
8月29日バイオマスボイラー業界団体づくりセミナーのお知らせ[2024年06月14日(Fri)]
NPO法人農都会議はバイオマスボイラー・ユーザー協会準備会と協働して、8月29日(木)夕、「バイオマスボイラー業界団体づくりセミナー」第1回をオンラインで開催します。
→イベント報告
近年顕著になった気候変動への対策には、省エネと併せて、再生可能エネルギーの熱利用、とりわけ地域に豊富な木質バイオマスのエネルギー活用・熱利用が有効であり、脱炭素効果は発電以上に熱の活用が大きなものとなります。
日本の最終エネルギー消費の半分は熱ですが、国のエネルギー政策は電力の安定供給に重点が置かれているのが現状です。しかし、欧州等に比べ日本では熱利用の利点が広く認識されておらず、ボイラー等のマーケットが小さいままであるため、熱利用が拡大しないという悪循環に陥っています。このままではバイオマス資源の持つ膨大なポテンシャルを活かすことができません。機会損失は多大なものとなり、国民経済にとって大きな損失となりかねません。
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NPO法人農都会議 共催セミナー
バイオマスボイラー業界団体づくり
〜バイオマスボイラー・ユーザー協会準備会の役割とは?〜
バイオマスボイラー業界団体づくり
〜バイオマスボイラー・ユーザー協会準備会の役割とは?〜
近年顕著になった気候変動への対策には、省エネと併せて、再生可能エネルギーの熱利用、とりわけ地域に豊富な木質バイオマスのエネルギー活用・熱利用が有効であり、脱炭素効果は発電以上に熱の活用が大きなものとなります。
日本の最終エネルギー消費の半分は熱ですが、国のエネルギー政策は電力の安定供給に重点が置かれているのが現状です。しかし、欧州等に比べ日本では熱利用の利点が広く認識されておらず、ボイラー等のマーケットが小さいままであるため、熱利用が拡大しないという悪循環に陥っています。このままではバイオマス資源の持つ膨大なポテンシャルを活かすことができません。機会損失は多大なものとなり、国民経済にとって大きな損失となりかねません。
それを打開するために、(1)バイオマス熱利用の有用性を広める、(2)バイオマスボイラーの普及拡大をめざす、(3)ユーザーサイドの意見を取り入れる等の「業界団体づくり」が急務と思われます。
一昨年にバイオマスボイラーに対する思い切った規制緩和が実現され、バイオマス熱利用に有利な補助事業、石油や電気の価格高騰など、バイオマス熱利用を取り巻く条件は大きく改善されつつありますが、業界団体づくりには、熱利用のエネルギー効率の高さ、脱炭素の優位性、燃料代の低減等、木質バイオマス熱利用の経済性・事業性について広く知らしめることでバイオマスボイラー(CHP含む)のマーケット拡大を進めようという目的があります。
本セミナーでは、ボイラー導入の事例や地域経済に及ぼす効果、燃料調達などの課題、ユーザー目線から見るバイオマス熱利用事業のあり方、経済性の確保などを取り上げます。年度内の協会設立をめざし、皆様方と一緒に考えていきたいと思います。
●日時 2024年8月29日(木)18:00〜20:30 (17:50入場開始)
●会場 オンライン開催(Zoomなど利用)
●プログラム
【第1部 講演・質疑】
1.「地域資源を活かすバイオマス熱利用の取組と課題」
中村 文治 氏(岩手県西和賀町 林政専門官、岩手木質バイオマス研究会 運営委員)
*西和賀町は、日本で初めてチップボイラーを導入し、資源とお金をまわすツールとしてバイオマス熱利用に取り組んできました。森林資源に恵まれている一方寒冷積雪地の町にとって重要な熱利用について事例を交えてお話しいただきます。
2.「最上町のバイオマス活用」
阿部 亘 氏(山形県最上町エネルギー産業推進室 主任)
*森林が84%を占め人口約8千人の山形県最上町では、森林系、農業系、廃棄物系のバイオマスを地域循環エネルギーとして使い、産業と雇用の創出、エネルギーの地産地消、循環型社会の実現をめざしています。ヨーロッパの仕組を用いて23世帯に熱を供給するシステムに取り組んで6年目、木質バイオマスを最大限に活用した町づくりについてお話しいただきます。
3.「バイオマス熱利用に不可欠な燃料調達」(仮)
中坊 真 氏(NPO法人九州バイオマスフォーラム 事務局長)
