
4月25日「地域・企業の現場から政策提言」勉強会の報告[2022年04月27日(Wed)]
最初に、杉浦代表理事より、「本日の提言SG(スタディグループ)の目的は、用意されたフォーマット(提言書式)に、各自の提言を分かりやすく書けるようにすることです。皆さまの仕事や地域活動、暮らしなど身の回りの課題に対しての解決策を記入する際は、提案内容はシンプルに、文章は短いほど良いです。また、背景や現状及び課題、期待される効果などの説明資料は、ポイントを明確にして詳しいエビデンスが必要です」と説明がありました。
続いて、本日までに提言書式に記入する形で提出された提言案を例にして、「提案内容はシンプルにして分かり易いことが必要」等の具体的な説明があり、参加者全員で意見交換を行いました。
その概要を記します。
(1) NPOと大学連携による脱炭素地域モデルの実装について
・自治体予算を使った民間への「業務委託」でないのが良い。
・自治体は人手不足、定期異動が多くて専門人材が育たない。
・そのために、大学等において研究を継続できる人材の活用が意味がある。
・地域おこし協力隊に関しては、募集段階から活動内容を具体的に明確にするのが良い。
(2) バイオマス熱利用の実態調査、 地域エネルギーサービス会社の育成について
・バイオマスボイラーの開発や熱利用データの実施はどこが受け持つのか?
・制度改変は国、予算執行は国と自治体、事業実施は主に民間となる。
・熱売りの場合、「薪、チップ売り」が有望と思う。ぜひ検討されたい。
・燃料供給源としては、国産材、間伐材であり、植林の必要もある。
・近所のバイオマス発電所の廃熱を施設園芸に使いたいと考えている。
・バイオマスの電気は変動をカバーするベースロード電源と理解している。国産材や環境譲与税にも関心があって、今回は参加した。
・ボイラー等のバイオマス設備は小型が良い。
・外国産の設備をまとめて調達してコストを下げられないか。
等々、提言の取りまとめに向けて、熱心な討議が行われました。引き続き、仕事や地域に関係する課題に取り組んでおられる皆さまからご提案をお待ちしております。
今後の予定は、できるだけ早めに「農都会議2022年政策提言」を取りまとめて関係機関へ提出し、その後、夏頃に『2022年提言発表会』の開催を計画いたします。
今回ご参加いただいた皆様方へ心より感謝申し上げます。
(参考)
いままでの農都会議の提言については、政策提言カテゴリ をご参照ください。
・2022年2月16日政策提言SGの報告
・2022年1月19日政策提言SGの報告
・2021年12月13日政策提言SGの報告
・2021年8月23日「地域・企業の現場から政策提言」発表会の報告
・2021年7月12日政策提言SGの報告
・2021年6月7日政策提言SGの報告
・2019年11月18日政策提言SGの報告
・2019年4月15日政策提言SGの報告
・2018年1月19日政策提言SGの報告
・2017年7月14日政策提言SGの報告
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/