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TOP / 代表の“ちょっと言いたい”
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2019年03月28日

代表のコラム　第55回

第55回　代表の“ちょっと言いたい”「ボラみみ」の成り立ち　番外編　～ボランティアを促進する理由①～「メンバーの力」の連載は少しお休みして、私たちが、なぜ苦労してボランティア情報誌を発行しているかを書いていきます。これからお話しすることは、皆さんの生活と密接にかかわっています。今の世界は社会問題に満ち溢れています。そして、一見、豊かな生活を送っている日本も社会問題に満ち溢れています。日本の6分の1の子どもたちが貧困であることは、『ボラみみ』の誌面でも取り上げてきました。それだけではありません。「虐待」「DV」「体罰」「いじめ」「自死」「差別」「格差」「高齢化」「介護」「孤立死」「水害」「地震」……、あげたらきりがありません。そして、もはや誰ひとりとして、避けて通ることはできない時代になっています。（続）
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2019年03月21日

代表のコラム　第54回

第54回　代表の“ちょっと言いたい”「ボラみみ」の成り立ち（36）～メンバーの力㉑～定年したらボランティアを始めようと考えて、定年前にボラみみの事務所を訪問したMさんは、当時対応した事務局のOさんに、「そんなこと言わんと、すぐに来て！」と言われて、前倒しで活動を始めたという。校正作業や発送作業への参加を皮切りに、いろいろな場面でボラみみの活動を支えてくれた。デザインの仕事をしていた経験を生かして、広告のデザイン作成を引き受けてくれた。また、イベントのブースデザインを手掛けた経験もあり、ボランティアのマッチングイベントなどでは、出展する団体の看板制作を引き受けてくれた。看板制作では、見事なレタリング技術で、印刷したかのようなきれいな文字で書いた看板をいくつも作ってくれ、イベントを裏方で支えてくれた。この頃に作ったボラみみの看板は、今も事務所の入り口に使っている。現在は発送作業に参加して、ボラみみのスタッフが引き取りに来る『ボラみみ』の梱包をいつも引き受けてくれている。（続）
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2019年03月14日

代表のコラム　第53回

代表のちょっと言いたい第53回～「ボラみみ」の成り立ち（35）～メンバーの力⑳～「ボラみみの成り立ち　メンバーの力」を読んでいるスタッフから、「十数年も前のことを、よくそんなに覚えているね」と言われた。その時には「忘れるわけないでしょ」と答えていたが、実はNさんの原稿を基に書いていた。Nさんも「ＮＰＯプラザなごや」の管理団体でボランティアをしている時に、ボラみみに関わるようになった。2002年から2004年まで「みみ通信」の連載記事「ボラみみより情報局の成り立ち」の取材執筆をしてくれた。この記事を読み返し記憶を呼び起こしていた。彼女は法人チームで書類作成や記録も担当していた。ボラみみは、スタッフの数が増え、チームに分かれた活動に進むと、スタッフ同士のすれ違いが増え、誰が何をしているかが見えにくくなった。情報を共有するために日誌が書かれるようになったが、事務所に来れないスタッフには共有できない。そんなスタッフにも共有できるようにと、ボラみみ日誌を毎週スタッフメーリングリストに流す「ピックアップ」がはじまり、すでに700回を超え、今も続けてくれている。（続）
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2019年03月08日

代表のコラム　第52回

代表のちょっと言いたい第52回 ～「ボラみみ」の成り立ち（34）～メンバーの力⑲2002年6月、ボラみみより情報局の法人チームが9名のメンバーで立ち上がった。その中に、ボラみみが入居する「NPOプラザなごや」の管理団体でボランティアをしていたSさんがいた。公務員であった彼は、法人チームで、ボラみみに相応しい定款の作成に関わってくれたほか、NPO法人の設立後は、組織運営に関わるために理事に就任してくれた。彼は「法人化はあくまでも過程で、組織がどう育っていくかが重要である」と言っていた。民主的な組織になるためにはNPOの組織基盤となる「人」が大切だと考え、中でもボラみみの理念に賛同して会員になってくれる人をつなぐ会員チームを重要な活動と見ていた。ボラみみの「ミッションストーリー（※）」を書いて、会員の広報を常に考えてくれたり、たくさんいる会員一人一人に対応できるようにデータベースを整備し、毎月の会員更新の依頼や、更新してくれた方へのお礼状の作成などをしてくれた。現在も地道な作業を続けて、組織基盤を支えてくれている。※ミッション：社会的役割※ミッションストーリー：ボラみみの社会的な役割がどのような道を経て、社会を良くしていくかを書いた文章
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2019年02月27日

代表のコラム　第51回

代表のちょっと言いたい第51回 ～ボランティア活動を文化として根づかせる～先日、広島県福山市で開催された「ボランティア全国フォーラム2017」に参加した。「ボランティア活動を文化として根づかせる」という分科会の「鞆の浦・さくらホーム」の事例発表がとても衝撃的だった。鞆の浦はこの50年で人口が1/3に減少し、65歳以上の高齢者が45.2％にも上り、若年層や子どもの数は大幅に減少している漁師まち。また、「ボランティアは金持ちがするもの」と言ってボランティア活動をしない地域性があるようだ。そんな地域で「鞆の浦・さくらホーム」は、地域住民の徒歩圏域4か所に拠点となる施設を設置していた。専門職員が地域住民とつながりを作る「職員を地域化する」取り組みや、介護職と地域住民の連携による「利用者を地域化する」取り組み、福祉施設と地域住民の障壁を低くする「施設を地域化する」取り組みがいくつも行われている。それによって、ボランティアとは言わずに、小学生が登校前に高齢者宅を訪問する活動など、地域住民の助け合いが普通にある状況を作り出し、ボランティア活動が文化として地域に根づいていた
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2019年02月21日