*薪の生産・販売、薪・木質ペレット・木灰活用、草からエネルギーを作るなど身近な資源活用を進めているNPOの現場から、燃料調達の考え方、課題などについてお話しいただきます。
4.「未利用資源で地域を活性化する」
安藤 慎純 氏(辻製油株式会社製油事業本部生産部 次長)
*辻製油は、三重県内の間伐材等の木質チップを利用した 「バイオマスボイラー」を熱源として蒸気を発生させて植物油脂の製造を行い、さらに副産物や排熱を利用する循環型生産システムに取り組んでおり、それらはユーザーの立場で考えた結果、自ずとそうなったとのこと。今回はユーザー目線でバイオマスボイラーについてお話しいただきます。
【第2部 ディスカッション】
「バイオマスボイラー・ユーザー協会(準備会)の役割とは?」
パネリスト: 第1部の講師の方々
コーディネーター:
武内 賢二 氏(ソーラーワールド株式会社 代表取締役)
*ご参加の皆様と質疑、意見交換をしていただきます。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 バイオマスボイラー・ユーザー協会 準備会
●共催 NPO法人農都会議
●協力 辻製油株式会社、ソーラーワールド株式会社、高山バイオマス研究所、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク、岩手・木質バイオマス研究会ほか
●参加対象 バイオマス熱利用ユーザー(民間・公営事業者)、森林・林業・木材業関係者、バイオマス関係設備メーカー、コンサルタント、設備・燃料などの販売商社、設備設計施工業者、金融・運輸など関連事業者、自治体(再エネ・熱利用担当者)、研究者、メディア等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般 1,000円、ユーザー協会準備会へ入会される方及び農都会議の2024年度会員 無料
●参加申込 それぞれ、次のリンクよりお申込みをお願いします。
・一般の方は、Peatixサイトよりチケットをご購入ください。
・農都会議の2024年度会員の方は、こちらよりお申込みください。
・ユーザー協会準備会へ入会される方は、こちらよりお申込みください。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
※お申込みいただいた方へ、開催前日までにZoomアドレスをお知らせします。
※NPO法人農都会議への入会、または年度更新の申込は、こちら からお願いします。
バナーを作りました。ご利用ください!
■640×320pixel

■バイオマスボイラー・ユーザー協会 準備会のホームページができました。
https://blog.canpan.info/bbua-junbikai/
(参考:農都会議の主な共催イベント)
・バイオマス産業用熱国際シンポジウム (2023年1月)
・地域型バイオマスフォーラム第2回 (2021年2月)
・地域型バイオマスフォーラム (2019年7月)
・サステイナブルコミュニティシンポジウム (2019年2月)
・バイオマス発電事業者協会・農都会議共催講演会「バイオマス発電産業のめざすもの」 (2017年7月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
一昨年にバイオマスボイラーに対する思い切った規制緩和が実現され、バイオマス熱利用に有利な補助事業、石油や電気の価格高騰など、バイオマス熱利用を取り巻く条件は大きく改善されつつありますが、業界団体づくりには、熱利用のエネルギー効率の高さ、脱炭素の優位性、燃料代の低減等、木質バイオマス熱利用の経済性・事業性について広く知らしめることでバイオマスボイラー(CHP含む)のマーケット拡大を進めようという目的があります。
本セミナーでは、ボイラー導入の事例や地域経済に及ぼす効果、燃料調達などの課題、ユーザー目線から見るバイオマス熱利用事業のあり方、経済性の確保などを取り上げます。年度内の協会設立をめざし、皆様方と一緒に考えていきたいと思います。
●日時 2024年8月29日(木)18:00〜20:30 (17:50入場開始)
●会場 オンライン開催(Zoomなど利用)
●プログラム
【第1部 講演・質疑】
1.「地域資源を活かすバイオマス熱利用の取組と課題」
中村 文治 氏(岩手県西和賀町 林政専門官、岩手木質バイオマス研究会 運営委員)
