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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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何が大事? [2013年01月07日(Mon)]
新しい年を迎えて、今日から事業が動き出しました。
シフト制で人的配置をしているSchaleは、年始だからと言って所定休日や遅出の人が気を利かせて始業時間に揃うわけでもなく、いつも通りに始まりました。
利用者の方は…
就労移行の成人の方の中にはお休みがポロポロ。
ご連絡をいただく電話の内容に、新年早々“複雑…”と、同時に“あ〜。また準備が足りなかったな…”と猛省。
ご本人の「働く」ことへの意識付けはもちろんですが、ご家族へも日々のご家庭での対応や「発達障害らしく」反応する行動への対処を、共に共有し、共に考え、社会参加をするための手立てを整えていかなければならないですね。

国の制度も動きがあって、「就労以降支援事業」はもしかしたら大きく様変わりをするのかもしれません。
ご本人にとって、ご家族にとって、社会にとって「働くことの価値」の整理とその先の水先案内。
そして
「働かない」選択も含めて、「ご本人の価値・社会での役割」と向き合う一年になりそうです。

私は、自分が向き合ってきた「夢が叶った姿」を、こんな風にまとめました。

『人の命が繋がれる限り、どこかで「生きにくさ」を持ったこどもたちは必ず生まれます。
でも、もう未来をあきらめなくても良いのです。
「一人で」頑張らなくても良いのです。
その子のままで尊重され、安心した生活を送ることができる。
「当たり前」をあきらめない。そんな社会が、ここにあります。

こーちゃんたちの「未来」のために私は決して諦めることはしなかった。
それは

「おかあさん」だから。

自閉症のその人として
当たり前に 働く
当たり前に お給料をもらう
当たり前に 税金を払う
当たり前に プレゼントをする
当たり前に カラオケで歌う
当たり前に 好きな趣味を持つ
当たり前に 恋をする
当たり前に 家族と暮らす

そんな「当たり前」に囲まれて「かわいいこーちゃん」は明るく脳天気で素敵な青年になりました。
人に愛され、ほめられ、役に立ち、必要とされる
そんな自慢の息子に育ったことが私の『誇り」です。

もう電車でこーちゃんたちに出会った時に
目を伏せる人はいない。
次の駅で車両を変える人もいない。
寝たふりをする人もいない。
誰もが何事もなかったかのように自然に
振る舞ってくれる。

自閉症の人たちを、その文化を
知ってもらって
認めてもらって
尊重してほしい
そんなお母さんの夢は叶いました。
今 こーちゃんたちは安心にあふれた素晴らしい人生を送っています!』

昨日は「ATARU」を観ながら、「ややこしさ」を持つこどもの親御さん・兄弟・そしてご本人を含めた「家族の姿」が切なくて切なくて、さんざん泣きました。
「働く大人」になりたい・なって欲しい…当たり前の願いです。
一方で「働かない」選択があっても良いのだと思っています。
その時
「人に愛され、ほめられ、役に立ち、必要とされる」ことを、ご本人やご家族がストンと受け取っていて下さればそれも良いのだと…

みんなが「幸せ」な自分を好きでいて欲しい。
少しでも気を抜いてはいけないことを、改めて覚悟する仕事始めでした。

Posted by 伊藤 あづさ at 11:35 | 今日の感慨 | この記事のURL | コメント(0)
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