
ドイツ大使館で州政府エネルギー大臣のレセプション[2014年07月14日(Mon)]
7月11日(金)、 在日ドイツ連邦共和国大使館首席公使シュテファン・ヘルツベルク並びにラインラント・プファルツ州経済・気候保護・エネルギー・地域計画大臣エヴェリーン・レムケ主催によるレセプションがドイツ大使館で行われ、農都地域部会・バイオマス発電事業化促進WGからも参加しました。
レセプションは、ラインラント・プファルツ州の経済・エネルギー大臣が研究者、首長、企業の代表者とともに日本を訪れた際に開催されたものです。昨年、再生可能エネルギー普及と地域経済活性化の視察のため同州を訪問した「脱原発をめざす首長会議」の関係者をはじめ多数が参加しました。
バイオマスWGは、6月18日に開催されたネットワーキング・イベント「バイオエネルギー」を企画したご縁により招待を受け、会員8名が参加しました。
レセプションは、ラインラント・プファルツ州の経済・エネルギー大臣が研究者、首長、企業の代表者とともに日本を訪れた際に開催されたものです。昨年、再生可能エネルギー普及と地域経済活性化の視察のため同州を訪問した「脱原発をめざす首長会議」の関係者をはじめ多数が参加しました。
バイオマスWGは、6月18日に開催されたネットワーキング・イベント「バイオエネルギー」を企画したご縁により招待を受け、会員8名が参加しました。
冒頭の挨拶で、ヘルツベルク公使は、エネルギーシフトに緑の党の果たした役割は大きいと述べられ、レムケ大臣は、州レベルの取り組みのほか、各地域、自治体でエネシフトが進んでいる、ボトムアップの交流を期待したいと話されました。
ホストのお二人に続いて、静岡県湖西市の三上元市長から、ドイツとの交流の機会を与えてくれた天に感謝するなどのスピーチがありました。
お話を聞くうち、ドイツでは、地域の市民の意見を尊重する仕組みが整っている―分権構造の統治システムがあるからこそ、再生可能エネルギーで脱原発政策を進めることが可能ということがよくわかりました。
有意義な時間を過ごさせていただき、ドイツ大使館の皆様へ感謝します。参加者のお一人から感想が寄せられたのでご紹介します。
レセプションのあいさつでは、「エコと経済は両立することができる」と言われたエヴェリーン・レムケ大臣の言葉が記憶にとどまった。
レムケ大臣、顧問、担当官、企業関係者など数名のドイツ関係者と名刺を交換させていただいた。第一印象は、大臣を始め女性の割合が多かったこと。それと、大臣、顧問、担当官の所属が「経済・気候保護・エネルギー・地域計画省」という多岐にわたる名称であったこと。
レムケ大臣には、私たちはバイオマスエネルギー普及活動をしている団体に属しており、関連団体とのネットワーク作りを進めている。先行者のドイツの経験を学びたいため、同様の活動をしているラインラント=プファルツ州の団体(フェライン)を是非紹介していただきたいことをお願いした。メールを送ってくれれば返答をいただけるとのことであったが、日本語で出せないところが問題だ。
顧問には、再生可能エネルギーを考える場合、省名のように、経済・気候保護・エネルギー・地域計画といった複数の視点を持つことが必要なのか。それら視点をどう組み合わせてプラン、評価を作っていくのかを質問。今は経済よりもエコを重要視しているという返答は理解できたが、単語を並べる程度の拙劣な語学力の自分には、顧問が言われた中身はよく分からなかった。
企業関係者の方は自転車が趣味とのことで、バイエルンの森の写真を見せてもらった。古い町並みと森がマッチし、美しい景観であった。
歓談で話しをさせていただいたドイツ人は皆、日独の間により強固な橋を作っていくことを歓迎してくれた。文化、風土とも大きく異なる日独ではあるが、エネルギー、人口減など共通する課題も多い。森に対しても、産業・癒し・散策・保護といった複眼的な視点で森を捉えているドイツからは、学ぶべきことが多くあると思った。(T.I)
続く12日(土)には、日独セミナー「原子力から再生可能エネルギーへのシフト 〜日本とドイツが互いに学びあえること」が開催され、バイオマスWGから数名が参加しました。
→セミナー報告ページ