週刊 行ったり 来たり
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二年ぶりに「一色さかな広場」の寿司屋『むさし』へ行った。四人掛けの椅子が6組あるだけのこじんまりとした店。広場自体は10時の開店だがむさしは11時から。店の外に多くの客を予想して椅子が置いてあり10時10分に行ったらすでに二人連れが一組いた。椅子の座布団はなんだか不潔っぽく何種類か色違いが置いてある。11時になると店の女性が注文を取りに来るシステムは以前と変わらない。名前を言って おまかせ二人 という具合に注文。店内に入ってもまた30分ぐらい待つ。同行者に言わせると”時間は自分たちで決めている 客を待たせているとは考えていないんだ”。ふふふ、その通り。
寿司職人が1メートル以上もあるハマチを担いで調理場へ入って行く。スタッフは女性が二人、二人とも無愛想だがきびきびしている。熱すぎてすぐ飲めないお茶を前に、しばし我慢だ。テーブルは一人客でも相席にしないところがいい。待ちに待った寿司は大皿に二人分を一緒に入れて運ばれてくる。真ん中に本物の竹の葉が敷かれ甘酢ショウガをこんもりと盛って、同じネタが二貫づつぐるりと皿を一回りしている。この盛り付けが独特なのとすし飯とネタが美味しいので長い待ち時間を辛抱しているわけだ。が、以前30代の知り合いを招待したら嫌がられてしまった。「こんなに待つの嫌だ。時間つぶすところもないし」、、、そうですか、確かに。広場といっても海産物や果物や野菜を売っているだけで関心のない者には退屈な場所か?後でカニの足を使ったあら汁が出るのだが、今回のものはカニの味が抜けていて残念だった。二年という時間がこうして味を変えてしまって支払いは50円値上がりとなっている。でもお寿司がおいしいことに変わりないんだから、また行きたいな。(N)
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