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2014年02月27日

東京都立千早高等学校の「コミュニティデザイン」に潜入!


2月7日(金)、東京都立千早高等学校で行われている
「コミュニティデザイン」という授業に潜入してまいりました。

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この授業は、主に大学生が授業設計に関わっており(!!)、
生徒の社会問題への意識を高めて行動する力を育むことを目指しているそうです。
そして、生徒自身が得意なこと(情熱)、好きなこと(スキル)、喜ばれること(ニーズ)
の3つを満たす「みんなを幸せにするプロジェクト」をそれぞれが企画し、
プレゼンテーションを行うのがコミュニティデザインのメインの活動のようです。

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7日(金)は一年間の授業の集大成とも言えるプレゼン発表の日。
千早高校には授業を設計する側にも、生徒にもブラストビートを経験している方が何人かいらっしゃいます。
当日に生徒さんがブラビ関連のプレゼンをするとの情報をキャッチしたのでこれはお伺いせねば、と。

9名の生徒さんそれぞれが個性的なテーマに独自の鋭い分析を添えて発表しておりました。
その一部をご紹介しますね。
トップバッターの子は、「介護している人も介護されている人も素敵に生きられる社会」
をテーマに“介護側”の負担を減らすための提案をしていました。
他にも「宿無しの猫たち」「農業×ファッション×音楽 Re:VAGE」等々興味深いテーマばかり。

これらって、自分が視ている世界についてしっかりと掘り下げないと浮かばないテーマだと思うのです。
大変だったんだろうな、自分と向き合うのは。思い思いの発表で皆さんの個性が光っています。
ブラビについて語ってくれた子は、高校生がライブハウスで演奏しやすくなる社会の実現を掲げていました。
大きな目標に向かって、まずは自分のできることから始めた彼女。
だれでもできることではないですよね。

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「私はこれがしたい!」 ――「何故?」
アクションを起こしたいと思ったときには必ずと言っていいほど理由を聞かれますよね。
一般的に「理由は後付け」らしいです。意思が先。やりたいと思ったことに対してそれらしい理由をつけます。
でも、千早の生徒さんたちは、理由を飾らないで説明していらして素敵だなと感じました。
背伸びをせずに純粋な気持ちで思いの丈を話していて、一つ一つが心に刺さります。
なかなかできることではありません。

ブラストビートでも、こんなふうに各々の素朴な思いを引き出してあげられたらなあ!なんて思いました。
千早の皆さんも、そして先生もすごい!!実に勉強になります。

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また、今回の発表自体が「挑戦」になった子も居たようです。
自分の境遇を話すのは、本当に勇気のいることですからね。
アダルトチルドレンやセクシャルマイノリティについても学ぶことができました。
「当たり前のこと」が「当たり前ではない」と気づくのがオトナへの一歩なんだと思います。
そのうえでコミュニティデザインの授業は、
普段切磋琢磨している仲間との気づきを増幅させる役割を果たしていると感じました。

これからもコミュデザの授業は続きます。
来年度はプレゼンだけでなく実際に高校生がアクションを起こしてみて、
ブラッシュアップを図るところまで授業内でやってみるそうです。
益々密度の濃い授業になるのではないでしょうか。楽しみですね。

(文責:鮎)


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posted by 松本 at 11:43| Comment(0) | キャリア教育
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