代表のコラム　第50回

代表のちょっと言いたい第50回
posted by ボラみみ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 代表の“ちょっと言いたい”

2019年02月19日

代表のコラム　第49回

第49回 ～「ボラみみ」の成り立ち（33）～メンバーの力⑱月刊『ボラみみ』を創刊した2年目からは、助成金事業や行政の委託事業を受託できるようになってきていた。それにより、お金は少しずつ回るようになってきたが、経理事務の経験がない私は、事業で得たお金を適切に管理することに悪戦苦闘することとなった。事業によりそれなりに収入は入るようになったものの、資金的に運営はぎりぎりで、現金をショートさせることなく回していくための管理方法に悩んでいた時に、助言をくれたのがNさんだった。当時、彼女はボラみみの入居していたビルを管理していたNPOの会計事務を担当していた。彼女から予算管理の資金繰り表をもらい、ボラみみの事業予算の管理方法を確立していった。また、彼女は後にボラみみの法人設立にかかわり、ボラみみの理事となって、会計担当理事として、ボラみみの会計の仕組みを確立してくれた。この時の会計ノウハウは、現在のボラみみより情報局の組織経営に大きく影響している。（続）
posted by ボラみみ at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 代表の“ちょっと言いたい”

2019年02月12日

代表のコラム　第48回

第48回 ～「ボラみみ」の成り立ち（32）～ メンバーの力⑰代表の私は、設立当時から『ボラみみ』の発行ばかりに注力していた。そんな中、組織作りに尽力してくれたSさんがいる。設立メンバーの1人で、彼の活躍はそれだけではないが、法人組織としての組織的な原型は、彼がいなければできなかった。2002年6月から、9名のメンバーを集めて、法人化チームを立ち上げた。3か月の短期間で定款や会員規定の作成、認証事務を行う愛知県への相談、設立総会の準備を行った。9月15日には設立総会を開き、11月に認証申請し、3月に認証され、法人設立記念パーティーの開催、法務局への設立登記と慌ただしいスケジュールをこなしていった。もっと大変なのは、法人設立してからの運営だったが、定款に基づいた理事会の招集や開催、年度ごとの事業報告書の作成、定期総会の開催など、法人組織としてやらなければならない運営事務は、彼が総括してくれた。この時の運営事務のノウハウは、現在のボラみみ組織運営に生きている。（続)
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2019年02月05日

代表のコラム　第47回

代表のちょっと言いたい　第47回　あらためてボランティアを思う　「ボラみみの成り立ち」のシリーズをお休みして、今回は別の話題にしたいと思う。それは、11月5日（土）～6日（日）の2日間で、全社協主催の「ボランティア全国フォーラム2016」に参加し、刺激を受けてきたからだ。初日のトークセッションでは、「有償ボランティア」の話があった。20年以上前から議論され、一定の整理がされてきたのに、ここにきて、またこの問題が取りざたされてきているという。ボランティアの原則である「自発性」や「無償性」を考えると、「有償ボランティア」とはおかしな話であると思う。私が出会ったボランティアは、気付いた社会問題に対して自発的に取り組み、問題解決のための社会制度につないできた。ボランティアだからこそできる、様々な社会課題への自由な取り組み方があった。時代と共に変化することもあるが、忘れてはいけないボランティアの原点を振り返る機会になった。名古屋でこうした学習の機会を広げていきたいと思う。
posted by ボラみみ at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 代表の“ちょっと言いたい”

2016年10月04日

代表のコラム　第46回

代表のちょっと言いたい第46回　「ボラみみ」の成り立ち（31）～メンバーの力⑯～ボラみみは以前、名駅南の共同オフィスに事務所を構えていた。2001年頃、共同オフィスの他の団体で活動していたKさんが、ボラみみの活動を手伝い始めた。彼女は事務所の近くの会社でOLをしていたので、仕事の帰りに立ち寄っては事務作業を手伝ってくれていた。どんなことでもそつなくこなす彼女は、テプラで分かりやすく書類の整理を始めたかと思えば、私がつけていた資金繰り表を見て、私からその作業を取り上げていた。彼女のつける資金繰り表は的確で、私から必要な数字を端的に聞き取ることで、将来予測まで正確に出していた。そんな中、彼女からコスト削減の提案書が提出された。それまで郵便局で発送していた『ボラみみ』を宅配便に代えることで、月に約2万円節約できるというもであった。資金難のボラみみの財政を、資金集めとは別の視点で大きく支えてくれた。その後、彼女はボラみみのスタッフと結婚して関東に引っ越していったが、彼女の残したノウハウは今もボラみみの財産となっている。（続）
posted by ボラみみ at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 代表の“ちょっと言いたい”
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