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グアムの交番の一件で。[2014年08月15日(Fri)]

皆さん、こんにちは。

少し前のことになりますが、
日本では『WiLL』という月刊誌の7月号

「ハングルを街から追い出せ!」
(右派路線雑誌との噂通り、結構過激な印象の表題コピーですね;)

という記事が掲載・発売されていたのですが、
読まれた方はいらっしゃいますか?



この記事では、
グアムでのある出来事が取り上げられており、
グアムを知らない日本の方たちの間でも
それがネットで話題となっています。

在住の方はすでにご存じの方が多いと思いますが、
それは、

「タモンの交番」

にまつわるお話です。


昨年暮れにリニューアルオープンした
タモン地区にあるグアム警察派出所。

現在は英語で「POLICE」と
左側に大きく表記されていますが、
(ひと昔は確かKOBANという表記でしたよね)

数ヶ月前、
その反対側の右の壁に、それと同じくらい大きく
(タモン交番)という意味のハングル語表記が
なされたというものです。

(ちなみに、私はめったに観光街を通らず、
何が起こっているか、当時気が付いていませんでした;)

それだけ聞くと、

「グアムは在住邦人よりも韓国人のほうが多く、
 韓国人旅行者も昔より増えてきているから、
 そのためでは?」

と受け取ることもできますね。

ただ、
そもそも、この派出所は、23年前の1991年に
日本の旅行代理店のPMT/JTBの寄付
によって建てられたものなのだそうです。

う〜ん、

そうなると、やっぱり、
グアム政府のたしなみとして、

同時に日本語も併記できないのであれば、
ハングル語単独表記については、
とりあえず、空気を読んで
一生懸命「悩んで」欲しかった。。。

正直に言うと、
日本人としては、そう感じてしまうところです。

一方、私は、
この騒動が日本で活字となって、
ここまでの韓国人批判や
本土の慰安婦像騒動論議に飛躍しているとは
思ってもいませんでした。

結局のところ、

韓国人ビジネスオーナーからの寄贈品だったという
このハングル語の「タモン交番」サインは、

上記雑誌記事のグアム在住邦人の執筆者と
テノリオ副知事の元クラスメートのチャモロ人の方が、
テノリオ副知事へ本件について抗議し、
間もなく、取り外されたそうです。

客観的に侮辱や批判が認められるわけではない
寄贈の品を、取り外す必要まであったのかは
邦人の間でも意見の分かれるところだと思いますが、

ここは、日本企業の寄付に対する「恩義」や
「日本人ツーリストの感情」
「ローカル代表の意見」を尊重した、
ということなのでしょうか。。。

副知事にしてみると、
11月の選挙を目前にして、
米国籍韓国人の票数は貴重でしょうから、
あまり好ましい事態ではなかったでしょうね。


さて、この一件、

米国本土ではいろいろと騒動が起こっているご時世で、
在住韓国人の方が、今回どういう意図で
この大きな単独ハングル語表記看板の寄贈・設置を
グアム警察に申し入れたかを考えると、
いろんな人がそれぞれに
モヤモヤしていると思いますが、

その件は今ここでは置いておいたとして、

なんというか、むしろ、

「費用を支払ってくれるのならば、
日本語の表記も設置して差し上げますよ」

という類の返答をしたという、
グアム警察のリアクションがまた、
私たちをモヤモヤさせた何かなのでしょう;。

彼らの返答が、不義理に感じ、まるで
島での日本のプレゼンスが低かったかのように思えて、
私たちの心が二重に傷ついたのですね。


でも、
ここのところを、乱暴な言い方に誇張・強調し、
(要するに、グアム側は、金だけの価値観)
。。。という想像を促すネットの書き込みを見ると、
とても残念なことになったな、と感じます。

