学校の先生や、おやじの会などと連携
B&G財団は、これまでに海洋性レクリエーションを楽しむ組織としてB&G海洋クラブを全国に作ってきました。また、同時に自然体験をする上で安全に活動できるようにと、「水辺の安全教室」の普及にも力を入れています。
プールでも十分楽しめるカヌー体験!
海洋センターがない東京都内においては、B&G財団職員が小学校のプールに出向いて「水辺の安全教室」を実施していましたが、私達の力だけでは都内全ての学校で実施することは叶いません。
そこで昨年度からは、都内の小学校の先生を対象に研修会を開催して、「水辺の安全教室」の担い手を増やす取組みに着手。今年度からは、世田谷区と杉並区のおやじの会や青少年育成委員会の方々を対象に研修会を行い、彼らをメンバーとした都内型のB&G海洋クラブを組織することで、より多くの子供達に「海レクの楽しさ」と「水辺の安全学習」を提供していく運びとなりました。
自然の水辺を確保することが難しい東京都内ですが、学校プールで行われる「水辺の安全教室」をきっかけにして、自然体験の機会も増えていくといいなと思っています。
まずは、「水辺の安全教室」を体験
充実した研修会になりました6月19日の研修会には、世田谷区と杉並区のおやじの会や、青少年育成委員会の方々7名が参加。まずは「水辺の安全教室」でどのようなことが行われているのか自らが体験し、その後は教える側と教わる側の2グループに分かれて、指導実習を行いました。どのように伝えたら子供達がわかりやすいのか色々と相談して、各々の役割分担を決めていました。
真直ぐ進むのは意外に難しい?!
指導実習に向けて、グループ毎に打合せ
初めてカヌーを体験したとは思えないくらい上手に説明&デモンストレーション
児童役のグループから質問が出ると、笑顔で対応
沈も体験してみたいと、積極的に練習
初めてカヌーに乗る方もいらっしゃいましたが、指導実習は堂々と行われました。子供達(役)にもわかりやすい説明ができていて、本当にすばらしかったです! さすが、日頃から子供達のために活動をされている方々で、話し慣れていると感じました。
また、研修会が終わった後も時間が許す限りカヌーの練習に励むなど、熱心に取り組まれていました。夏季に子供達相手に指導する際も、堂々と胸を張って指導を頑張ってくださいね!
水辺の安全紙芝居の紹介
●参加者の感想
・自分自身も楽しめて、水の恐さだけでなく対処法を学べそうだと思った。
・とても丁寧な指導だったので、わかりやすく関心が高まりました。
・実際に乗ることで、説明の意味がわかるので良かったです。
・難しかったですが、でも楽しかったです。
●子供達に指導するにあたり、不安なことと希望するサポート
・子供達に関心を持ってもらえるように進行していくことが大切なので、慣れるまで進行等のサポートをお願いします。
・間違ったことを教えたり、大切な説明が抜けなかったりしないように、しっかり覚えてからやりたいと思います。慣れるまでは、間違いや抜けがないかのチェックをお願いします。
・興味を持たせる話し方が不安。説明の補助や実演の手助けをお願いします。
・水を飲んだりした時の対処法、リスク管理をしっかり学びたい。