*西和賀町は、日本で初めてチップボイラーを導入し、資源とお金をまわすツールとしてバイオマス熱利用に取り組んできました。森林資源に恵まれている一方寒冷積雪地の町にとって重要な熱利用について事例を交えてお話しいただきます。
2.「最上町のバイオマス活用」
阿部 亘 氏(山形県最上町エネルギー産業推進室 主任)
*森林が84%を占め人口約8千人の山形県最上町では、森林系、農業系、廃棄物系のバイオマスを地域循環エネルギーとして使い、産業と雇用の創出、エネルギーの地産地消、循環型社会の実現をめざしています。ヨーロッパの仕組を用いて23世帯に熱を供給するシステムに取り組んで6年目、木質バイオマスを最大限に活用した町づくりについてお話しいただきます。
3.「バイオマス熱利用に不可欠な燃料調達」(仮)
中坊 真 氏(NPO法人九州バイオマスフォーラム 事務局長)
*薪の生産・販売、薪・木質ペレット・木灰活用、草からエネルギーを作るなど身近な資源活用を進めているNPOの現場から、燃料調達の考え方、課題などについてお話しいただきます。
4.「未利用資源で地域を活性化する」
安藤 慎純 氏(辻製油株式会社製油事業本部生産部 次長)
*辻製油は、三重県内の間伐材等の木質チップを利用した 「バイオマスボイラー」を熱源として蒸気を発生させて植物油脂の製造を行い、さらに副産物や排熱を利用する循環型生産システムに取り組んでおり、それらはユーザーの立場で考えた結果、自ずとそうなったとのこと。今回はユーザー目線でバイオマスボイラーについてお話しいただきます。
【第2部 ディスカッション】
「バイオマスボイラー・ユーザー協会(準備会)の役割とは?」
パネリスト: 第1部の講師の方々
コーディネーター:
武内 賢二 氏(ソーラーワールド株式会社 代表取締役)
*ご参加の皆様と質疑、意見交換をしていただきます。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 バイオマスボイラー・ユーザー協会 準備会
●共催 NPO法人農都会議
●協力 辻製油株式会社、ソーラーワールド株式会社、高山バイオマス研究所、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク、岩手・木質バイオマス研究会ほか
●参加対象 バイオマス熱利用ユーザー(民間・公営事業者)、森林・林業・木材業関係者、バイオマス関係設備メーカー、コンサルタント、設備・燃料などの販売商社、設備設計施工業者、金融・運輸など関連事業者、自治体(再エネ・熱利用担当者)、研究者、メディア等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般 1,000円、ユーザー協会準備会へ入会される方及び農都会議の2024年度会員 無料
●参加申込 それぞれ、次のリンクよりお申込みをお願いします。
・一般の方は、Peatixサイトよりチケットをご購入ください。
・農都会議の2024年度会員の方は、こちらよりお申込みください。
・ユーザー協会準備会へ入会される方は、こちらよりお申込みください。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
※お申込みいただいた方へ、開催前日までにZoomアドレスをお知らせします。
※NPO法人農都会議への入会、または年度更新の申込は、こちら からお願いします。
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■バイオマスボイラー・ユーザー協会 準備会のホームページができました。
https://blog.canpan.info/bbua-junbikai/
(参考:農都会議の主な共催イベント)
・バイオマス産業用熱国際シンポジウム (2023年1月)
・地域型バイオマスフォーラム第2回 (2021年2月)
・地域型バイオマスフォーラム (2019年7月)
・サステイナブルコミュニティシンポジウム (2019年2月)
・バイオマス発電事業者協会・農都会議共催講演会「バイオマス発電産業のめざすもの」 (2017年7月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
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