11月に今期のプログラムがスタートしてから2カ月あまり、
名前の通り、プログラムに参加する各チームに、
企画した音楽イベントのチケットを売り込んでもらおうと開いたものです。
過去のプログラム参加者やメンターに加えて、
ブラストビートに興味のある外部の方もお招きしました。
今後、プログラムに参加したいという高校生も来てくれて、
約40人のイベントになりました。
最初にプレゼンしたのが、
WASICOと名付けたチームの高校生社長。
実は、準備したパワーポイントのプレゼン資料があったのですが、
それを使いませんでした。
企画していたイベントの内容に自信が持てないと、
開催日時や内容の再検討をこの場で発表したのです。
会場からの質問を受け付けると、
ちょっと文字にしにくいほどの厳しい言葉もありました。
お客さんやアーティストの信頼を失うようなことをすれば、
イベントは成り立たない・・・。
本当に想いがあるように見えない・・・。
期待しているからこそ、厳しい言葉が飛び交います。
続いては、もうひとつのチーム、μ connect
副社長の大学生がプレゼンします。
コンセプトは「近距離クラシック」。
通常のオーケストラと客席の位置関係ではなく、
すぐ目の前で楽器の音色に耳を傾けたり、指の動きを見たり、
そんなことができるイベントです。
アイデアは面白いと思うのですが、
解決すべき課題は山積みで、具体的に詰められていません。
そのため、「チケットを売る」ところまでは、まだまだ・・・。
プレゼンと質疑の後は、30分強のフリータイム。
メンバーの学生たちは会場の社会人にアドバイスを求めたり、
チケットを売る時のために連絡先を聞いたり、大忙しです。
そして最後、予定していなかったことがありました。
厳しい言葉を浴びたチームの大学生から、少し時間が欲しいと話があり、
一歩踏み出す勇気が持てない同世代の若者が、
踏み出す勇気を持てるようなイベントを開きたいと、
あらためて熱く決意を訴えたのです。
「チケット販売会」といいながら、
チケットを売れるところまでは至っておらず、
まだまだ乗り越えるべき山はたくさんありそうです。
でも、といいますか、
だからこそ、
その山を乗り越えてどんなところにたどりつくのか、
どこまで行けるのか、
楽しみに待ちたいと思います!