5月29日「動き出した林業イノベーションの未来」勉強会の報告[2023年06月15日(Thu)]
NPO法人農都会議は、5月29日(月)夕、「動き出した林業イノベーションの未来 〜地域毎に多様な林業のスマート化、デジタル化の課題を考える」勉強会をオンラインで開催しました。
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今回は、スタートした「林業イノベーション」政策で重要なITCやAI、ロボットの活用状況を知り、参加者と一緒に、森林・林業の未来を考えようと、三名の専門家から詳しいお話を伺いました。
約60名の参加者が集まり、講演と質疑応答、ディスカッションが行われました。
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今回は、スタートした「林業イノベーション」政策で重要なITCやAI、ロボットの活用状況を知り、参加者と一緒に、森林・林業の未来を考えようと、三名の専門家から詳しいお話を伺いました。
約60名の参加者が集まり、講演と質疑応答、ディスカッションが行われました。
開会挨拶はNPO法人蔵前バイオエネルギー理事長の米谷栄二氏にお願いし、農都会議の杉浦英世代表理事が司会進行を務めました。
第1部は、三氏の講演がありました。最初は、林野庁研究指導課技術開発推進室施工企画班の平野友幹氏より、「林業のデジタル化の推進に向けて」のお話がありました。
平野氏の講演の概要です。
・林業のイノベーションの位置づけは林業の生産性・安全性・収益性の向上のためであるとの整理の上で、林野庁が「林業イノベーション現場実装推進プログラム」としてこの5年間に取り組んだスマート林業の実証活動を紹介頂き、そこで見えてきた課題なども提示いただいた。同プログラムは令和4年7月にアップデートされ、一層ICTの活用を重視する林業イノベーションの取り組みとして継続されている。
・実証活動の成果では、森林資源の調査においては、航空機からのレーザー照射による3次元での樹木・地形の情報把握に加え、地上からのレーザー照射で一本ごとのより詳細な樹形情報を把握することで、森林の蓄積を精度よく推定できるようになっている。森林の境界も高精度なGNSSによりGIS上でデータ管理することが可能になっている。
・生産管理の分野においては、木材検収ソフトの活用に加え、ICTハーベスターの高度な分析機能を用いて、市場要求仕様から生産価格が最大になるように生産の目標情報をあらかじめ入れておき、自動で採材を提案するバリューバッキング機能といったものもある。
・また、販売流通においては、受給マッチングシステムにより各土場で生産された丸太を情報共有し、効率的なトラックの配車計画の作成に役立てている例がある。
・5年間の実証の中で分かってきたポイントは5つに整理できる。@課題の明確化、Aスマート林業の技術を使う場合の費用対効果、B流通・取引に関する合意形成の重要性、C人材育成として地域における技術の普及の精神的役割を担う人材の必要性、D補助金が終わった後も取り組みを続けていける継続の重要性である。
・5年間の成果を整理すると、資源調査など個社や個別工程については比較的取り組みが進んだが、合意形成が必要な生産管理・流通といった分野はなかなか進まなかった。そのため、今後は、特に生産管理・流通のデジタル化を進めるということ、合意形成が必要な複数事業者でのレベルの高い取り組みを実施するということ、実証だけではなく現場定着を進めるということ、事業が終わった後も継続して新しい技術を取り入れ続けるような仕組みづくりを進めるといったことを考えている。
・スマート技術導入にあたっては、新しいICTやAIの分野で非常に進歩が目覚ましく、様々な技術が出てきている。林業の特性や各地域の特性に応じて、地域の林業関係者がデジタル技術の活用を進める取り組みを、今後も林野庁として支援・促進していく。
二番目に、 森林総合研究所林業工学領域長の毛綱昌弘氏より、「林業のスマート化、デジタル化の現状と課題」のテーマで講演がありました。
毛綱氏の講演の概要です。
・木材生産の省力・効率化をテーマに森林総研で進めてきた下記6件の林業機械の開発成果について、写真・動画を使って、次の事項を詳しく説明いただいた。
