• もっと見る

日本財団は、海外におけるさまざまな障害者支援事業を実施しています。支援の方針やプロジェクトの概要については、日本財団「海外における障害者支援」をご覧ください。
The Nippon Foundation has been supporting disabled people in developing countries.
Please see the following website for our policies and programs regarding the support for disabled people.

日本財団ホームページ
http://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/disability_support/
NVアクセス、創設者クラン氏講演会のお知らせ [2015年02月23日(Mon)]

大変、久し振りの更新となってしまいましたが、講演会のお知らせです。

NVアクセス、創設者クラン氏講演会のお知らせ
~視覚障害当事者が開発した無料スクリーンリーダーの提供で視覚障害者の世界的な社会参画を目指す~

日本財団では、視覚障害者の情報保障を実現するために2013年から無料スクリーンリーダー「Non Visual Desktop Access」(NVDA)の世界的な普及をサポートしています。

日々のビジネスや家族・友人とのコミュニケーションはもちろんのこと、銀行やショッピングなどのサービスもインターネットでやりとりすることが当たり前になった一方で、世界に3,900万人いる視覚障害者は、コンピューターの画面を音声に変換するスクリーンリーダーがなければ、教育や就労、日々の生活、社会的交流から排除されてしまいます。

しかし、有償で提供されているスクリーンリーダーは、視覚障害者の多くが発展途上国に暮らしている為、高額で利用することが困難な状況にあります。こうした費用を負担することができない人々に質の高いスクリーンリーダーを無料で提供することは、世界で最も弱い立場の人々に世界規模で社会的なインパクトをもたらし、視覚障害者自身が支援される立場から社会に貢献する可能性を広げます。

この度、NVDAの開発者であり、同ソフトを無料で提供しているNVアクセス創設者のクラン氏の来日にあたり、NVアクセスのこれまでの活動や今後の事業展開についてご説明させて頂きたく、下記の要領で講演会を開催しますので、ぜひご参加ください。

日時:2015年3月2日(月)13:00〜15:00
場所:日本財団 2階第1会議室(東京都港区赤坂1-2-2)

<プログラム>(予定)※日英通訳あり
13:00-13:45 NVアクセスの2014年度活動報告、今後の展開について
NVアクセス創設者 マイケル・クラン氏
13:45-14:00 質疑応答
14:00-15:00 交流会

講演会へ参加ご希望の方は、3月1日(日)までに h_awano★ps.nippon-foundation.or.jp まで、ご氏名、ご所属、Eメールアドレス、お電話番号を記載の上、お申し込みください。
(★を@に変更してください)

※参加費無料

<NVアクセスについて>
2007年にオーストラリアのブリスベンで視覚障害者であり開発者のマイケル・クランとジェームス・テックによって、経済状況や言語、居住地にかかわらず全ての視覚障害者にコンピューターテクノロジーへアクセスを提供することを目的に設立された有限責任パブリック・カンパニー。NVアクセスが無料で提供するスクリーンリーダーNVDAは43言語に翻訳され120カ国で4万人が利用している。http://www.nvaccess.org/


本件に関するお問い合わせ:日本財団ソーシャルイノベーション本部BNHチーム
担当 粟野(電話:03-6229-5181)
Posted by 日本財団 高橋恵里子 at 09:04 | 視覚障害者支援 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
タイのSetsatianろう学校訪問記  [2013年08月22日(Thu)]

タイのバンコクにあるSetsatianろう学校を訪問してきました。以下、学校で聞いた話です(通訳が不十分だったこともあり、事実と違う点もあるかもしれませんがご了承下さい)。

 タイにはろう学校が21ある。20が公立校で、1つが私立。バンコクにはろう学校は2つある。
 Setsatianろう学校は幼稚園から高校まで、学生は約170人。寄宿舎もあり80人ほどが生活している。手話、口話、トータルコミュニケーションなど、子供に応じた教え方をしている。教員は聴者が38人、ろう者が10人。ろう者のうち正規の教員なのは3人で、残りはアシスタントの立場で教えている。ろう者の教員はSuan Dusit universityを卒業している。幼稚部にはウォルドロフ(日本でいうシュタイナー)教育を取り入れたバイリンガルコースもある。補聴器は幼稚部や小学校などの小さい子供は使うが、大きくなると使わないことが多い。人工内耳をしている子供は5人いるが、使っていない子もいる。
 10年前はこのろう学校には360人の生徒がいたが、インクルージョンなどでろう学校の子供は減っている。卒業生の80%は職業訓練などのcollegeにいく。大学(university)にいく子は少ない。
 土曜日には親のための手話のクラスがあるが、親の参加は少ない。手話に興味のある一般の人も無料で参加できる。

 授業も見学させていただきましたが、教員は10年以上務めている人が多いそうで、手話ができる先生が多いように感じました。この学校には、カンボジアのろう学校からも先生が研修に来ているそうです。

 ろう学校には代理電話の機械があり、子供たちが親と話すのに使っていました。ここは寮に住んでいる子供が多いので、両親と話すのに良く使うそうです。

写真 (22).JPG写真.JPG写真 (1).JPG写真 縦.jpg
Posted by 日本財団 高橋恵里子 at 14:29 | 聴覚障害者支援 | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)
みんぱく手話言語学フェスタ開催のおしらせ [2013年08月15日(Thu)]

