東北ブロック指導員研修会 開催! [2016年04月28日(Thu)]
東北ブロック指導員研修会 開催!
B&G財団事業部 事業課 玉手 陽子 4月22日(金)、東北ブロック内のB&G指導員を対象にした研修会が、山形県舟形町B&G海洋センターにて開催されました。 当日は、山形県障害者スポーツ指導者協議会より蜂谷事務局長ほか2名の講師をお迎えし、4月から施行された「障害者差別解消法」にもとづき、障害のある方とスポーツを楽しむための「障害別の対応の仕方」(座学)や、障害者スポーツとしてパラリンピック競技にもなっている「ボッチャ」や「卓球バレー」(ともに実技)を教わりました。 |
バリアフリー化の必要性を実感! 講師の蜂谷事務局長が青い自家用車を運転し、颯爽と舟形町海洋センターに到着。ところが、車のドアを開け、いざ海洋センターへ入ろうとした時、研修生は気づきました。スロープがない・・・。 そうなんです・・・。 蜂谷事務局長は下肢に障害があり、普段は車椅子を使用されているのです。そこで、5〜6名の研修生が蜂谷事務局長を車椅子ごと階段で運びました。 近年、各地の海洋センターでは施設のバリアフリー化が進んでおり、入口のスロープはもちろんのこと、多目的トイレを設置するところも増えています。しかしながら、まだ全てのセンターでこのような設備が整っている訳ではありません。今回参加した研修生は皆、障害のある方にも海洋センターを気軽に利用していただくためには施設のバリアフリー化が必要であることを、身をもって実感しました。 ![]() 左から、山形県障害者スポーツ指導者協議会の蜂谷事務局長、北川さん、鈴木さん 研修ながらゲームが白熱! 研修で試した競技「ボッチャ」は、どれだけ多くのボールを的(ジャックボール)に近づけられるかを競うシンプルな内容ですが、実際にやってみると思うようにボールが止まってくれず、たった1球で展開がガラッと変わってしまうなど頭を使う要素も多いので、どのコートでも白熱したゲームが繰り広げられました。 ![]() 蜂谷事務局長指示の下、皆でボッチャのコートを作りました ![]() 白いボール(ジャックボール)に近い青チームが優勢です また、卓球バレーはゲームセンターでよく見かけるエアホッケーを大人数で行うイメージです。蒲鉾の板のようなラケットで、バレーボールのように3球以内で相手チームに返球していきます。卓球との大きな違いは、ボールを浮かさずネットの下を潜らせるという点です。 ![]() 卓球バレーはチームの息を合わせることが大切です 今回、参加された皆さんからは、「誰でも簡単に出来るスポーツを紹介してもらったので、高齢者の教室などにも取り入れたい」、「障害のある方に対してどのように接したらよいのかわからなかったが、障害の種類や程度に分けて注意すべき点を教えてもらったので、勉強になった」などの意見をいただき、実りある研修会となりました。 ![]() 講師の皆さんを囲んで笑顔の集合写真! -------------------------------------------
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