日本にいる皆さま、
グアムの状況について誤解もあるのかと思いますが、
実際のところは、

タモンという街の非常な特殊性から、
観光開発者にイニシアチブを委ねてきた部分もありますし、

そもそも
グアム警察では警官の増員や残業代支払さえままならなく、
この派出所も、政府の建物でありながら
彼らの公用語である「チャモロ語表記」サインさえもないのです。

「どうして、ハングルだけ特別表記したのですか?」
「韓国人からの無償の寄贈品なので設置できました、
 お金を寄付していただけたら日本語も設置できますよ。。。」

こういう意味だったなら、現状に照らして、
非常にシンプルで正直な答えです。

今でもツーリストの8割ほどが日本人であるから
観光の現状にそぐわない、という事実を指摘した
一個人の方の進言・苦情に対応した言葉であって、

念のため、
建物を寄贈してくれた日本企業に対して
そんなことを言い返したわけではありません。

ここは彼らの島なのですから、
どのように街づくりをするかは、彼らの自由で、
税金で賄えない住民の要望をどのように対処するかも
本来は彼らが決めることです。

もちろん、国際異文化間では、
黙っているだけでは何も伝わらない、
自らの意見を主張する努力をすることは
とても大切なことですが、

日本の遠慮深さの美徳、義理、
アジア民族間の摩擦感情をどうして配慮しないのか、
という一種の甘えになっていないか、あるいは、
自分の主張が誰のためのものであるか、
振り返ることも大切だと思います。


そして、
グアムの韓国人社会にも本件を理解してもらい
島の在住邦人の安全・平和を保てるよう、

グアムのこの件を例に取って、盲目的に
ネットで煽るのは、どうぞやめてくださいね。。。

国を愛すればこそ、
日本人として、そして、地球人として、
良識のある対応や表現、向き合いかた、情報発信を
模索していきたいものです。



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Posted by Grass-Roots at 12:17 | 本・文献 Books | この記事のURL | コメント(5)

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コメント
グラスルーツさん、
面白い情報ありがとうございます!

チャモロ語の発音に近いのはcなんですねー。
そもそも、本当はそっちが正解なんでしょうね。

学校でならうチャモロ語と受け継がれてきたチャモロ語に少しズレがある背景にも考えさせられますね。

Posted by:ANDRE・あんどれ    at 2014年08月24日(Sun) 16:12

あんどれさん、こんにちは。
メッセージをありがとうございます。

あの、公用語表記について、余談なのですが、

確か、同じ「ポリシア」でも、
どこかの派出所には「Fansagayan Policia」
(チャモロ語で警察派出所の意)
って「C」の綴りの看板表記がありましたよね。

チャモロ語が分かる方で
あれ?って思った方、いらっしゃいませんか?
チャモロ語のスペリングは本当にいろいろ;。。。
それで、よく、調べてみました。

現在、政府の正式公用語併記では
英語が「Guam Police Department」、
チャモロ語が「Dipattamenton Polisian Guahan」で、
「S」を使っています。

確かに義務教育で教えるチャモロ語のアルファベットには
「Ch・ツ」はあっても「C・シー」は無いのだから、
「S」を使って「Polisia」って書いてある辞書が
文法的に正しいんですね。

昔はグアムの義務教育には
チャモロ語の授業がありませんでしたから、
年配の人は、「C」を使ったスペイン語綴りの「Policia」
を使う傾向があるみたいです。

Posted by:Grass-Roots  at 2014年08月20日(Wed) 18:48

まずは、「POLICE」と 「POLISIA」両公用語での表記を!
それからの多言語表記にしてくださーい。

日本語も、韓国語も、中国語も、ロシア語もいいじゃな〜い。

そっちの方がいろんな意味でカッコイイ!
子供達にも誇れるでしょ?

