
6月14日「ふくしまの農業・農村復興」講演会のお知らせ[2021年05月06日(Thu)]
NPO法人農都会議は、6月14日(月)午後、2021年度総会記念講演会「再エネ・ソーラーシェアリングを活用したふくしまの農業・農村復興」をオンラインにて開催します。
→イベント報告
3.11から10年経ちました。福島県内の住宅地や農地の多くは除染が進み、沿岸部ではロボテックや水素エネルギー、浮体式洋上風力などの先端的産業の立地化が計られています。しかし、元の住居へ帰還できない避難者が多く残り、商業・経済も以前の賑わいを取り戻すことはなく、フクシマの復興は途半ばの状態です。
農都会議は、東日本大震災と原子力発電所事故後の2011年9月に、2度のふくしま復興フォーラムを開催し、その後も定期的に「ふくしま復興」関連の勉強会とフィールドワークを実施して来ました(ホームページ参照)。3.11から10年にあたり、「再エネ・ソーラーシェアリングを活用したふくしまの農業・農村復興」を学ぶ機会を持ちたいと思います。
→イベント報告
NPO法人農都会議 2021年度総会記念講演会
再生可能エネルギー/ソーラーシェアリング
を活用したふくしまの農業・農村復興
再生可能エネルギー/ソーラーシェアリング
を活用したふくしまの農業・農村復興
3.11から10年経ちました。福島県内の住宅地や農地の多くは除染が進み、沿岸部ではロボテックや水素エネルギー、浮体式洋上風力などの先端的産業の立地化が計られています。しかし、元の住居へ帰還できない避難者が多く残り、商業・経済も以前の賑わいを取り戻すことはなく、フクシマの復興は途半ばの状態です。
農都会議は、東日本大震災と原子力発電所事故後の2011年9月に、2度のふくしま復興フォーラムを開催し、その後も定期的に「ふくしま復興」関連の勉強会とフィールドワークを実施して来ました(ホームページ参照)。3.11から10年にあたり、「再エネ・ソーラーシェアリングを活用したふくしまの農業・農村復興」を学ぶ機会を持ちたいと思います。
本講演会にあたり、@福島の農林業・農村の現状を知る、A環境・エネルギー政策に福島の教訓は生かされたか? の二つのテーマを考えました。
いままでバイオマス発電につながる森林・林業をテーマに取り上げることが多かったですが、今回は、再生可能エネルギーのなかでも地域農業へ影響が大きいソーラーシェアリングを事例研究の対象といたします。営農を条件とするソーラーシェアリングは農業経営の向上を通じて地域経済の活性化効果が大きくあらわれています。
福島復興をめざす行政の再生可能エネルギー政策をお聞きし、また、二本松・飯館でソーラーシェアリングに挑戦されている加藤氏と南相馬の先駆者の高橋氏からソーラーシェアリングを活用したふくしまの農業・農村復興の現状と課題をお聞きし、ご参加の皆様と一緒に考えたいと思います。
ふくしま復興と再生可能エネルギーに関心のある皆様のご参加をお待ちしております。
●日時 2021年6月14日(月)14:30〜17:0 (14:15入場開始)
●会場 オンライン開催(Zoom使用)
●プログラム
【第1部 講演・質疑】
1.「農山漁村における再生可能エネルギー発電について」
西尾 利哉 氏(農林水産省食料産業局バイオマス循環資源課 再生可能エネルギー室長)
*福島県の農林産業の復興・再生に向けた再生可能エネルギー導入事例等を説明していただき、カーボンニュートラル、地域エネルギー、再エネ熱利用等についてもお話しいただく予定です。
2.「有機農家だった私が、なぜ電気を作るのか? 福島農業の復活と再生を夢見て」
近藤 恵 氏(農業法人 株式会社Sunshine 代表取締役、二本松営農ソーラー株式会社 代表取締役)
*ソーラーシェアリング推進連盟の幹事のお一人の近藤氏に、発電会社と農業法人を自ら設立した経緯と、福島の農業、農村の復興・再生にかける想いをお話しいただきます。
3.「南相馬市の現状とソーラーシェアリングからの循環を目指して」
高橋 荘平 氏(一般社団法人南相馬除染研究所 代表理事、一般社団法人えこえね南相馬研究機構 代表理事)
*地域に根ざした取組みにするためには住民主体であることが不可欠と、農家と共同で再エネ発電と菜の花や菜種油栽培などを進める高橋氏に、南相馬の農業や除染についてお話しいただきます。
【第2部 ディスカッション】
