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2014年10月12日

「高校生インターンシップ」初めて実施

9月28日、都立高校と私立高校の高校生7人が都内のオフィスに集まりました。
8月に行った「高校生インターンシップ」のまとめ学習のためです。

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これは、NPO法人アスクネットが愛知県で立ち上げ、
アスバシ教育基金がいま全国各地に広げようとしているもので、
東京では今年初めてブラストビートが中心になって実施しました。

高校生たちは事前に集まって基本的なマナーなどを学んだ後、
洋服販売、花屋、アプリ開発のIT企業、介護施設と、
それぞれ希望した職場に入り、2日から3日間、働きました。
この日は、その経験をまとめて報告し、みんなで共有する日です。
受け入れ先の企業からも社会人が出席し、高校生の発表を見守ります。

写真のホワイトボードに張ってある紙に注目して下さい。
職場に入る前、どんな体験がしたいか、高校生が目標を書いたものです。

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発表に立ったあいあいさんの目標は、「自分でアレンジした花束を売る」
あこがれの花屋さんで働けることになったからです。

ところが・・・。
手に持っている画用紙に何が書いてあるか、読めますか?

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想像していた仕事ではなかった
→力仕事 バケツ


きれいな花が店先に並ぶまでには、とても手間のかかる作業があり、
バケツを持っての力仕事が大変だったのです。

正直に言って、『こんなはずじゃなかった。帰りたい!』
そう思った瞬間もあったそうです。

でも、がんばって働いていると、
きつい仕事の中でもアットホームな雰囲気が楽しかったり、
働くことにはお金以外にも、たくさんの意味がある、と実感。
「花の数だけ しあわせがある」と自分の体験をまとめました。

働くことの意味を文字通り、体感できたようですね。


さらに驚かされたのが、このまとめ。

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洋服の販売に立った高校2年生が書いたもの。
しかも、日本語があまり得意とはいえない外国人の女子高生です。

販売員の仕事について、
商品を説明して、服を売るのが仕事だと思っていたが、
実は、
お客さんのニーズを知り、短い会話で良いコーディネートを提案し、
お客さんを喜ばせるのが本当の仕事
だと気付いたというのです。


IT企業に行った高校生は、アプリの開発に没頭し、
介護施設で働いた高校生は、お年寄りとしゃべり続けました。

ひとりひとりの経験を紹介しきれないのが残念なぐらい、
たくさんの学びを持ち帰ってくれたことは確かです。

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posted by 神代 at 22:32| Comment(0) | キャリア教育
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