−高性能ハーベスタの開発
−林業用アシストスーツの開発
−無人走行フォワーダの開発
−苗木植栽ロボットの開発
−電動苗木運搬1輪車の開発
−作業道の情報化施工技術の開発
・高性能ハーベスタの開発:プロセッサとして使いながら、従来の材径や材長の計測に加え、レーザスキャナにより3次元の材の曲がりや、材の硬さ・密度なども同時計測することによって、採材の価値も上げられるバリューバッキング(最適採材)に結びつくICT技術応用ハーベスタである。品質情報と採材情報データは世界標準のスタンフォード規格で川下と共有できるようにした。
・林業用アシストスーツの開発:動力を用いて、膝の曲げ伸ばしを補助する歩行支援用アシストスーツで、傾斜不整地の移動に適した制御アルゴリズムを搭載している。身体への負担が軽減し生産性が向上するという効果を狙った。それなりのものはできたが、開発以後2-3年たつ間に受託メーカーが事業解散し商用化には至っていない。
・無人走行フォワーダの開発:誘導ケーブルにより無人自動走行の機能を有するフォワーダ。状況に応じた走行速度の自由な設定や、スイッチバックへの対応機能などを組み込み、さらにサイドダンプによる自動荷下ろし機能を付して荷降ろし要員の配置もいらなくなった。自動で荷降ろしをした後は、あとはまた山に戻ってきて、自動停止する。
・苗木植栽ロボットの開発:重機アームの先端にアタッチして使う植栽ロボットで、カメラにより植栽位置を精度よく決定し一連の植栽作業を自動で行うことを可能とした。植栽作業の自動化では、オーガによる耕耘、施肥、ロボットアー厶による苗木供給、プランティングチューブによる植栽、転圧板による締め固めまでを行うことができる。
・電動苗木運搬1輪車の開発:小回りが利く小型電動の苗木運搬車で、人が楽に押せるように動力をアシストする。植え穴を開ける電動オーガを搭載し、急傾斜造林地において伐根を回避しながら移動が可能であり、1度に1日分の苗木の運搬が可能となった。
・作業道の情報化施工技術の開発:作業道の情報化施工ということで、航空レーザ、地上レーザなどの計測と車両の沈下量、振動加速度等のデータを解析して、掘削作業ガイダンス、路面締固め評価、出来形測量などが行える技術を開発した。また画像による出来形測量で1人作業が可能となり、測量に要する時間を大幅に削減できるようになった。
三番目に、株式会社つくば林業代表取締役の松浦晃氏より、「林業の現場のスマート化の現状と課題」のテーマで講演がありました。
松浦氏は、林業の現場のデジタル化、木材トレサビリティ、川上と川下の連携、ネットワーク化されるサプライチェーンなどについてお話しされました。
また、「山に収益が上がれば人も入って来る。持続可能な林業には、人材を山際に呼び込む必要がある。」「ICT林業の基本は森林情報が中心で、自分は使い勝手の良いツールを探していた。マプリイがそれで、タブレットやスマホで自在に操作できる。しかし、誰にでもできるわけではなく、センスも必要となる。」「マプリイを使った施業地でのチェックで3D地図上の立木データにより木材流通のサプライチェーンを通してトレサビリティがしっかり管理できる。バイオマス燃料トレサビリティを確立することも可能となる。」「流通の仕方が変わらないと林業も変わっていかない。100年後の希望を作りたい」と述べられました。

第2部は、質疑応答と「動き出した林業イノベーションの未来」をテーマにディスカッションが行われました。モデレーター(司会)は杉浦でした。
最初に、第1部講師の三氏へのチャットの質問に答えていただいた後、司会より、多様な林業のスマート化、デジタル化の課題は地域毎に違うと思うが、どう想定されているか? 林業イノベーションをどう日本全体に広めていくか? 問題をどう乗り越えていくか? と三氏へ質問がありました。
続いて、講師と参加者の間で熱心な意見交換がありました。
コメンテーターの米谷氏の意見・感想を記します。
・スマート林業の実態をお聞きしまして、課題がこれだけあるのに対してこういう技術を使えばいいのかというお話だった。
