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2014年07月09日

2020年東京五輪向け、高校生が起業を考えるプロジェクト型授業

4月から6月にかけて、東京都立田柄高校の2年生30人を対象に
6回にわたって授業を行う機会をいただきました。

これまでも、ブラストビートのプログラムの中から、
イベント企画の面白さを凝縮して取り出して、
「イベプラ」と名付けたワークショップを各地で開催してきましたが、
さらにそれを発展させた授業です。
東京都教育委員会「都立高校生の社会的・職業的自立支援教育プログラム事業」の
ひとつとして取り組み、
一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会と協働で
プログラム開発・運営を行いました。

高校生にとってリアルなテーマの方が、
参加する生徒にも本気で興味をもってもらえるので、
先生と相談して決めたテーマは、
「2020年の東京オリンピックの時に必要とされるビジネスを企画する」

今から6年後ですので、
現在の高校生が本当に起業していることも十分にありえる想定です!

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授業はとても実践的。
売上と収支、ターゲット、価格設定など、
ビジネスの基本は少しずつ講義していきますが、
授業の中心は、6つのチームに分かれての議論や企画です。

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1回目の授業は、まずはオリエンテーション。
2回目は、2020年、東京オリンピックのために日本に来た外国人に
どんなニーズがありそうか調べ、ビジネスプランを考えます。
3回目は、考えたプランをもとに、テストマーケティング。
友達やまわりの人にアンケートやヒアリングをして、
本当にニーズがあるのか探ります。
4回目は、ビジネスプランをブラッシュアップし、プレゼンの準備。
5回目は、6チームがそれぞれ1回目のプレゼンをやってみます。
お互いに投票して評価しあうことで、検討すべきポイントが見えてきます。
そして6回目は、最終プレゼン。

最初はぎこちなかった高校生たちも、
少しずつ、目の色が変わっています。

普段の授業のときとはちょっと違う表情を見せる生徒もいるということで
先生たちにもとても熱心に見守っていただきました。

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議論やリサーチを経て生まれたビジネスプランは、
オリジナル弁当を作ることができる施設を作って、
「食の国際交流」を進めるというプラン、
アプリとレンタサイクルを組み合わせることで、
言葉が分からなくても楽に行動できるサービス、
外国人限定の安いホテルを作る、など。
次々と発表していきます。

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この日、プレゼンに熱が入る、もうひとつの理由がありました。
特別な審査員の存在です。
内閣府の「クールジャパン推進会議」のメンバーに選ばれ、
まさに東京オリンピックに向けて日本の戦略を考える立場にある
デザイナーの太刀川英輔さんが授業に参加してくれたのです。

高校生たちのプレゼンに、
「似たようなビジネスがないか、もっと調べるべき」といった
厳しい意見もあれば、
「これは事業化できそう」という、うれしい評価もありました。

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参加した高校生たちには、
とても刺激的な時間になったのではないでしょうか。
ブラストビートとしても、こうしたキャリア教育の現場に
もっともっと関われるようになれれば、と思います。
posted by 神代 at 06:01| Comment(0) | キャリア教育
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