
5月29日「動き出した林業イノベーションの未来」勉強会のお知らせ[2023年04月11日(Tue)]
NPO法人農都会議は、5月29日(月)夕、「動き出した林業イノベーションの未来 〜地域毎に多様な林業のスマート化、デジタル化の課題を考える」勉強会をオンラインで開催します。
→イベント報告
国土の三分の二、約2500万haが山林の日本は世界有数の森林資源大国です。うち約4割の人工林を中心に森林蓄積が年間約7千万m3増加し、毎年、木材として利用される以上の量の木質バイオマスが増えていく計算となります。1980年代から90年代にかけての林業の衰退も良く知られていることですが、近年、バイオマスエネルギー活用が始まったこともあって、木材自給率と素材生産量は回復しつつあります。
林業は、造林から収穫まで長期間を要し、厳しい自然条件下での人力作業が多いといった特性があり、このことが低い生産性・安全性の一因となっています。これを抜本的に改善するため、森林・林業基本計画では、新技術を活用し、伐採から再造林・保育に至る収支のプラス転換を可能とする「新しい林業」を展開することとし、具体的政策として「スマート林業」が推進されてきました。
→イベント報告
NPO法人農都会議 5月勉強会
動き出した林業イノベーションの未来
〜地域毎に多様な林業のスマート化、デジタル化の課題を考える〜
動き出した林業イノベーションの未来
〜地域毎に多様な林業のスマート化、デジタル化の課題を考える〜
国土の三分の二、約2500万haが山林の日本は世界有数の森林資源大国です。うち約4割の人工林を中心に森林蓄積が年間約7千万m3増加し、毎年、木材として利用される以上の量の木質バイオマスが増えていく計算となります。1980年代から90年代にかけての林業の衰退も良く知られていることですが、近年、バイオマスエネルギー活用が始まったこともあって、木材自給率と素材生産量は回復しつつあります。
林業は、造林から収穫まで長期間を要し、厳しい自然条件下での人力作業が多いといった特性があり、このことが低い生産性・安全性の一因となっています。これを抜本的に改善するため、森林・林業基本計画では、新技術を活用し、伐採から再造林・保育に至る収支のプラス転換を可能とする「新しい林業」を展開することとし、具体的政策として「スマート林業」が推進されてきました。
農都会議は、「山には木が沢山あるのに、なぜ出てこないのか?」をテーマに、伐採・搬出、路網整備等の『林業技術の革新』に関する勉強会をこれまで度々開催し、提言を取りまとめてきました。そして、林業のスマート化、デジタル化が地域活性化や、新しい林業、木材トレサビリティ、サプライチェーン、バイオマス産業、環境・エネルギーなどへ活かされることを願ってきました。
本勉強会では、スタートした「林業イノベーション」政策で重要なITCやAI、ロボットの活用状況を知り、参加者と一緒に、森林・林業の未来を考えたいと思います。
関心をお持ちの皆様のご参加をお待ちしています。
●日時 2023年5月29日(月)18:00〜20:30 (17:50入場開始)
●会場 オンライン開催(Zoomなど利用)
●プログラム
【第1部 講演・質疑】
1.「林業のデジタル化の推進に向けて」
本山 淳一 氏(林野庁研究指導課技術開発推進室施工企画班 課長補佐)
*林野庁が進めてきた「スマート林業」の実証事業の成果や、今後の林業のデジタル化推進に向けた施策についてお話しいただきます。
2.「林業のスマート化、デジタル化の現状と課題」
毛綱 昌弘 氏(森林総合研究所林業工学領域 領域長)
*林業工学研究領域が取組む木材生産や再造林作業を省力で低コスト、安全に行うための研究開発についてお話しいただきます。
3.「林業の現場のスマート化の現状と課題」
松浦 晃 氏(株式会社つくば林業 代表取締役)
*林業の現場のデジタル化、木材トレサビリティ、川上と川下の連携、ネットワーク化されるサプライチェーンなどについてお話しいただきます。
【第2部 ディスカッション】
「動き出した林業イノベーションの未来」
本山 淳一 氏(林野庁研究指導課技術開発推進室施工企画班 課長補佐)
毛綱 昌弘 氏(森林総合研究所林業工学領域 領域長)
松浦 晃 氏(株式会社つくば林業 代表取締役)
モデレーター: NPO法人農都会議の理事を予定
*ご登壇の皆様と参加者を交えて、地域の特性や多面的な林業イノベーションの課題、未来について質疑応答と意見交換を行っていただきます。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 NPO法人農都会議 バイオマスWG/農都交流・地域支援G
●協力 NPO法人蔵前バイオエネルギー、いばらき里山・バイオマス協議会、飯能木質バイオマスエネルギー協議会、ちば里山・バイオマス協議会、ほかを予定
●対象 森林・林業・木材産業関係者、再生可能エネルギー・バイオマス関係者(発電・燃料供給・金融等サービス)、環境・地方創生関係者、団体、研究者、市民、NPO、自治体関係者等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般 1,000円、学生 500円、会員 無料
●参加申込 それぞれ、次のリンクよりお申込みをお願いします。
・一般と学生の方はPeatixサイトよりチケットをご購入ください。
・農都会議の2023年度会員の方はこちらよりお申込みください。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
※農都会議会員への新規登録・更新登録の申込は、こちら からお願いします。
■ 農都会議の森林・林業関係の参考記事
<林業・森林・バイオマス>
・内子町脱炭素地域づくりシンポジウム (2022年11月)