・けれど、いろんな内容、何を解決すれば生産性が上がるか、収益あがるかいうコメントがありましたけれど、あまりにも広範囲な課題、軒並み全部ある、それがひとつひとつ解決するのは大変だけれど、ひとつだけ解決すれば、生産性が上がるものではないとこれが林業の実態、問題点。一番大きなところだと思っています。
・林業はものずごくハードなバラエティにとんだ内容ですから、一つずつ潰していかなきゃならない、それでやっと、50年、100年使えるような、現場で覚悟して取り組んでいかなければならない内容じゃないかと思っています。
・なんとか林業再生ですね。儲かる林業にもっていきたい。人が来ない、やはりハードな現場、我々は楽にしてあげないといけない。本当に使えるように持っていくには、まだまだ時間がかかると思うんですね。
・地域の連携も大事だと、地域の連携を組んでいくと、地域の人たちがそのマインドになって、取り組んでいくのが必要。
・そういうところで、情報化の技術は非常に有効だろうと思いますんで、日本の技術を使いながら、どんどん頑張ってほしいというのが、私の実感です。

三氏より感想を伺いました。
・平野氏:今日はお話させていただく機会をいただいて、ありがとうございました。毛綱様や松浦様の研究開発や現場のITC活用を拝見しまして、私としても勉強になりました。
・毛綱氏:本日はありがとうございました。林業って、とてもハードです。働く環境がひどすぎます。自分でいうのも変ですけど他にほぼないと思います。そういう意味では皆様のお力が頼りになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
・松浦氏:皆さん、ありがとうございました。拙い説明ですみません。僕たちだけでは出来なくて、行政側の平野さん達、それから研究職の毛綱さん達というところの支えがあっての現場だと思っています。毛綱さんが言うように劣悪な環境ですけれど、僕は楽しい部分もあって山に入っているんですが、気持ちが良い人間的な仕事と思っております。ですから今後も、平野さん、毛綱さん、皆さんに支えられて頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
最後に、農都会議の山本登事務局長より閉会挨拶がありました。
今回も盛況な勉強会となり、林業イノベーションについての理解が深まり、地域の課題をいろいろな視点で考えるたいへん有意義な機会になったと思います。
講演では、林業のスマート化、デジタル化の現状、人が行うキツイ作業をアシストするロボット等の最新技術、ICT技術(Mapry)を使った施業の状況がよく分かりました。
ディスカッションでは、地域の中心となる人材が鍵、若い人を山際に呼び込む必要がある等、地域の林業イノベーションの課題が浮き上がったように思います。
講師の先生方並びにご参加の皆様方へ心より感謝申し上げます。
第1部は、三氏の講演がありました。最初は、林野庁研究指導課技術開発推進室施工企画班の平野友幹氏より、「林業のデジタル化の推進に向けて」のお話がありました。
平野氏の講演の概要です。
・林業のイノベーションの位置づけは林業の生産性・安全性・収益性の向上のためであるとの整理の上で、林野庁が「林業イノベーション現場実装推進プログラム」としてこの5年間に取り組んだスマート林業の実証活動を紹介頂き、そこで見えてきた課題なども提示いただいた。同プログラムは令和4年7月にアップデートされ、一層ICTの活用を重視する林業イノベーションの取り組みとして継続されている。
・実証活動の成果では、森林資源の調査においては、航空機からのレーザー照射による3次元での樹木・地形の情報把握に加え、地上からのレーザー照射で一本ごとのより詳細な樹形情報を把握することで、森林の蓄積を精度よく推定できるようになっている。森林の境界も高精度なGNSSによりGIS上でデータ管理することが可能になっている。
・生産管理の分野においては、木材検収ソフトの活用に加え、ICTハーベスターの高度な分析機能を用いて、市場要求仕様から生産価格が最大になるように生産の目標情報をあらかじめ入れておき、自動で採材を提案するバリューバッキング機能といったものもある。
・また、販売流通においては、受給マッチングシステムにより各土場で生産された丸太を情報共有し、効率的なトラックの配車計画の作成に役立てている例がある。