Posted by: ANDRE・あんどれ  at 2014年08月19日(Tue) 16:46

宮崎さま
はじめまして。
メッセージをありがとうございます。
(久しぶりに投稿いただいて見過ごしてしまい、失礼いたしました;)


私も、何の行動もなかった在住邦人のひとりとしても、
ご意見を真摯に拝読いたしました。


観光シーンにおられる方々と
そうでない方々、あるいは
この島での生活経験値、職業的背景、
政治的外交的思想、などによっても、
それぞれの立場における基準で
見方や要望がいろいろあって当然と思います。

特にネットのような公の場においては、
問題について考えたり意見を交換することは
ひとりひとりの本質の理解につなげていき
社会にとって有意義なものにすることが
目的であるべきですよね。

「何かを叩く目的ありき」で、
すべてを意図的にそちらへ持っていき、
それによっておこる他者の不利益に思慮が及ばず
面白半分に無責任な発言を残し、嬉々として満足する、

日本人として、そんな個人にはならないよう
私も自分をたしなめながら学んでいきたいし、
皆さんもそうあって欲しい、

そんな気持ちで、今回迷いつつも、
このトピックを投稿いたしました。

一方、もしも本当に、
観光局も含めたこの島の商工会的繋がりの場で
誰も何もかかわりたくない故に
団結した行動をおこせなかった、
という事実があったのだとしたら
それはまた残念な事象と思います。

ただ本件については、
何が起こっているか気が付いてもいなかった私とは違い、
長きに渡りグアムの観光に携わってきた方々は、
その経験から関係縮図をすぐに見極め、
意図的に静観しておられた方々も多かったのではないでしょうか。

他国でのビジネスルールやサバイバルスキルは
その土地柄によって日本の常識のものとは違い、

私たちはそこで暮らす外国人であるというということ、

グアム自身もまた、様々な外的要因によって
コントロールされている立場であること、

この島と、在住邦人を含めそこで暮らす人たちすべてに
愛情ある多角的な視点を持っていれば
見えてくるものが違ってくる、
そのように信じています。

Big Mama Guamではこの場が
より多くの人々にとって
この地域の社会的背景に興味が向かう
よいきっかけとなればと願っておりますので、
また、たまに立ち寄ってくださると嬉しいです。

食材の出自も、
皆とても気になるトピックですね。
私たちも機会を見つつになりますが勉強して
皆さんと情報をシェアし、一緒に考えていけたらと思います。

Posted by:Grass-Roots  at 2014年08月19日(Tue) 09:57

興味深く読ませていただきました。あの交番には、パトカーも日本企業から寄贈されています。私は年間90日ほどグアムに滞在するツーリストですが、それだけにグアムの良いところ、悪いところも客観的に見えるような気がします。
交番のやり方は、当然日本人として認めるわけにはいきませんでした。多分警察に、韓国人の親戚か、有力者が居たぐらいにしか考えていません。しかしそれを是正させた、在留邦人に軍配を上げます。グアム政府は、中国にもビザ免除を出せるように本国に働きかけていますが、許可が下りたら結果は目に見えています。
理由は、狭い島に観光で他民族が集まると、せわしげな日常が始まるでしょう。いい加減なポリスが、その世話を適切に取り締まれるとは、考えられません。
今回の件も、一在留邦人がクレームを付けるのではなく、日本人会なりが団結し、グアム警察に申し入れるのがスジと思います。日本人自体が、うっとおしいことを避け、暮らしているのが甘く見られているのではないでしょうか。記事のキャッチコピーは刺激的ですが、クレームを付けた在留邦人会社の事務員さんは、有能な韓国人女性ですし、韓国人の友人もたくさん居ます。韓国人に文句を言ったのではなく、拝金主義のグアム政府に注意を促したのでしょう。
それよりも私が心配するのは、食材の出自です。どこで誰が作ったか判らない物を、毎日食べるのに恐怖を感じます。輸入に頼るグアムには、どうしても安いところから、食材が流入してきます。質より量を重んじるローカルの食事をフォーカスしてください。

Posted by:宮崎信義  at 2014年08月17日(Sun) 09:48

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