
10月26日「林業・バイオマス発電の持続可能性」勉強会のお知らせ[2020年09月06日(Sun)]
NPO法人農都会議 バイオマスWG/農都交流・地域支援Gは、10月26日(月)夕、「林業・木質バイオマス発電の持続可能性を考える 〜木質バイオマスエネルギー利用の方向性」オンライン勉強会/WEBセミナーを開催します。
→イベント報告
経済産業省と農林水産省の連携による「林業・木質バイオマス発電の成長産業化に向けた研究会」が7月に開始されました。8月には2回目が開催され、参加した森林・林業・木材産業関係団体とバイオマス発電関係団体等から意見発表が行われました。
→イベント報告
NPO法人農都会議 10月オンライン勉強会
林業・木質バイオマス発電の持続可能性を考える
〜木質バイオマスエネルギー利用の方向性〜
林業・木質バイオマス発電の持続可能性を考える
〜木質バイオマスエネルギー利用の方向性〜
経済産業省と農林水産省の連携による「林業・木質バイオマス発電の成長産業化に向けた研究会」が7月に開始されました。8月には2回目が開催され、参加した森林・林業・木材産業関係団体とバイオマス発電関係団体等から意見発表が行われました。
9月の3回目でまとめが行われるようですが、検討すべき点として、経産省は、コスト低減、持続可能なバイオマス発電を挙げ、農水省は、既存の木材利用との競合、森林資源の持続的な利用、木質バイオマス熱利用の推進と説明しています。研究会の議論では、コストや低炭素化、熱利用、地域活性化、路網整備、未利用樹種活用(広葉樹、早生樹)、人材供給、地域貢献・共存等が検討課題として挙げられています。
再生可能エネルギーの中でバイオマス発電は、燃料を必要とする唯一の発電方式です。バイオマス発電事業者にとって発電コストの6〜7割を占める燃料の調達は事業の成否を左右します。いままで燃料調達に関する両省間の公式協議が無かったのが不思議なくらいです。
FIT法には、「価格、期間等について特別の措置を講ずることにより、再生可能エネルギー源の利用を促進し、国際競争力の強化及び我が国産業の振興、地域の活性化その他国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」と書かれています。再エネ主力電源化とともにバイオマスはベースロード電源と位置付けられましたが、木質バイオマスのポテンシャルを十分に活用するには国産燃料の拡大が急務です。30兆円に上る化石燃料の輸入が貿易赤字の主因となっている現状から少しでも脱却するために、エネルギーの地産地消を進める必要があります。
農都会議は、2013年のバイオマスWG(ワーキンググループ)の設置当初から、バイオマス発電産業の健全な発展には林業の活性化が不可欠との問題意識を持って各勉強会を行ってきました。遅まきながら設置された研究会ですが、歓迎すべきものと考えています。
今回は、農都会議が設立に尽力したバイオマス発電事業者協会(BPA)の理事のお二人に、バイオマス発電会社経営の立場から(及び国産燃料調達会社の立場から)、林業×バイオマス発電の持続可能性の課題を詳しくお聞きし、ご参加の皆様と一緒に考えたいと思います。
●日時 2020年10月26日(月)18:00〜20:30 (17:50入室開始)
●会場 オンライン開催
●プログラム
開会挨拶(Zoomの説明) 杉浦 英世(NPO法人農都会議 代表理事)
【第1部 講 演】
1.「地方の木質バイオマス発電の存在意義と使命とは…」
石田 博 氏(株式会社グリーン発電大分 取締役社長)
*バイオマス発電事業者と林業・製材業者の双方の立場の考え方、課題、今後の方向性をお話しいただきます。
2.「早生樹に関連するフォレストエナジーの取組み」
沼 真吾 氏(フォレストエナジー株式会社 代表取締役社長)
*国産燃料と輸入燃料によるバイオマス発電の採算性の違いや早生樹活用についてなどをお話しいただきます。
【第2部 質疑、意見交換】
「持続可能な林業・バイオマス発電とは」
石田 博 氏(株式会社グリーン発電大分 取締役社長)
沼 真吾 氏(フォレストエナジー株式会社 代表取締役社長)
コーディネーター:杉浦 英世(NPO法人農都会議 代表理事)
【第3部 交流会】
*希望者によるZoom交流会を行います。お気軽にご参加ください。
※本セミナーは新型コロナウイルス感染防止のためZoomを利用したオンラインで行います。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 NPO法人農都会議 バイオマスWG/農都交流・地域支援G
●協力 一般社団法人日本シュタットベルケネットワーク、一般社団法人バイオマス発電事業者協会などを予定
●対象 森林・林業・木材産業関係者、再生可能エネルギー・バイオマス関係者(発電・燃料供給・金融等サービス)、環境・地方創生関係者、研究者、市民、NPO、自治体関係者等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般 1,000円、会員・学生 500円
