~時代の変化のとき 8~
先日ボラみみのYouTube企画「ボラちゃんねるず」で、名工大の白松先生と「~市民活動とChatGPTを考える~」という対談番組を行いました。
ChatGPTは言葉を使って操作できる優れたAIで、市民活動の分野でも活用できる可能性をたくさん秘めています。例えば、市民活動では、なかなか収まらない白熱した議論が行われることがありますが、そんな時、ChatGPTで論点整理をしてもらうことで、「お互いに同じことを言っているよ」と議論を収束させ、次に進めてくれるようになるかもしれません。
また、ChatGPTで複雑な社会課題の論点整理をしたことを人が事前に学習しておくことで、特定分野の知識が浅い人でも議論に参加できるようになるなど、人々の学習速度を格段に上げてくれる可能性もあります。使い方によっては、これまで進まなかった対話型の議論が進むようになるかもしれません。
一方で、著作権や知的財産権侵害への懸念などがマスコミでも取り上げられています。高度に進化した道具に対しては、使う人の能力やモラルも求められます。(続)
ニュースレター「みみ通信」Vol.85(2023年7月発行号)より
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