国立民族学博物館(みんぱく)の手話言語学フェスタが9月27日から29日に開催されます。今年は日本財団が助成しています。興味のある方はこちらのホームページをご覧ください。

http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/corp/20130927-29
Posted by 日本財団 高橋恵里子 at 10:22 | 聴覚障害者支援 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会による聴覚サポート「なかま」事業報告書 [2013年08月07日(Wed)]

日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会さんが東日本大震災被災聴覚障害者のために実施してきた「なかま」事業の報告書が完成しました。この事業は、日本財団およびアメリカ・ユダヤ人共同配給委員会(JDC)、ユダヤ日本支援連盟、アメリカユダヤ協会の助成により実施されたものです。

活動は2011年7月から2013年6月まで2年間にわたりました。手話や筆談でコミュニケーションできるソーシャルワーカーが、被災地で孤立しがちな聴覚障害者の相談にのり、深刻なケースには医療機関につないだりもしてきました。2年間で来所相談や訪問相談などで対応した件数は400以上になります。

興味のある方はこちらをどうぞ。
「聴覚サポートなかま事業報告書」
https://blog.canpan.info/jaswdhh/img/WEBE794A8E881B4E8A69AE382B5E3839DE383BCE38388E381AAE3818BE381BEE4BA8BE6A5ADE5A0B1E5918AE69BB8E7B7A8E99B86E383ADE38383E382AFE4BB98.pdf

なかま事業報告書.jpg
Posted by 日本財団 高橋恵里子 at 13:53 | 聴覚障害者支援 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
日本財団ホームページに手話に関するページができました。 [2013年07月31日(Wed)]

こんにちは。久しぶりの更新となりました。
今日は、お知らせです。

すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本財団のホームページの内容が更新され、新たに手話や聴覚障害者に関するページが公開されました。

sign_language_HP.jpg
このページへは、下記リンクからどうぞ。
「手話としての言語を広げよう」

トップの画像は、先日来日されたギャロデット大学の世界聴覚障害者リーダーシップ奨学金事業(WDL)で来日された皆さんの写真です。
それぞれの国の状況を発表するという重圧から解放されたからか、みなさんとてもいい笑顔で写っていらっしゃいます。
ちなみに、みなさん「日本財団」という手話を表現してくださっています。

また、特集の記事としてまず、このWDLの1期生でもあるケニアのニクソン・カキリさんのインタビューが掲載されています。

これからも、新しい記事が随時更新されますので、どうぞご訪問ください。
Posted by 日本財団 蓮池通子 at 14:35 | 聴覚障害者支援 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
WDL学生日本訪問が無事に終了しました [2013年06月28日(Fri)]

ギャロデット大学のWorld Deaf Leadership Scholarship program(WDL:世界聴覚障害者リーダシッププログラム)の学生とOB・OGの皆さんが、1週間ほど日本に滞在されました。シンポジウム「世界の手話とろう教育」の開催を含め、日本各地の聴覚障害児・者に関する教育施設や関連施設・団体を訪問しました。西は神戸から東は仙台までの大移動、ハードスケジュールとなりました。今回の日本訪問に際しては、関係各所の皆様にご協力をいただき、また、訪問時にはあたたかく迎え入れていただきましたことに、心から感謝申し上げます。

6月8日(土)に日本財団にて行われましたシンポジウム「世界の手話とろう教育」では」一般参加者約90名、スタッフ等を含めると120名を超えるみなさまにお集まりいただきました。シンポジウム終了後のティーレセプションでも50名ほどの参加者が、発表についての意見交換などを活発にされている姿が見られました。

一行は、6月10日(月)に日本訪問のスケジュールをすべて終え、次の訪問国へと旅立っていきました。

改めまして、今回の日本訪問に関してご協力をいただきました皆様、そして、シンポジウムへ足をお運びいただきましたみ皆様、すべての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
Posted by 日本財団 蓮池通子 at 10:38 | イベント関係 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
米国ギャロデット大学・日本財団共催 シンポジウム「世界の手話とろう教育」開催のお知らせ [2013年05月08日(Wed)]

ギャロデット大学は、米国ワシントンDCにあるろう者のための大学です。このたび、そのギャロデット大学より、日本財団のWorld Deaf Leadership Scholarshipを受けて留学中の学生とそのOB・OG合わせて11名が来日します。

この来日にあわせて、世界各国から集まった留学生たちとともに世界の手話とろう教育について考えるシンポジウムを開催します。留学生の母国での手話やろう教育について、アメリカにおける最新の状況などの発表も準備しております。また、シンポジウム終了後は、ティーレセプションもご用意しておりますので、留学生たちのみならず、参加者の皆さんで自由に意見交換をしていただけたらと考えております。

