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2013年05月16日

ブログ起業論「人間だからできる仕事がある」

こんにちは! 日本実業出版社の前川です。

昨日5月15日は、明治大学で行われた久米信行さんの講義「ブログ起業論」を聴講してきました!

今回は、特別ゲスト豊島屋本店・吉村俊之社長とクリップ・島田昭彦社長のお二方のお話と、久米さんの講義の内容の、3本立てでレポートします。

1.豊島屋本店・吉村俊之社長のお話

豊島屋本店は慶長元年(1596年)の創業の老舗酒蔵メーカーで、吉村社長は16代目当主だそうです。慶長年間というと、豊臣秀吉の晩年にあたる時期です。江戸で最初に居酒屋を始めたのが豊島屋本店さんだそうです。

吉村社長からは、そうした会社の歴史のお話があり、日本酒の飲み方についてご教示いただきました。大学で日本酒の飲み方を教わるなんて素敵ですよね。

・「和らぎ水」と一緒に飲むといい
・氷を入れてもOK
・日本酒は温度帯でそれぞれの楽しみがある世界唯一とも言えるお酒

「日本酒は好きな飲み方で楽しめばいいんですよ」というお話でした。私はそれほどアルコールは強くないのですが、吉村社長の話を聞いていると、もっと気楽に日本酒も楽しめばいいんだなと思えました。

さっそく今日にでも豊島屋本店さんの日本酒を買いに行きます!!

吉村社長はもともとエンジニアで、その知識を日本酒にも生かそうとしたものの、「人間の五感まではデジタル化できない」というお言葉に強く感銘を受けました。

「日本酒は日本の文化であり、親子や仲間で飲み交わすこと、それも立派な伝承だ」という教えていただきました。

▼豊島屋本店
http://www.toshimaya.co.jp/

2.クリップ・島田昭彦社長のお話

そしてもう一人のゲストは、島田明彦社長です。「人、モノ、ことをクリップしてビジネスに」をコンセプトにクリップという会社を経営されている方です。

『おもてなしを世界語に』をモットーに京都・東京・海外、観光、海外進出支援などを行う事業プロデューサー。京都市中京区生まれ、実家は代々紋章工芸職人。東山高校、立教大学、文藝春秋スポーツ総合誌『Number』 編集部に10年在籍。幾多の海外取材で京都の魅力を再発見、2002年より京都の魅力を世界に、世界の方を京都に招くため、自ら国内外の多数のメディアに出演し、情報発信しています。
(ご略歴より)

私にとっては大先輩にあたるお方です。私が感銘を受けたのが、島田社長が編集しておられるのは、京都の魅力であり、人と町とものとことを国境を越えて結びつける仕事に取り組んでおられます。

物事にはストーリーがある。「現場百回」をモットーに京都の魅力を発見し「リ・デザイン」するーー編集の仕事の可能性を、紙媒体とは離れたところで追及しておられることに深く感銘を受けました。

▼クリップ
http://www.clip-fromkyoto.com/

3.久米信行さんの講義

いよいよブログの実践編ということで、この新著連載ブログの売り込んだご自身の経営者会報ブログをもとに、ブログを書くときのポイントを示されました。詳細については、講義ブログとご自身のフェイスブックページでくわしく描かれておられますので、そちらをご覧くださいませ。

ここでは久米さんの言葉で印象的なものの一部をご紹介します。

「円安で大変だと言っている人は、円高でも大変と言っている。
 経営者は円安でチャンスだと言い、円高でもチャンスだと言っている」

「営業は創造的ではないという人がいるがそんなことはない。
 人を感動させる仕事こそは機械にはできないもので、ここに創造性がある」

「どんな商品だって売れる力を身につければ食いっぱぐれることはない」

受講生30人のうち読んでいただいているのは2名。なんとも厳しい現実です! より読んでいただけるようにしていかなければ!! みなさんもご紹介いただければ、こんなにうれしいことはありません。

▼久米信行さんFacebookページ
https://www.facebook.com/nobukume
▼新著『起業を志す君に贈る33のエール』公開執筆ブログ開始
http://kume.keikai.topblog.jp/blog_detail/blog_id=6&id=19

御三方のいずれの話も非常に感銘を受けぜいたくな時間でした。

「人間だからこそ味わえる五感があり、人間だからこそできる仕事がある」ことを、3人の先生から教わりました。

久米さん、吉村社長、島田社長、あの場にいたみなさまありがとうございました。
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