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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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基盤整備は整った? [2012年05月17日(Thu)]
NHKニュースで以下のことを知りました。

障害者の雇用率 2%に引き上げへ
就職を希望する障害者が増え続けていることから、厚生労働省は、企業に義務づけている障害者の雇用率を現在の1.8%から15年ぶりに引き上げて2%とする方針を固めました。
企業に対し、障害者を雇用した際に支払われる助成金の制度の活用を呼びかけるなどして雇用を確保していく方針です。

障害者の雇用を巡っては、現在、従業員が56人以上いる企業に対し、全体の1.8%以上の障害者を雇用するよう法律で義務づけています。
障害者の社会参加が進むなか、自立を求め、仕事を探す障害者は年々増え、昨年度の求職者は18万2000人余りと、5年前よりおよそ20%増加しています。
このため、厚生労働省は企業に義務づけている雇用率を1.8%から2%に、また、国や自治体は2.1%から2.3%に、そして、都道府県の教育委員会は2%から2.2%に、来年度からそれぞれ引き上げる方針を固めました。
障害者の雇用率が引き上げられるのは平成10年以来、15年ぶりです。
一方で、義務づけられた雇用率を達成している企業は去年6月の時点で45%と半数以下にとどまっていることから、厚生労働省は、企業に対し、障害者を雇用した際に支払われる助成金の制度の活用を呼びかけるなどして雇用を確保していく方針です。
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昨日は志賀利一先生から
昨日厚生労働省から公表された、「平成23年度・障害者の職業紹介状況等」から毎年作っているグラフです。
20120517.jpg

障害別の就職件数を表してます。公開資料では3障害を重ねたグラフを作っていないので、いつも手作業です(5分あれば出来る程度のちゃちなものですが)。
職業別の就職状況など詳細なグラフで参考になるのものはけっこうある資料です。最後の解雇者数は、就労支援の参考というより、日本の景気状況をかなり正確に表しているように思います。そう考えると、昨年は、最近10年の中でもっとも景気がいいということになります。実感はないけど、事実かも知れません

という情報もいただきました。
仙台市の障害者就労支援センターさんからも企業見学会や体験会のご案内もいくつかいただくようになっています。
恐らく、障害のある方も、就職の入り口は開かれてきているのでしょう。
ただ、私たちの役割として「自閉症/発達障害」のある方への特化した支援をさせていただいていると、本当に「働く」ための基盤整備は、“外的環境だけではダメなのでは…”と感じることがとても多いものです。
それぞれの方の長い育ちの中で「オリ」のように溜まっている「スッキリとしないこと」がとにかく多いと感じます。
障害受容・自己受容・自己理解・生活習慣・体力・金銭感覚・親御さんとの関係性・俯瞰力・自己肯定・過敏性・自他の認識…「社会性」と一括りに出来ない数多くの「生き難さ」が、一歩進めば二歩後ずさりをしたくなるほどのしかかってくる「現実」。

それでも、私たちは信じ続けます。
「自らの人生を創り上げる力」は誰もが持っていることを。
「役割」を持たない人生なんて、誰一人ないのだということを。
ご本人やご家族に伝え続けていけたら幸せです。
そして「成人期に幸せな人生」を叶えるためにもがき・苦しみ、学び続ける集団であり続けたいと願います。
Posted by 伊藤 あづさ at 19:38 | Autism awareness | この記事のURL | コメント(0)
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