大変、久し振りの更新となってしまいましたが、講演会のお知らせです。
NVアクセス、創設者クラン氏講演会のお知らせ
~視覚障害当事者が開発した無料スクリーンリーダーの提供で視覚障害者の世界的な社会参画を目指す~
日本財団では、視覚障害者の情報保障を実現するために2013年から無料スクリーンリーダー「Non Visual Desktop Access」(NVDA)の世界的な普及をサポートしています。
日々のビジネスや家族・友人とのコミュニケーションはもちろんのこと、銀行やショッピングなどのサービスもインターネットでやりとりすることが当たり前になった一方で、世界に3,900万人いる視覚障害者は、コンピューターの画面を音声に変換するスクリーンリーダーがなければ、教育や就労、日々の生活、社会的交流から排除されてしまいます。
しかし、有償で提供されているスクリーンリーダーは、視覚障害者の多くが発展途上国に暮らしている為、高額で利用することが困難な状況にあります。こうした費用を負担することができない人々に質の高いスクリーンリーダーを無料で提供することは、世界で最も弱い立場の人々に世界規模で社会的なインパクトをもたらし、視覚障害者自身が支援される立場から社会に貢献する可能性を広げます。
この度、NVDAの開発者であり、同ソフトを無料で提供しているNVアクセス創設者のクラン氏の来日にあたり、NVアクセスのこれまでの活動や今後の事業展開についてご説明させて頂きたく、下記の要領で講演会を開催しますので、ぜひご参加ください。
日時:2015年3月2日(月)13:00〜15:00
場所:日本財団 2階第1会議室(東京都港区赤坂1-2-2)
<プログラム>(予定)※日英通訳あり
13:00-13:45 NVアクセスの2014年度活動報告、今後の展開について
NVアクセス創設者 マイケル・クラン氏
13:45-14:00 質疑応答
14:00-15:00 交流会
講演会へ参加ご希望の方は、3月1日(日)までに h_awano★ps.nippon-foundation.or.jp まで、ご氏名、ご所属、Eメールアドレス、お電話番号を記載の上、お申し込みください。
(★を@に変更してください)
※参加費無料
<NVアクセスについて>
2007年にオーストラリアのブリスベンで視覚障害者であり開発者のマイケル・クランとジェームス・テックによって、経済状況や言語、居住地にかかわらず全ての視覚障害者にコンピューターテクノロジーへアクセスを提供することを目的に設立された有限責任パブリック・カンパニー。NVアクセスが無料で提供するスクリーンリーダーNVDAは43言語に翻訳され120カ国で4万人が利用している。
http://www.nvaccess.org/本件に関するお問い合わせ:日本財団ソーシャルイノベーション本部BNHチーム
担当 粟野(電話:03-6229-5181)