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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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カイパパさんのお手紙から [2013年01月09日(Wed)]
仙台は朝から雪が降り始め、シンシンと降り続いています。
今夜にはきっと積もっているでしょう。
息子は、冬休み明けの日程を勘違いしていたウッカリママが、脳波検査の予約を昨日取っていたために昨日の年明け初登校は欠席。今日から出かけていきました。
雪が降り始めると毎年、片道22Km超えの送迎が億劫で仕方ありません。
“一人で学校に行けるようになってほしいな…”と思いながらも、ずっと“ヨシやろう!”と決意を固めることもせずに、もう11年学校への朝の送迎をしています。
それでも、“いつかは必要なスキルだよね…”と、思っていたところ、昨年末こんな報道がありました。http://www.asahi.com/national/update/1228/OSK201212280056.html
FacebookやTwitterをご覧になっていらっしゃらない方も多いかと思いますので、ここ数日、私と大切な同志カイパパさんの発信から巻き起こっていることをお知らせします。

この記事に対して、カイパパさんは、昨日メッセージを発信されています。http://kaipapa.livedoor.biz/archives/52449928.html
この記事を読んで、私は自分のウォールに書き込みました。

『少し前、世間は少しだけ騒ぎました。
でも、もう忘れてるよね。

私はドリプラのプレゼンで夢がかなう前の姿として
 だけど現実は厳しかった。
 子育ての悩みも,将来への不安も,日に日に増すばかりだった。
 「あったらいいな」はどこにもなかった。

 電車で自閉症の人と出会うと目を伏せる人。
 次の駅で車両を変える人。
 寝たふりをする人。
 疎ましい存在と思われているように感じて、とっても辛かった。

って表現した。
そして叶った姿として
 もう電車でこーちゃんたちに出会った時に目を伏せる人はいない。
 次の駅で車両を変える人もいない。
 寝たふりをする人もいない。
 誰もが何事もなかったかのように自然に振る舞ってくれる。
って描いた。
電車やバスの中での私たちの子供への世間の視線は、今の社会での受け入れられ方の象徴に様に思っています。

幸太朗も一人ではバスに乗りません。本当は乗れるだろうけど(現にヘルパーさんと離れて座ってみたり、地下鉄の切符も一人で買ってるし、乗換も出来ていることは確認済み)、“もし…”って思うと、私が手放せないでいる。
そしていつか淳さんのようにお手紙書いて、バス会社に直接幸太朗の写真を持って行って、「もし大きな声が出たり、ブツブツ喋っていて周りの方の雰囲気が怪しくなったら『彼は自閉症です。それだけです。皆さんに危害を与えたりしません』って言ってください」って、そんな風にお伝えしに行こうと思っています。』

実は一昨日は、学校の先生やカイパパさんと同じように私たち親の願いと学校の現実との乖離状況に関してやり取りをしていて、私が描いたこの電車のシーンをお伝えしていました。
するとカイパパさんは
『あづささん、昨日、ドリプラでの言葉を読んで、「同じだな……」と思って、ようやく今日ブログに書くことが出来ました。カイは一人外出は、、難しい。だから、一人で外出している自閉の人を見かけるたびに、「すごいな!」「がんばれ!」と応援しています。もし何かあれば、体を張って守ろうと静かに思っています。そんなふうに見えないだろうけど。僕は味方だ!と心の中で叫んでいます。』
って。
“100日かけて向き合って、伝えたことが、初めて同じ子を持つ親御さんの支えになったんだなって”って確認できたことがとても嬉しかったです。

このカイパパさんのブログを読んでくださった方からの反響が広がっています。
「全日本手をつなぐ育成会」常務理事の田中さんは
『移動支援や行動援護の従事者の皆さんに是非読んで頂きたい内容です。行動援護のスキルアップセミナーでは過去に野澤和弘さん、大屋滋さんに、父の思いを語って頂いていますが、次回はカイパパにお願いしたいところです。ダメダメだった高校生にも再生の機会を用意しようとするカイパパ。いい感じです。』と。

岐阜で特別支援学校の先生をしておられる方は
『障碍のある子を理解してほしい、そして、彼らが困っていたら手を差し伸べてほしい。私ができることは、彼らのことを多くの方に知って頂き、どう手を差し伸べてくれるといいかを発信していくこと。まずは、交流学習で来校した生徒さんや学校を訪問された方に正しく理解して頂き、どう関わってほしいかを伝えていくことだと感じます。一人でも理解者を広げていく そんな働きかけをしたいです。』と。

こうままさんは
『大事にされる、尊重される経験が足りなかったのかな?
優しくなれないのは、優しくされた経験が少ないからかな?

優しい気持ちは伝染するよ。

そう信じて
伝え続ける。

負けるが勝ち。(負けるもんか。と実は同意)』
と。

カイパパさんのように手紙を書こうと行動したり、私やこうままさんのように地域に関係機関に直接伝えに行くことができる方ばかりではないと思っています。
だけど、どこかで誰かが声を上げていかなければ社会は変わり難いのも現実。
だからこそ、こうして行動することを決めたカイパパさんを、このカイパパさんのブログの記事を、広げてください。
よろしくお願いいたします。


Posted by 伊藤 あづさ at 10:46 | Autism awareness | この記事のURL | コメント(0)
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