ヤム芋はスイート?[2013年12月01日(Sun)]
皆さん、こんにちは。
サンクスギビングの長い週末
いかが過ごされましたか?
村のローカルパーティなどに行くと
グアムのレストランや日本人の食卓では
みられない食材を目にすることもありますよね。
また今回も、
スーパーや朝市に売っている
ローカル食材を取り上げてみましょう。
今日は「ヤム芋」。
(昔、子供の頃、社会科で外国の輸出入項目なんかで
名前だけは聞いたことがあったような。。。)
ヤムの見た目はこんな感じです。
中は切ってみると、真っ白なお芋です。
ちなみに、
アメリカ本土の白人の方たちはオレンジ色のスイートポテトを
ヤムと呼んでいるようですが、
(一説では、南米から北米へ導入後、そう呼んだ人がいて、
それが広まってしまったのだとか;)
それとはまったくの別物です。
(たまにグアムでもオレンジのスイートポテトの輸入缶詰に
「YAM」って表示してあるものは見かけますね;)
グアムで売っているフレッシュなヤムはヤマノイモ科の
里芋・山芋の仲間、本来のヤム芋のイメージです。
本来のヤムと一言で言っても、そもそも一種類ではなく
長芋に近い雰囲気のものや、
巨大な野球のグローブみたいに連なったものなど、
いろいろ品種があるにはあるのですが、
(政治・文化的にはアメリカの強い影響下にあっても;)
ミクロネシア地域の島々でローカルが「ヤム」と言ったら、
こういうヤマノイモ系の芋の総称と思って間違いありません。
ということで、
ヤムはお味もヤマノイモ系のお味なので、
日本のお料理にもなかなか合うお芋です。
普通に皮むき器で簡単に皮をむいて、
煮物に使ってみてください。
里芋ほどのネバネバ感はなく、
かなり煮てもしっかりとした硬さの芋で、
モソっとして食べ応えがありますが、食感はきめ細やかです。
お出汁で煮て、肉あんかけなんかにしても美味しいです。
チャモロの年配の人たちは
ヤムを摩り下ろしてドーナツの生地に混ぜて
ヤム・ドーナツを作ったり、
ココナツミルクとの相性がとてもよく、
鹿や牛の肉とヤムを煮込んでスープにするのが定番です。
塩コショウ・ニンニク・酢・唐辛子などで味付けします。
これもとっても美味しいですよ。
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Posted by Grass-Roots at 08:46 | 食 Food | この記事のURL | コメント(0)