・「地域の脱炭素化とエネルギー自給」勉強会 (2022年8月)
・「森林資源活用によるグリーンリカバリー」講演会 (2021年9月)
・「林業・バイオマス発電の持続可能性」勉強会 (2020年10月)
・岐阜県立森林文化アカデミー出前講座 (2020年9月)
・「スマート林業が拓く未来」勉強会 (2020年8月)
・「林業の現場からコロナ後を考える」勉強会 (2020年6月)
・「林業技術の革新2〜次世代林業機械、森林管理システムを考える」勉強会 (2017年12月)
・「林業技術の革新〜山には木が沢山あるのになぜ出てこないのか」勉強会 (2017年9月)
・「バイオマス発電燃料の伐採と搬出」勉強会 (2015年10月)
・「木材の搬出の取り組み」勉強会 (2014年7月)
<森林環境税・譲与税>
・森林環境譲与税勉強会2023 (2023年2月)
・森林環境譲与税の利用状況、今後の森林整備にどう活かす?(2022年1月)
・森林環境税どう使う? 林道整備の方向性(2019年5月)
・森林環境税と新たな森林管理システムの施行を考える(2019年1月)
・森林環境税と新たな森林管理システム(2018年1月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
本勉強会では、スタートした「林業イノベーション」政策で重要なITCやAI、ロボットの活用状況を知り、参加者と一緒に、森林・林業の未来を考えたいと思います。
関心をお持ちの皆様のご参加をお待ちしています。
●日時 2023年5月29日(月)18:00〜20:30 (17:50入場開始)
●会場 オンライン開催(Zoomなど利用)
●プログラム
【第1部 講演・質疑】
1.「林業のデジタル化の推進に向けて」
本山 淳一 氏(林野庁研究指導課技術開発推進室施工企画班 課長補佐)
*林野庁が進めてきた「スマート林業」の実証事業の成果や、今後の林業のデジタル化推進に向けた施策についてお話しいただきます。
2.「林業のスマート化、デジタル化の現状と課題」
毛綱 昌弘 氏(森林総合研究所林業工学領域 領域長)
*林業工学研究領域が取組む木材生産や再造林作業を省力で低コスト、安全に行うための研究開発についてお話しいただきます。
3.「林業の現場のスマート化の現状と課題」
松浦 晃 氏(株式会社つくば林業 代表取締役)
*林業の現場のデジタル化、木材トレサビリティ、川上と川下の連携、ネットワーク化されるサプライチェーンなどについてお話しいただきます。
【第2部 ディスカッション】
「動き出した林業イノベーションの未来」
本山 淳一 氏(林野庁研究指導課技術開発推進室施工企画班 課長補佐)
毛綱 昌弘 氏(森林総合研究所林業工学領域 領域長)
松浦 晃 氏(株式会社つくば林業 代表取締役)
モデレーター: NPO法人農都会議の理事を予定
*ご登壇の皆様と参加者を交えて、地域の特性や多面的な林業イノベーションの課題、未来について質疑応答と意見交換を行っていただきます。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 NPO法人農都会議 バイオマスWG/農都交流・地域支援G
●協力 NPO法人蔵前バイオエネルギー、いばらき里山・バイオマス協議会、飯能木質バイオマスエネルギー協議会、ちば里山・バイオマス協議会、ほかを予定
●対象 森林・林業・木材産業関係者、再生可能エネルギー・バイオマス関係者(発電・燃料供給・金融等サービス)、環境・地方創生関係者、団体、研究者、市民、NPO、自治体関係者等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般 1,000円、学生 500円、会員 無料
●参加申込 それぞれ、次のリンクよりお申込みをお願いします。
・一般と学生の方はPeatixサイトよりチケットをご購入ください。
・農都会議の2023年度会員の方はこちらよりお申込みください。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
※農都会議会員への新規登録・更新登録の申込は、こちら からお願いします。
■ 農都会議の森林・林業関係の参考記事
<林業・森林・バイオマス>
・内子町脱炭素地域づくりシンポジウム (2022年11月)
・「地域の脱炭素化とエネルギー自給」勉強会 (2022年8月)
・「森林資源活用によるグリーンリカバリー」講演会 (2021年9月)
・「林業・バイオマス発電の持続可能性」勉強会 (2020年10月)
・岐阜県立森林文化アカデミー出前講座 (2020年9月)
・「スマート林業が拓く未来」勉強会 (2020年8月)
・「林業の現場からコロナ後を考える」勉強会 (2020年6月)
・「林業技術の革新2〜次世代林業機械、森林管理システムを考える」勉強会 (2017年12月)
・「林業技術の革新〜山には木が沢山あるのになぜ出てこないのか」勉強会 (2017年9月)
・「バイオマス発電燃料の伐採と搬出」勉強会 (2015年10月)
・「木材の搬出の取り組み」勉強会 (2014年7月)
<森林環境税・譲与税>
・森林環境譲与税勉強会2023 (2023年2月)
・森林環境譲与税の利用状況、今後の森林整備にどう活かす?(2022年1月)
・森林環境税どう使う? 林道整備の方向性(2019年5月)
・森林環境税と新たな森林管理システムの施行を考える(2019年1月)
・森林環境税と新たな森林管理システム(2018年1月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
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