邦人泣かせのツベルクリン検査[2013年08月11日(Sun)]
皆さん、こんにちは。
グアムは新入学シーズンです。
新入学手続きに欠かせないものに、
事前の予防接種がありますね。
予防接種履歴を提出し、健康条件をクリアして
それで初めて手続きが進められる、
というのがこちらの公立学校での原則です。
グアムで就学されたことがある方はご存知だと思いますが、
その準備の中でも、ちょっと厄介なのが、
ツベルクリン検査(TB Test)です。
ツベルクリン検査とは
結核菌の培養濾液を皮膚に注射して
アレルギー反応を見ることによって
結核の診断に役立てる現在最もメジャーな手段。
日本では「ツ反」って呼びますよね。
新学期の登録の際は、
1年以内の日付の「TB Testと結核に罹患していない診断」
が必要なため、
多くの新入生がこの時期に
ツベルクリン注射を受けようと殺到するのです。
私もGCC(グアム短大)でツベルクリン検査を受けましたが、
その時の学内ヘルスセンターでの注射の待ち時間は、
受付時刻からなんと4時間以上、
私よりも長い人では、
6時間以上待っているという学生さんもいました。
学内でのツベルクリン注射は無料ですし、
サービスを提供できるナースがひとりだけだったということで、
待たされても仕方がなかったのかもしれませんが、
今期は特に、
米国での注射液の製造不足や調達の諸々の事情も絡んで、
グアム政府のパブリックヘルスでも同サービス停止、
また有料の巷のクリニックでも、在庫なし、
又は1週間待ちという状態で、
授業スタートまで間に合わせるためには
もはや選択肢はなく、皆、必死です。
加えて、
そもそも米国やグアムではBCGワクチン接種をしませんが、
日本で生まれ育った子であれば、
誰もが幼い頃に済ませていますから、
なんとかツベルクリン注射にありついても、
今度は昔のBCGワクチンによる免疫で
陽性反応を示してしまうことも少なくないと思います。
(BCGワクチン接種履歴があっても後に結核に罹患する場合もあり、
ツベルクリン検査を逃れる理由にはならないようです。
予防のためのBCG接種根拠自体が日本国内でも薄れ気味で
現在、先進国でも接種しない国のほうが多いようですね。。。)
ツベルクリン陽性、ということになると、
更に病院やクリニック等でレントゲン撮影が必要、
などという面倒くささもあって、
ツベルクリン検査はとりわけ邦人泣かせです。
(同じBCGワクチン接種国、韓国の方たちにもそうかもしれません)
そんな事情の中、
「ツベルクリン検査無しでも学生がクラスに出席できる」
ようになるための新しい法案が、
デニス・ロドリゲス議員によって提出されたことが
先日の新聞の1面で報道されました。
苦肉の策とは言え、
少しでも多くの新入生さんたちが授業に間に合うように、
この状況が解決されるといいですね。
Posted by Grass-Roots at 09:16 | 子供 Kids | この記事のURL | コメント(0)



