではないかと思いました。
そのセミナーから仙台だけでなく他県にも多くの加藤潔ファンが現れ、セミナーでの毎年の再会を心待ちにされています。

本人だって親だって、もっとちゃんとやりたいのにできない自分を責めてしまうのです。
そこに「そんなに悪くないよ。結構いいよ。」と、全体に話しているのに、個人に向けられたかのようなエールを届けてくださる感じです。
評論家ではない加藤先生の現場感も人気のひとつだと思います。

最後の章は、「親としてのありよう」というタイトルで加藤先生から親御さんへのメッセージが書かれています。
何度読んでも泣いてしまいます。
なぜ涙が出るのか。疲れだったり、不安だったり、感謝だったり、感動や喜びも、その他の沢山の気持ちが入り組んだ複雑な気持ちは、子育てのトップランナーの一人としてのものなのでしょう。

ぜひぜひお手に取って、お子さんのこともご自身のことも「お互いけっこういいやつじゃん。」と思ってください。もちろん、支援者の方もぜひ。けっこういい支援者を目指しましょう。 スニフ
Posted by 伊藤 あづさ at 17:16 | 図書紹介 | この記事のURL | コメント(0)