こんにちは。ボラみ展責任者の戸村京子です。ボラみ展の責任者になったきっかけは、たまたま求人があったことです。責任者が務まるか不安でしたが、挑戦してみることにしました。
●ボラみ展への期待
私がボランティアを始めてから、かれこれ17年が経ちます。
私がボランティアを始めた動機は、目の前にある問題を解決しようとしたことでした。
しかし、世の中には、それ以外の理由でボランティアを始める人もいらっしゃるようです。多くの方がどのようなきっかけや気持ちからボランティアに参加するか、大変興味があります。
ボラみ展を通じて、他の方々がボランティアを始めるきっかけを見届け、その理由と情熱に触れたいと思っています。
ボラみ展の準備は着々と進んでいます。当日、体験コーナーでは来場者がどこで足を止めて何に興味を持つか、ブース展示コーナーでは各団体がどのように来場者を引きつけてくれるか、今から楽しみです。
●ボランティアは人と人のかかわり
当日ボラみ展をお手伝いしていただくボランティアを一般から募りましたが、応募の出足が鈍く、十分な数のボランティアが集まるか不安でした。しかし、私が今まで築いてきたネットワークを活用して、十分な人数を確保できました。このように、人と人のつながりには大きな価値があります。
決して数は多くないのですが、募集広告を見て応募してくださった方もいらっしゃいます。初めて会う方ばかりで、ボラみ展当日にスムーズに運ぶかどうか、不安でいっぱいです。その不安も、今日 (27日) の説明会で実際に顔を合わせれば解消されるはずです。せっかくつながりかけた縁です。この縁が切れずにつながったら、こんなうれしいことはありません。
ボランティアに参加される人には、チャンスが待っているかも知れません。そのチャンスをつかんで、新しいステップを踏み出してほしいです。

写真: ボラみ展に向けて熱い思いを語る責任者 戸村京子。
●ボラみ展は「体験型」
私が責任者に就く前に企画されていたボラみ展は、まさに就職企業展のボランティア版でした。
しかし、ブース内での面接だけでは地味に過ぎます。
体験型の要素を加えようと、私からいくつもアイデアを出しました。
各団体のブースでちょっとした体験ができる企画もその1つです。単なる採用面接ではなく、実際に体験してみることで、ボランティアに参加するための一歩が踏み出しやすくなるのではないでしょうか。
また、
みみラインきっかけ講座では、実際にボランティアをされた方の体験談を聞くことができます。
牛乳の試飲やヨーグルトの試食、自然食のお弁当やフェアトレードのコーヒーなどの企画も盛り込みました。ここでも、17年に及ぶボランティアで培った人脈がいきています。
ボランティア団体やNPOが食品を提供するとなると、とかく社会的弱者の支援がクローズアップされがちですが、そんなことより、まず味わってみてください。おいしいんです。とにかく、おいしいんです。もちろん、おいしいだけでなく、国産・天然の材料を使い、安全・安心にも配慮しています。
さらに、
ミニコンサートとして「
これがおわりのホレホレバンド」にも参加をお願いしました。このバンドの曲にはいつも励まされます。ぜひ、みなさんにも聴いてほしいです。
このように、ボラみ展はただのボランティア採用面接ではなく、体験型のボランティア説明会になっています。
28団体それぞれが、たとえ人数は少なくても新しいボランティアを獲得できれば、大きな力になります。ボランティアに参加される方にとっても、新しいチャンスが出現することになります。
ボランティアは人と人のつながりです。多くの人がつながることを願っています。
●ボラみ展の仕上がり具合は……
いろいろな苦労があって、何とかここまで来たという感じです。
ボラみ展の展示は幅広い分野にわたっており、さまざまな選択肢があります。中には身近なテーマもあります。必ず興味の対象が見つかります。ボラみ展当日は、面白かったと思ってもらえるはずです。
きっと得るものがあります。ぜひお越しください。お待ちしております。
(ボラみ展は、2008年10月5日に愛知淑徳大学 星が丘キャンパス1号館で実施します。場所や日程などの詳細は
こちら)
(取材&執筆: 水谷淑見)