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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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対人コミュニケーションの考え方 [2014年08月20日(Wed)]
「SSTはやらないんです。」
Schaleも「しゃ〜れ」も一貫した考え方です。
中高生の、特に知的な遅れのないお子さんをお持ちのお母様たちからは「SSTをやって欲しい」と良く言われます。
でも
「やりません」
何故?
まぁ、いくつか理由はありますが、
・そもそも私たちのこどもは、場に応じたやり取りややりこなし方が苦手なのだけど、机上で、ある設定された場面で練習をしたことが般化し難いから。(だって自閉症や発達障害なんですもの)
このことは本当に自閉症を学んでいないとスンナリと受け入れられないかもしれません。
親御さんのニーズに応えきれないことから、表面的なグループセッションをやってしまうかもしれません。
発達支援をしている中では、もしかしたら少数派かもしれません。
Kaienの鈴木社長も同じ考え方を持っていらっしゃいます。
「当社では、ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、プログラムとしては実施していません。それは、発達障害の方には、なかなか知識としてソーシャルスキルを身に着けてもらっても、実際の場面への応用力が効きにくいことが挙げられます。ごく基本的な事はSSTで身につき有効だと思いますが、職場での微妙なやり取りで苦戦している場合には、SSTですと少し力不足です。
かといって、当社も対人コミュニケーションの具体的なプログラムを作っているわけではありません。むしろ職場に近い環境にして、様々な生きたコミュニケーションの場を作ることで、対人力を磨いていただいています。上手に、安心できる環境の中で失敗することが、コミュニケーションに自信を持つために最も有効だと考えているからです。」
はい。そういうことです。

Schaleは「かりそめの職場」であれ。
スタッフに強く強く求めています。
利用者の方には上司の視点を持って。
「事件は現場で起きる」んです。
その時、どう利用者の方に対応するか。そう、鈴木社長が仰る「生きたコミュニケーション」の場が「Schaleおおまち」という環境の中なかにあるのです。

大人と大人。
大人と子ども。
子どもと子ども。
「場に応じた」やりとりや、行動、やりようのある方法の具体を知ること…現場でリアルタイムに。
これからも変わることはありません。

Posted by 伊藤 あづさ at 22:59 | 今日の知恵 | この記事のURL | コメント(0)
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