・5年間の実証の中で分かってきたポイントは5つに整理できる。@課題の明確化、Aスマート林業の技術を使う場合の費用対効果、B流通・取引に関する合意形成の重要性、C人材育成として地域における技術の普及の精神的役割を担う人材の必要性、D補助金が終わった後も取り組みを続けていける継続の重要性である。
・5年間の成果を整理すると、資源調査など個社や個別工程については比較的取り組みが進んだが、合意形成が必要な生産管理・流通といった分野はなかなか進まなかった。そのため、今後は、特に生産管理・流通のデジタル化を進めるということ、合意形成が必要な複数事業者でのレベルの高い取り組みを実施するということ、実証だけではなく現場定着を進めるということ、事業が終わった後も継続して新しい技術を取り入れ続けるような仕組みづくりを進めるといったことを考えている。
・スマート技術導入にあたっては、新しいICTやAIの分野で非常に進歩が目覚ましく、様々な技術が出てきている。林業の特性や各地域の特性に応じて、地域の林業関係者がデジタル技術の活用を進める取り組みを、今後も林野庁として支援・促進していく。
二番目に、 森林総合研究所林業工学領域長の毛綱昌弘氏より、「林業のスマート化、デジタル化の現状と課題」のテーマで講演がありました。
毛綱氏の講演の概要です。
・木材生産の省力・効率化をテーマに森林総研で進めてきた下記6件の林業機械の開発成果について、写真・動画を使って、次の事項を詳しく説明いただいた。
−高性能ハーベスタの開発
−林業用アシストスーツの開発
−無人走行フォワーダの開発
−苗木植栽ロボットの開発
−電動苗木運搬1輪車の開発
−作業道の情報化施工技術の開発
・高性能ハーベスタの開発:プロセッサとして使いながら、従来の材径や材長の計測に加え、レーザスキャナにより3次元の材の曲がりや、材の硬さ・密度なども同時計測することによって、採材の価値も上げられるバリューバッキング(最適採材)に結びつくICT技術応用ハーベスタである。品質情報と採材情報データは世界標準のスタンフォード規格で川下と共有できるようにした。
・林業用アシストスーツの開発:動力を用いて、膝の曲げ伸ばしを補助する歩行支援用アシストスーツで、傾斜不整地の移動に適した制御アルゴリズムを搭載している。身体への負担が軽減し生産性が向上するという効果を狙った。それなりのものはできたが、開発以後2-3年たつ間に受託メーカーが事業解散し商用化には至っていない。
・無人走行フォワーダの開発:誘導ケーブルにより無人自動走行の機能を有するフォワーダ。状況に応じた走行速度の自由な設定や、スイッチバックへの対応機能などを組み込み、さらにサイドダンプによる自動荷下ろし機能を付して荷降ろし要員の配置もいらなくなった。自動で荷降ろしをした後は、あとはまた山に戻ってきて、自動停止する。
・苗木植栽ロボットの開発:重機アームの先端にアタッチして使う植栽ロボットで、カメラにより植栽位置を精度よく決定し一連の植栽作業を自動で行うことを可能とした。植栽作業の自動化では、オーガによる耕耘、施肥、ロボットアー厶による苗木供給、プランティングチューブによる植栽、転圧板による締め固めまでを行うことができる。
・電動苗木運搬1輪車の開発:小回りが利く小型電動の苗木運搬車で、人が楽に押せるように動力をアシストする。植え穴を開ける電動オーガを搭載し、急傾斜造林地において伐根を回避しながら移動が可能であり、1度に1日分の苗木の運搬が可能となった。
・作業道の情報化施工技術の開発:作業道の情報化施工ということで、航空レーザ、地上レーザなどの計測と車両の沈下量、振動加速度等のデータを解析して、掘削作業ガイダンス、路面締固め評価、出来形測量などが行える技術を開発した。また画像による出来形測量で1人作業が可能となり、測量に要する時間を大幅に削減できるようになった。
三番目に、株式会社つくば林業代表取締役の松浦晃氏より、「林業の現場のスマート化の現状と課題」のテーマで講演がありました。
松浦氏は、林業の現場のデジタル化、木材トレサビリティ、川上と川下の連携、ネットワーク化されるサプライチェーンなどについてお話しされました。
