日本財団・オーバーブルック盲学校によるON-NET事業の報告書 [2012年12月04日(Tue)]
「視覚障害者のためのオーバーブルック−日本ネットワーク事業(The Overbrook-Nippon-Network on Educational Technology for Blind and Visually Impaired Persons)」は通称でオンネット(ON-NET)とよばれており、日本財団がアメリカのオーバーブルック盲学校と協力して1998年からアセアン地域で視覚障害者のために実施してきた事業です。
この事業の目的は、コンピューターによるアクセス・テクノロジーの効果的な利用を通じて、途上国における視覚障害者の教育と就労の機会を拡大することと、アジア地域に視覚障害者支援団体のネットワークを確立することです。 本事業はオーバーブルック盲学校国際部のディレクターを務めていたラリー・キャンベル氏によって運営され、タイ、ベトナム、カンボジア、インドネシア、フィリピン等のASEAN諸国で多くの視覚障害当事者やNGOを支援してきました。日本財団は昨年、過去14年間にわたるのON-NET事業の評価をタイ、カンボジア、ベトナムの3カ国で実施しました。 本評価報告書はCANPANの事業成果物として公開されていますので、詳細な評価結果や各国の視覚障害者の現状に興味のある方はぜひご覧ください。 (http://fields.canpan.info/report/detail/16660)。 この事業は基金の運用益によって今後も実施され、2013年度はミャンマーで新しい事業の展開を予定しています。 |