• もっと見る

虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


プロフィール

ぶれいん・ゆに〜くすさんの画像
<< 2023年05月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
白熊の女房
広がれ虹の環 (03/19) 白熊の女房
労働力 (09/01) 伊藤 あづさ
うっとり… (04/12) 鈴木
うっとり… (04/09) 伊藤 あづさ
心のコンパス (12/25) ながた なおこ
長いタイトルですが… (12/23) ながた なおこ
心のコンパス (12/23) 伊藤 あづさ
1年の時を経て (11/20) ちあき
1年の時を経て (11/14) 伊藤 あづさ
13日の金曜日&仏滅 (09/18)
日別アーカイブ
月別アーカイブ
リンク集
長いタイトルですが… [2013年12月20日(Fri)]

私には、全国に数人「ASD48」なんて名づけている、障害のある子を持つ素敵なお母さんたちの仲間がいます。
先日愛知の「むそう」を見学させていただくにあたって、尽力くださっが永田尚子さんが、ご自身のお子さんの自立に向けた日々を知らせてくださいました。
わが家でも、来年4月に向けて、今「外」へ出してみようかと模索中。
本人の望む「専門学校(みたいな雰囲気の事業所)」と、暮らしの場をセットで探すのはなかなか大変です。
3月中に決まるのかな…と不安もよぎりますが、まぁ、最悪(?)の選択肢もすでに計画の中には入っています。

いつかは親とは離れて暮らすことになるわが子との親離れ・子離れのタイミングは、本当に戦略と方略の両方が必要なのだと痛感する日々。
永田さんの想いが胸に響きます。

(以下転載)
「グループホームという名でも、そこに至るプロセスによっては、入所と変わらなかったりして・・・.」

なんて、長いタイトルですが…。

長女がグループホームを利用し始めて、一か月が過ぎた。

前にもFBで書いていたけれど、帰ってきたときの我が家は、淡々としていていつもと変わらない。

変わったことは、彼女の持ち物が少しずつ、ホームに移動していることぐらい。

こんな風に少しずつ、ホームの部屋は彼女仕様に、好きなものに囲まれて、

暮らしやすくなっていくんだなあと思う。

去年の五月に認知症の母が腰を痛め、その介護のために、長女は緊急でショートに行くことになった。

元々、うちの場合はグループホームを早く利用させたいという親の思いもあり、

たまたまグループホームのお試し用の部屋が空いていたので、

そのまま、お試しからグループホームの利用もありかなと考えていた。

着替えのこともあり、母のことも一息ついたので、長女を迎えに行った。

彼女は家に帰りたそうだった。

グループホーム利用に向けて、それからも月に一回ずつぐらいショートを利用した。

そのたびに、いろいろ彼女が好きそうな物を持たせようとしたが、

着替えと洗面用具しか持っていかなかった。

そのうちショート先でいろいろなことが起きた。

そして、ショートに行かなくなった。

「おかあさんが用事で遅くなると一人で困るでしょ?」と聞く。

「だいじょうぶ!ひとりで・・・。」と言う。

ひとりで、生のソーセージやキュウリやトマトをいれた加熱してない味噌汁を作り、

帰ってきた私に、よそおってくれた。

真っ暗な中で、大きな声で歌を歌っていた。

おバカな私はようやく気が付いた。

彼女は、私の都合でショートに行くぐらいなら、お家でひとりで頑張りたかったのだ。

いくら帰りが遅くても、高校生の次女を人に預けたりはしない。

知的に障害があるとはいえ、彼女はお姉さんなのだ。お姉さんのプライドがあるのだ。

長女は人が大好きだから、お泊りは嫌いじゃない。

でも、ショートにしても、グループホームにしても、

親の都合だったり、親の想いだけだったら、NOなんだ。

あくまで、彼女が主体でなきゃダメなんだと思った。

たとえ、形態がグループホームであっても、

たとえば本人のために一生懸命考えても、

親と事業者だけで話し合って準備してしまえば、

それは彼女にとっては自分事ではない。

彼女の中に、自分のことを尊重してもらったという思いがあって、

自分事として感じられるようなプロセスをたどって、

ようやくホームはホームとして受け入れられるんだろう。

彼女が生きてきた22年を知ろうとしてくれ、

今の彼女を尊重し、一緒に生きていこうとしてくれるスタッフに巡り合え、

彼女は最重度の知的障害がありながら、

山あり谷ありの人生を、当たり前に暮らしていくんだろうなあ・・・。

お母さんも、自分の人生、精一杯頑張りますね。

Posted by 伊藤 あづさ at 17:14 | Autism awareness | この記事のURL | コメント(1)
コメント
通園施設では、「超過保護」と言われ続けた「おバカな親のつぶやき」で、お恥ずかしい限りです。

でも、すごくうれしいです。ありがとうございました。
Posted by:ながた なおこ  at 2013年12月23日(Mon) 23:11