鹿児島県南さつま市坊津B&G海洋センター指導員紹介坊津の初代指導員松山 八千代(AD27期・AQ27期)
1955年(昭和30年)鹿児島県川辺郡坊津町(現:南さつま市)に生まれました。
生まれも育ちも坊津町。海で遊び、海で育ち、海で学んだ幼少期。
(昭和46年) 鹿児島県立 鹿児島工業高等学校 機械科に入学。高校生活では野球部に所属し、キャッチャー以外はどこでもできるオールラウンダーな選手でした。
昭和53年 坊津町役場に入社しました。
〜カヌーとの出会い〜平成3年 坊津町B&G海洋センターの建設が始まりました。

野球で鍛えた体力を見込まれ坊津町から第1号の指導者として大抜擢され、指導員養成研修に参加することとなりました。
坊津町で第1号となる指導員養成研修参加のため、研修の情報があまりないままの参加。
3ヶ月間にも及ぶ長い研修、カヌーにも乗ったことがない、ローボート?OP?研修の内容すらわからない、ましてや坊津町B&G海洋センターが建設中で絶対にリタイヤすることができないなど、様々な不安を抱えながら参加したそうです。

研修での思いではたくさんありますが、休憩時間に用意されたシークワサージューは喉の渇きもあったせいか「何て美味しい飲み物なんだ!」と思い、また、休務の日に仲間と飲んだ泡盛が今でも忘れられない味と語ります。

鹿児島出身で肌の色が浅黒く体格が良かったため仲間から「西郷隆盛」と似ていると言われ、3ヶ月の長い研修で、たくさんの楽しい思い出と、たくさんの仲間ができたそうです。
平成4年4月 坊津町B&G海洋センター艇庫がオープンしました。

オープン記念式典 指導員紹介
〜20年以上続く伝統行事〜平成4年にオープンした坊津町B&G海洋センターが当初より続けている伝統行事
「海洋センター体験学習教室」。5年生から中学3年生までの児童生徒を対象とした体験教室は、当時は4小学校・2中学校あり夏は毎日のように体験教室を開催していました。
平成26年で23回目となり約1,200人が教室を受け、年平均200人 延べ4,750人の子供達にカヌーの乗り方を教えたことになります。

今でも卒業生たちが坊津の海を懐かしみ自分の子供をつれて海洋センターへ遊びに来ます。基礎がばっちりできるお客さんは、だいたい坊津出身で松山さんの体験教室を受けています。
そんなお客さんを見ると松山さんは決まって「何年前に○○中学校にいた○○君じゃなかったけな〜」と笑顔で話します。
〜引き継がれるこだわり。物は大切に!〜なかなか予算がつかなかった艇庫には、松山さんの手作りの物がたくさんあります。看板はもちろん手作りで、艇庫周りの柵の杭は全て打ち込んだそうです。

配備されているカヌーは毎年シーズンが終わると必ずボトム全面にペンキを塗ります。きれいにペンキを重ね塗りすることで20年以上前に配備されたカヌーとは思えないくらい綺麗なカヌーです。
平成26年度をもって松山八千代さんは定年退職をします。
松山さんの教えは私たちがしっかりと引き継ぎました!そして今後も引き継がれていきます。
いつでも遊びに来られるように、艇庫には松山さんの机を置かせていただきました。

机に座り、大好きなタバコをすいながら、海を監視して危ないお客さんがいたらマイクで私たちに指示を出してください。
長い間お疲れさまでした〜!
退職後は南さつま市坊津B&G指導者会の会長としてお世話になります( ̄^ ̄)ゞ
最後のつぶやき・・
私のこだわり・・・
自分のカメラで自分を写さないのが私のこだわりです。
理由はカメラが自分の目であれば、当然自分を写すことはできない。
それと大切にしているカメラを人に渡して撮ってもらうことに抵抗があったので、自分が写ることがなかった。
それでも数回、私自身の写真がブログに登場しています・・・少し矛盾・・・(-“-)
最後に大活躍したのに1回もブログに登場することがなかった相棒を紹介します!

相棒の「カメラン」です。※勝手に命名
カメランと共にいろんなところに行き、いろんな写真を撮り、いろんな人に出会いました・・・
平成26年度をもって特派員の任期も終了します・・・
相棒カメラン「お疲れ様でした!」特派員終了後は一緒に坊津の海の写真を撮り続けましょ〜!
特派員をして2年間いろんな失敗もしましたが、全てが貴重な体験でした!
皆さんありがとうございました・・・m(_ _)m
また、どこかでお会いしましょ〜( ̄^ ̄)ゞ
取材:南九州ブロック特派員 鹿児島県南さつま市坊津B&G海洋センター 現王園 仁志