開催日まであまり日がなく、大変恐縮ですが、ぜひ足をお運びいただけたら幸いです。
=========================
シンポジウム「世界の手話とろう教育」
=========================
日時: 2013年6月8日(土) 
     10:00〜17:00 シンポジウム(09:30〜 受付)
     17:00〜18:00 ティーレセプション
場所: 日本財団ビル 2F会議室
     〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2
参加費: 無料
参加方法: 下にある、申し込みフォームか、メールまたはFAXでお申し込みください。
続きを読む・・・
Posted by 日本財団 蓮池通子 at 13:23 | イベント関係 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
アジアの途上国における視覚障害教育の現状と取組みについて(世界銀行コーヒーアワー 「障害と開発」シリーズ 第39回) [2013年03月26日(Tue)]

世界銀行東京事務所 / 障害分野NGO連絡会(JANNET) / 日本財団 共催

コーヒーアワー 「障害と開発」シリーズ 
第39回 アジアの途上国における視覚障害教育の現状と取組みについて


日時:2013年4月19日金曜日 午後6時30分〜8時00分
場所:世界銀行情報センター(1階PIC東京)    
東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル1階 
http://www.worldbank.org/ptokyo
地下鉄三田線 内幸町駅直結、日比谷線・千代田線・丸の内線 霞ヶ関駅C3出口

「教育についての障害者の権利を認める」
世界129ヶ国が批准している障害者の権利条約ではこのように謳われています。しかしながら、特に途上国では障害者が不自由なく学習できる制度・環境は十分に整ってはおらず、障害が理由で教育にアクセスできないという事例も散見されます。障害者の社会への完全参加と平等という目標に向けて、障害者の教育へのアクセス改善は取組まなければならない課題の一つと言えます。

今回の世界銀行コーヒーアワーでは、国際視覚障害者教育協議会(ICEVI)名誉会長Lawrence Campbell氏をスピーカーにお招きし、特にアジアにおける視覚障害教育の現状と取組みに関するお話を伺います。Campbell氏はヘレン・ケラー財団やパーキンス盲学校国際部、オーバーブルック盲学校国際事業部を歴任し、現在はICEVI名誉会長として、東南アジアにおける視覚障害者の高等教育やリーダーシッププログラム、全ての視覚障害児のための教育(Education for All Children with Visual Impairment)に尽力しております。

また、元筑波大学教授の鳥山由子氏にも、コメントをいただきます。鳥山氏は盲学校において30年以上教員として視覚障害学生に主に理系科目を指導された後、筑波大学教授として視覚障害学生に対する教科教育の指導法研究に従事され、東南アジアにおける視覚障害児の理系教育に係る教員研修等のプロジェクトリーダーとしても幅広く活躍されております。

障害者の教育の分野で様々な活動を展開しているお二方の経験や見解を伺う有意義な機会ですので、是非奮ってご参加ください。この機会に「障害と開発」について考えてみませんか?

お申し込み方法などは、続きをご覧ください。
続きを読む・・・
【お知らせ)】アジア太平洋手話言語学研究および手話研修プログラム大学院課程奨学生募集 [2013年03月15日(Fri)]

アジア太平洋手話言語学研究および手話研修(APSL)プログラム大学院課程奨学生募集のお知らせです。

日本財団は、香港中文大学におけるアジア太平洋手話言語研究事業の一環として、香港中文大学の言語学部にて手話言語学の修士課程(MA)で学ぶことを希望する奨学生を募集いたします。奨学生は、手話言語学を学びつつ、「手話言語学・ろう者学研究センター」にて、研修生として日本人ろう者と手話のリサーチ、手話辞書の編纂、手話通訳等の業務に関わっていただきます。

奨学生は、香港中文大学の言語学部に直接出願するとともに、奨学金の申し込みをする必要があります。下記は概要になりますので、詳細については必ず添付の書類および香港中文大学ホームページにて言語学部の募集要項をご確認ください。
続きを読む・・・
Posted by 日本財団 蓮池通子 at 13:53 | 障害全般 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
【報告】東日本大震災二年目の検証とインクルーシブな復興」シンポジウム [2013年03月15日(Fri)]

前回の記事でお知らせいたしました、「東日本大震災二年目の検証とインクルーシブな復興」シンポジウムが、2013年3月5日(火)に東京千代田区にある参議院議員会館にて行われました。

20130305_JDFsympo.JPG
<満席の会場の様子>

本シンポジウムの模様が、日本財団ブログ・マガジンに掲載されましたので、ご報告に代えてリンクをお知らせいたします。

日本財団ブログ・マガジン
「大震災の障害者支援を検証する報告会 ドキュメンタリー映画も完成 [2013年03月11日(Mon)]」
https://blog.canpan.info/koho/archive/1982#BlogEntryExtend

当日お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。
この日、初めて上映されたドキュメンタリー映画をご覧になった感想など、お寄せいただければ幸いです。

なお、当日上映されたドキュメンタリー映画「生命のことづけ 〜死亡率2倍 障害のある人たちの3.11〜」の詳細および予告編は以下のサイトからご覧になれます。

ドキュメンタリー映画 仮説サイト
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/movie/

BHNチームブログと併せて、日本財団ブログ・マガジンも引き続きご覧ください!
Posted by 日本財団 蓮池通子 at 13:04 | 障害全般 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
| 次へ