テーマ: 「福島の農業・農村復興の現状と課題について」
モデレーター: 高澤 真 氏(一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟 理事、ちば里山・バイオマス協議会 代表幹事、NPO法人農都会議 理事)
*再生可能エネルギーを活用した福島の復興・再生の現状と課題について、第1部の講師の皆様と参加者間で意見交換していただきます。
※本講演会は新型コロナウイルス感染防止のためZoomを利用したオンラインで行います。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 NPO法人農都会議 バイオマスWG/農都交流・地域支援G
●対象 ふくしま復興と再生可能エネルギーに関心のある企業、研究者、市民、団体、行政、NPO、メディア等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般:1,000円 農都会議の会員:無料
●参加申込 https://peatix.com/event/1912157/view
一般の方は上記リンクよりお申込みください。6月13日(日)20:00で締切りますので、お早めにお願いします。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
※農都会議の2021年度会員の皆様は、開催数日前にオンライン参加アドレスをお知らせする招待メールをお送りしますので、お待ちください。
※農都会議の会員登録/登録更新のお申込は、こちら からお願いします。
<講師プロフィール>
近藤 恵(こんどう けい)氏
1979年東京都生まれ。筑波大学、千葉県成田市、福島県二本松市、其々の地にて有機農業の先達に師事。2006年より二本松市にて専業有機農業経営。3.11原発事故で被災し農業を一時廃業。市民電力立上げを支援し、2021年より営農法人としてソーラーシェアリングとの兼業農業復帰。株式会社Sunshine(農業法人)、二本松営農ソーラー株式会社(4MW営農型発電事業)、二本松ご当地エネルギーをみんなで考える株式会社(仮称・二本松電力の準備会社)、各社の代表取締役。
高橋 荘平(たかはし そうへい)氏
1976年南相馬市(旧原町市)生まれ。震災以後、亡き父が立ち上げた南相馬除染研究所で除染や測定に関わる。現在は南相馬除染研究所、えこえね南相馬研究機構の代表を務め、南相馬除染研究所では震災後の除染だけでなく、定点での測定を2011年7月から始め今も継続し環境の変化を発信、現状の不安の解消を目的とし、えこえね南相馬研究機構ではソーラーシェアリングの実践、再生可能エネルギーの普及に取り組み、将来の希望につなげたいと活動している。
<参考: ふくしま関連記事>
・「福島の木質バイオマス」勉強会の報告 (2017年8月)
・「ふくしまの暮らし、農林業」勉強会の報告 (2015年5月)
・ふくしま南相馬・相馬フィールドワークの報告 (2015年5月)
・「ふくしまの森林・バイオマス」勉強会の報告 (2015年4月)
・「ふくしまの現在(いま)を考える」勉強会の報告 (2014年12月)
・再生可能エネルギーフォーラム2の報告 (2013年1月)
・相馬地方フィールドワークの報告 (2012年7月)
・新しい公共フォーラム2012 第2回の報告 (2012年2月)
・NPOまつり2011 「ふくしま復興フォーラム後の現地の取組み」 (2011年10月)
・ふくしま復興フォーラム2 (2011年9月)
・ふくしま復興フォーラム1 (2011年9月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
いままでバイオマス発電につながる森林・林業をテーマに取り上げることが多かったですが、今回は、再生可能エネルギーのなかでも地域農業へ影響が大きいソーラーシェアリングを事例研究の対象といたします。営農を条件とするソーラーシェアリングは農業経営の向上を通じて地域経済の活性化効果が大きくあらわれています。
福島復興をめざす行政の再生可能エネルギー政策をお聞きし、また、二本松・飯館でソーラーシェアリングに挑戦されている加藤氏と南相馬の先駆者の高橋氏からソーラーシェアリングを活用したふくしまの農業・農村復興の現状と課題をお聞きし、ご参加の皆様と一緒に考えたいと思います。
