2014/07/19〜21
「親子3S体験キャンプin周防大島」に大満足!
中国ブロック海洋センター連絡協議会
平成26年7月19日から21日の2泊3日で大島商船高等専門学校、海上保安庁と日本ライフセービング協会の協力のもと、「2014親子3S体験キャンプin周防大島」が開催されました。イベント名にある3S体験は船(SHIP)・海(SEA)・サバイバル(SURVIVAL)の略で、内容はまさしくこの3Sを体験する内容となっていました。
今回参加したのは9組26人の親子。そのほとんどがリピーターで過去のキャンプの満足度が伺えました。

まずは開会式 山口県光市の原田万夢里さんが参加者を代表して決意のことばを述べました。


開会式終了後、大島丸に乗船。操舵室など普段は見れない設備も見学でき、参加者は大興奮でした
このイベントで移動手段及び初日に宿泊するこの大島丸は、大島商船高等専門学校の練習船で、学生の航海実習や海洋に関する調査実験などに使われています。長さは42mで幅は7.6m。商船学校の存在は知っていても、なかなか身近に感じる機会はありません。こう言った点からもとても貴重な体験でした。
初 日 1日目は、海上保安庁柳井海上保安署による「会場安全教室」、巡視船「くがかぜ」体験乗船、キャンプ地清掃、宿泊テント・トイレ設営、そして夜には大島丸船長による講義「星と船」が行われました。

なかなか乗れない巡視船体験 子どもたちしか乗れず大人はがっかり
キャンプ地清掃 外国の文字が書いてあるビンもあり、海が世界に繋がっていることを再認識しました

テント設営 最初は戸惑った作業も次第に早くなりました
2日目 船上デッキで航海士の方が指導してくださった「船体操」から始まり、非常食体験、カヌー・バナナボートを使った海洋性レクリエーション、山口ライフセービングクラブ代表によるライフセービング体験、魚釣りなどでの食料調達、竹を使ってのポンポラ飯作り、そして星空観測、とても充実した内容でした。
ライフセービング教室では、緊急時の救助と人は力を抜けば浮くということを再確認しました
カヌーやバナナボートなど、海洋性スポーツでは大人も子どもも大はしゃぎ



自分たちで作った食器や箸で食べるポンポラ飯と釣ったばかりの魚は最高でした
3チームで競ったすいか割り 敵味方入り乱れる声援と誘導に海に向かう人も
星空観測で、満天の星空のもと様ざまな星座の説明や、天体望遠鏡で木星の輪や火星も見せてもらい感動した後、夢見がちにみな就寝しました。しかし、夢路についたその時、抜き打ち非難訓練が開催され、起こされた子どもたちは日常の中に起こりえる非日常も疑似体験しました。
就寝後も手を抜かないスケジュールには脱帽でした。
最終日 そして最終日、NHKラジオ体操で始まり、牛乳パックを利用して作るホットドッグ、後片付け、そして最後に瀬戸内海に爆沈した「戦艦陸奥」についての講話と慰霊献花が行われました。
キャンプ地からの引き上げ時、船に乗せるため浜に用意していた荷物が、思わぬ高波にさらわれそうになり、ほとんどの荷物が濡れてしまうハプニングもありました。
牛乳パックを使ったホットドッグづくり あまりの美味しさに2個3個と手が伸びていました
「戦艦陸奥」についての講話を受けた後 爆沈場所で献花を行いました
献花では進行を山口県周南市の森重心理くん、汽笛を周防大島町の北村俊樹くんが行いました
最後に「もやい早結びトーナメント」が開催され、参加者は練習の成果を披露しました。 そして閉講式 福岡県から参加の岩下成親くんが参加者代表帰港報告を行いました。
そして解散。アッと言う間の2泊3日が過ぎ、別れを惜しみながらスタッフと参加者みな握手で別れの挨拶と再会を誓い合いました。
とても楽しい3S(船(SHIP)・海(SEA)・サバイバル(SURVIVAL))体験に、子供たちの成長はもちろん、親子の絆の強化も実感できるとても有意義な3日間でした。
記事協力 : 北九州ブロック特派員 岩下啓一
投 稿 : 中国ブロック特派員 松田 翔