2015/03/02 島根県雲南市加茂B&G海洋センター
子供たちの笑顔の花が満開!!
幼児フロアリズム教室体験会 開催(島根県雲南市)
平成27年3月2日(月)、島根県雲南市加茂B&G海洋センター体育館を会場に、加茂幼稚園4歳児クラスを対象とした「フロアリズム教室体験会」が開催されました。
この教室は、雲南市加茂B&G海洋センターがB&G財団からモデルセンター事業の認定を受け開始した教室で、平成21年から継続して行われています。今回は来年度から本格的に教室が始まる子供たちを対象に、体験会という形で実施されました。4歳児クラス22人が2クラス、計44人の子供たちが体験をしました。
■教室の内容
@自由遊び A挨拶 B音楽体操 C的当てゲーム Dフープマラソン
Eクールダウン F柔軟 Gマット運動 H転がしドッジボール I挨拶・終了
近隣の加茂幼稚園から、園児たちが続々と海洋センターの体育館に入ってきます。
まずは自由遊び! ボールを渡してあげると、みんな思い思いにボールを使って遊び始めます。高い高いバスケットゴールには、ボールがなかなか入らないかな!?

しばらくしてから、ボールを片付けてみんなで挨拶!
「フロアリズム教室を始めます!」
「よろしくお願いしまぁーーーす!!」
隣のお友だちにあたらないように、広がって音楽体操!
先生の真似をしてみんなで元気よく体を動かします。けがをしないための準備運動の意味もあります。
体がほぐれたところで「的当てゲーム」を開始! 女の子チームと男の子チームに別れてどちらが先に全ての的を倒すことができるか対決です。全ての的を倒したら座って待っていること〜!!

先に全て倒したのは男の子チームでしたが、座って待っていることができず、また遊び出してしまったため、対決は女の子チームの勝利!!
続いてフープマラソンに挑戦! イス取りゲームと同じルールで、音楽に合わせてコーンの周りをゆっくり走り、音楽が止まったらフープの中に入ります。
最初はたくさんのフープがあるけれど、だんだん数が少なくなります。フープに入れなかった子供は外で待機。最後まで残るお友だちは誰でしょうか〜!?


フープマラソンが終わると、もう一度みんなで円になってクールダウン。
そして、ボールを使った柔軟体操!みんな体が柔らかい!ブリッジにも挑戦しました。


息が整ったところで、今度はマットを使った運動を開始。マットの上をコロコロ横転、そのあとは前転。みんな、ちゃんと前に回転できるかな?



最後は、みんなで運動遊び! 転がしドッジボールをしました。柔らかいボールを使ってコーンの中にいる子供たちに向かってボールを転がします。当たったらアウト!これがこの日一番の大盛り上がり!! 子供たちの笑い声が体育館に響きました。
挨拶をして終了。子供たちに感想を聞くと、「楽しかった!」「すごくおもしろかった!」「転がしドッジボールをもっとやりたかった!」「前転うまくできたよ!」などの声を聞くことができました。
4月には年長さんになるみんな。これからは月2回のフロアリズム教室が実施されて、さまざまな運動を体験していくそうです。
■担当指導者に一問一答!
雲南市加茂B&G海洋センターで幼児フロアリズム教室を担当している大谷麻美さんに、お話を伺いました。
―幼児フロアリズム教室導入のきっかけは何ですか?
「前上司の『幼児フロアリズムやってみたら?』の一言がきっかけです。それまで海洋センターでは幼児に対する運動プログラムは行っていませんでした。当時、『一つの仕事を任された』ということが嬉しかったことを覚えています」
―教室を導入する際、どのように広報したのですか?
「貸館利用で訪れていた幼稚園の先生に声をかけ、二つ返事でOKをいただきました。それからずっと継続して行っていますが、最初はマットや鉄棒などの備品がなかったので、そのようなものを使わずにできる運動が主流でした。B&G財団が発行しているマニュアル本等を参考に、これまで改良を続けてきて今のプログラムとなっています」
―幼児フロアリズム教室をしていて感じるおもしろさ、喜びなどをお聞かせください。
「なんといっても子供たちとのふれあいです。先生と呼ばれると嬉しいですし、子供たちの笑顔を間近で見られるのは最高です。また1年間で子供たちはすごく変わっています。転がしドッジボールなど、今はよく当たりますが1年後には全く当たらなくなりますね。そのような子供たちの成長を感じられるのは喜びの1つです」
―逆に苦労はありますか?
「他の仕事との兼ね合いが少し難しいときもあります。しかし、職場の人間関係をはじめ、私は人に恵まれています。上司も理解があるので苦労はさほど感じません」
―今後どのような幼児フロアリズム教室にしていきたいですか?
「活動が広がるよう、今以上に教室を開催する幼稚園や保育園を増やしていきたいです」
センターの更なる活用を目指す雲南市加茂B&G海洋センターから、今後も目が離せませんね! お話、いろいろありがとうございました。
【

ひとこと】
今回、研修の一環として取材を行い、初めてブログを上げさせていただきました。なかなか作業が進まず、「写真と文章で伝える」ことの難しさを実感しました。しかし、どうにかして事業の素晴らしさ、子供たちの声、担当者の思いを伝えたいという気持ちは強く、自分なりに文章等を考えることができたと思います。
現場の担当者の努力が伝わるよう、これからも努力していきたいと強く思いました。
【記事作成】平成26年度B&G財団自治体派遣職員(三重県志摩市)加藤 真央