ふくしま復興と再生可能エネルギーに関心のある皆様のご参加をお待ちしております。
●日時 2021年6月14日(月)14:30〜17:0 (14:15入場開始)
●会場 オンライン開催(Zoom使用)
●プログラム
【第1部 講演・質疑】
1.「農山漁村における再生可能エネルギー発電について」
西尾 利哉 氏(農林水産省食料産業局バイオマス循環資源課 再生可能エネルギー室長)
*福島県の農林産業の復興・再生に向けた再生可能エネルギー導入事例等を説明していただき、カーボンニュートラル、地域エネルギー、再エネ熱利用等についてもお話しいただく予定です。
2.「有機農家だった私が、なぜ電気を作るのか? 福島農業の復活と再生を夢見て」
近藤 恵 氏(農業法人 株式会社Sunshine 代表取締役、二本松営農ソーラー株式会社 代表取締役)
*ソーラーシェアリング推進連盟の幹事のお一人の近藤氏に、発電会社と農業法人を自ら設立した経緯と、福島の農業、農村の復興・再生にかける想いをお話しいただきます。
3.「南相馬市の現状とソーラーシェアリングからの循環を目指して」
高橋 荘平 氏(一般社団法人南相馬除染研究所 代表理事、一般社団法人えこえね南相馬研究機構 代表理事)
*地域に根ざした取組みにするためには住民主体であることが不可欠と、農家と共同で再エネ発電と菜の花や菜種油栽培などを進める高橋氏に、南相馬の農業や除染についてお話しいただきます。
【第2部 ディスカッション】
テーマ: 「福島の農業・農村復興の現状と課題について」
モデレーター: 高澤 真 氏(一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟 理事、ちば里山・バイオマス協議会 代表幹事、NPO法人農都会議 理事)
*再生可能エネルギーを活用した福島の復興・再生の現状と課題について、第1部の講師の皆様と参加者間で意見交換していただきます。
※本講演会は新型コロナウイルス感染防止のためZoomを利用したオンラインで行います。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 NPO法人農都会議 バイオマスWG/農都交流・地域支援G
●対象 ふくしま復興と再生可能エネルギーに関心のある企業、研究者、市民、団体、行政、NPO、メディア等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般:1,000円 農都会議の会員:無料
●参加申込 https://peatix.com/event/1912157/view
一般の方は上記リンクよりお申込みください。6月13日(日)20:00で締切りますので、お早めにお願いします。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
※農都会議の2021年度会員の皆様は、開催数日前にオンライン参加アドレスをお知らせする招待メールをお送りしますので、お待ちください。
※農都会議の会員登録/登録更新のお申込は、こちら からお願いします。
<講師プロフィール>
近藤 恵(こんどう けい)氏

高橋 荘平(たかはし そうへい)氏

<参考: ふくしま関連記事>
・「福島の木質バイオマス」勉強会の報告 (2017年8月)
・「ふくしまの暮らし、農林業」勉強会の報告 (2015年5月)
・ふくしま南相馬・相馬フィールドワークの報告 (2015年5月)
・「ふくしまの森林・バイオマス」勉強会の報告 (2015年4月)
・「ふくしまの現在(いま)を考える」勉強会の報告 (2014年12月)
・再生可能エネルギーフォーラム2の報告 (2013年1月)
・相馬地方フィールドワークの報告 (2012年7月)
・新しい公共フォーラム2012 第2回の報告 (2012年2月)
・NPOまつり2011 「ふくしま復興フォーラム後の現地の取組み」 (2011年10月)
・ふくしま復興フォーラム2 (2011年9月)
・ふくしま復興フォーラム1 (2011年9月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
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