また、「山に収益が上がれば人も入って来る。持続可能な林業には、人材を山際に呼び込む必要がある。」「ICT林業の基本は森林情報が中心で、自分は使い勝手の良いツールを探していた。マプリイがそれで、タブレットやスマホで自在に操作できる。しかし、誰にでもできるわけではなく、センスも必要となる。」「マプリイを使った施業地でのチェックで3D地図上の立木データにより木材流通のサプライチェーンを通してトレサビリティがしっかり管理できる。バイオマス燃料トレサビリティを確立することも可能となる。」「流通の仕方が変わらないと林業も変わっていかない。100年後の希望を作りたい」と述べられました。
第2部は、質疑応答と「動き出した林業イノベーションの未来」をテーマにディスカッションが行われました。モデレーター(司会)は杉浦でした。
最初に、第1部講師の三氏へのチャットの質問に答えていただいた後、司会より、多様な林業のスマート化、デジタル化の課題は地域毎に違うと思うが、どう想定されているか? 林業イノベーションをどう日本全体に広めていくか? 問題をどう乗り越えていくか? と三氏へ質問がありました。
続いて、講師と参加者の間で熱心な意見交換がありました。
コメンテーターの米谷氏の意見・感想を記します。
・スマート林業の実態をお聞きしまして、課題がこれだけあるのに対してこういう技術を使えばいいのかというお話だった。
・けれど、いろんな内容、何を解決すれば生産性が上がるか、収益あがるかいうコメントがありましたけれど、あまりにも広範囲な課題、軒並み全部ある、それがひとつひとつ解決するのは大変だけれど、ひとつだけ解決すれば、生産性が上がるものではないとこれが林業の実態、問題点。一番大きなところだと思っています。
・林業はものずごくハードなバラエティにとんだ内容ですから、一つずつ潰していかなきゃならない、それでやっと、50年、100年使えるような、現場で覚悟して取り組んでいかなければならない内容じゃないかと思っています。
・なんとか林業再生ですね。儲かる林業にもっていきたい。人が来ない、やはりハードな現場、我々は楽にしてあげないといけない。本当に使えるように持っていくには、まだまだ時間がかかると思うんですね。
・地域の連携も大事だと、地域の連携を組んでいくと、地域の人たちがそのマインドになって、取り組んでいくのが必要。
・そういうところで、情報化の技術は非常に有効だろうと思いますんで、日本の技術を使いながら、どんどん頑張ってほしいというのが、私の実感です。
三氏より感想を伺いました。
・平野氏:今日はお話させていただく機会をいただいて、ありがとうございました。毛綱様や松浦様の研究開発や現場のITC活用を拝見しまして、私としても勉強になりました。
・毛綱氏:本日はありがとうございました。林業って、とてもハードです。働く環境がひどすぎます。自分でいうのも変ですけど他にほぼないと思います。そういう意味では皆様のお力が頼りになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
・松浦氏:皆さん、ありがとうございました。拙い説明ですみません。僕たちだけでは出来なくて、行政側の平野さん達、それから研究職の毛綱さん達というところの支えがあっての現場だと思っています。毛綱さんが言うように劣悪な環境ですけれど、僕は楽しい部分もあって山に入っているんですが、気持ちが良い人間的な仕事と思っております。ですから今後も、平野さん、毛綱さん、皆さんに支えられて頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
最後に、農都会議の山本登事務局長より閉会挨拶がありました。
今回も盛況な勉強会となり、林業イノベーションについての理解が深まり、地域の課題をいろいろな視点で考えるたいへん有意義な機会になったと思います。
講演では、林業のスマート化、デジタル化の現状、人が行うキツイ作業をアシストするロボット等の最新技術、ICT技術(Mapry)を使った施業の状況がよく分かりました。
ディスカッションでは、地域の中心となる人材が鍵、若い人を山際に呼び込む必要がある等、地域の林業イノベーションの課題が浮き上がったように思います。
講師の先生方並びにご参加の皆様方へ心より感謝申し上げます。
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