●参加申込 https://peatix.com/event/1625408/view
上記リンクよりお申込みください。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
(参考)
・バイオマス発電事業者協会・農都会議 共催講演会の報告 (2017年7月)
・「バイオマス発電産業の課題と未来」講演会の報告 (2017年6月)
・「木質バイオマス発電所の研究」勉強会の報告 (2017年1月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
再生可能エネルギーの中でバイオマス発電は、燃料を必要とする唯一の発電方式です。バイオマス発電事業者にとって発電コストの6〜7割を占める燃料の調達は事業の成否を左右します。いままで燃料調達に関する両省間の公式協議が無かったのが不思議なくらいです。
FIT法には、「価格、期間等について特別の措置を講ずることにより、再生可能エネルギー源の利用を促進し、国際競争力の強化及び我が国産業の振興、地域の活性化その他国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」と書かれています。再エネ主力電源化とともにバイオマスはベースロード電源と位置付けられましたが、木質バイオマスのポテンシャルを十分に活用するには国産燃料の拡大が急務です。30兆円に上る化石燃料の輸入が貿易赤字の主因となっている現状から少しでも脱却するために、エネルギーの地産地消を進める必要があります。
農都会議は、2013年のバイオマスWG(ワーキンググループ)の設置当初から、バイオマス発電産業の健全な発展には林業の活性化が不可欠との問題意識を持って各勉強会を行ってきました。遅まきながら設置された研究会ですが、歓迎すべきものと考えています。
今回は、農都会議が設立に尽力したバイオマス発電事業者協会(BPA)の理事のお二人に、バイオマス発電会社経営の立場から(及び国産燃料調達会社の立場から)、林業×バイオマス発電の持続可能性の課題を詳しくお聞きし、ご参加の皆様と一緒に考えたいと思います。
●日時 2020年10月26日(月)18:00〜20:30 (17:50入室開始)
●会場 オンライン開催
●プログラム
開会挨拶(Zoomの説明) 杉浦 英世(NPO法人農都会議 代表理事)
【第1部 講 演】
1.「地方の木質バイオマス発電の存在意義と使命とは…」
石田 博 氏(株式会社グリーン発電大分 取締役社長)
*バイオマス発電事業者と林業・製材業者の双方の立場の考え方、課題、今後の方向性をお話しいただきます。
2.「早生樹に関連するフォレストエナジーの取組み」
沼 真吾 氏(フォレストエナジー株式会社 代表取締役社長)
*国産燃料と輸入燃料によるバイオマス発電の採算性の違いや早生樹活用についてなどをお話しいただきます。
【第2部 質疑、意見交換】
「持続可能な林業・バイオマス発電とは」
石田 博 氏(株式会社グリーン発電大分 取締役社長)
沼 真吾 氏(フォレストエナジー株式会社 代表取締役社長)
コーディネーター:杉浦 英世(NPO法人農都会議 代表理事)
【第3部 交流会】
*希望者によるZoom交流会を行います。お気軽にご参加ください。
※本セミナーは新型コロナウイルス感染防止のためZoomを利用したオンラインで行います。
※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
●主催 NPO法人農都会議 バイオマスWG/農都交流・地域支援G
●協力 一般社団法人日本シュタットベルケネットワーク、一般社団法人バイオマス発電事業者協会などを予定
●対象 森林・林業・木材産業関係者、再生可能エネルギー・バイオマス関係者(発電・燃料供給・金融等サービス)、環境・地方創生関係者、研究者、市民、NPO、自治体関係者等
●定員 100名(申し込み先着順)
●参加費 一般 1,000円、会員・学生 500円
●参加申込 https://peatix.com/event/1625408/view
上記リンクよりお申込みください。
※Peatixの申込方法が分からない場合は、お名前、連絡先、ご所属等を明記の上、メール にてお申し込みをお願いします。
(参考)
・バイオマス発電事業者協会・農都会議 共催講演会の報告 (2017年7月)
・「バイオマス発電産業の課題と未来」講演会の報告 (2017年6月)
・「木質バイオマス発電所の研究」勉強会の報告 (2017年1月)
■お問い合わせ
NPO法人農都会議 事務局
E-mail:noutokaigi@gmail.com
URL:https://blog.canpan.info/bioenergy/
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