チームに分かれてイベントを考え、
そのアイデアをみんなが来たくなるようなポスターに表現してまとめるという、グループワーク形式の授業です。
リアルなビジネスや仕事というものを高校生に感じてもらえるように、
ワークにはいくつかのルールや役割を設定しています。
また、最後には高校生自身による投票と、
私たちの評価を合わせて優勝チームも決定します。
こうしたプログラムを行うたびにうれしく思うのは、
優勝できなかったチームのなかに、
そのことを本気で悔しがるチームが数多く見られることです。
今回もまた、授業終了後に、松浦に対して
「私たちのアイデアがいちばんよかったのに」
「もっと説明したかった」
と、もどかしそうに言いにきた生徒たちがいました。
それに対する松浦の返答は
「でも、ポスターで伝えきれなかったよね」
考えること、伝えること、時間を管理すること、
チームワークを発揮すること。
そうしたさまざまな要素のどれかが欠けると、
せっかく光るものがあっても結果を残せないことが往々にしてある。
厳しいことかもしれませんが、
でも、千早高校の生徒たちはその現実に直面したときに、
しょげかえったというよりも、むしろ燃えてくれて
「社会ってキビシー」などと言いながらも仕事への興味を深めてくれたようでした。
どうすれば自分たちの力をもっとうまく発揮できるのか。
その自分たちの力で、
社会に対してどれほどの価値を生み出せるのか。
来月には今回の活動の「ふり返り」の授業もさせていただけることになりました。
私たちも高校生といっしょに、
仕事において大事なことは何か、ということを、
じっくりと考えることができればと思っています。
もうひとつご報告ですが、
千早高校のウェブサイトにも、紹介していただきました。
http://www.chihaya-h.metro.tokyo.jp/cgi-local/bbs-commu/bbs-t.cgi
ありがとうございます!
▼東京都立千早高校ウェブサイト
http://www.chihaya-h.metro.tokyo.jp/