受け継がれるB&GスピリッツB&G全国指導者会(以下指導者会)は、「地域に届けよう 笑顔と元気」を合言葉に会員相互の連携協力をもって、子供の成長に欠かせない「自然体験活動」と自分の命を守る「水辺の安全教室」の普及に努めており、3年に一度、総会を開催しています。
3回目を迎えた今回の総会には、全国各地から550名の指導員が参加。指導者会の事業報告や今後3年間の活動方針を決定したほか、下記の事例発表が行われました。
優良指導者会 事例発表
●障害児水泳教室の取組み:岐阜県 可児市B&G海洋センター指導者会
可児市には4つの民間プールがあり、入場制限等によって、障害児は健常者と一緒に泳ぎにくい環境でした。その状況を「なんとかしたい」と感じた指導員の想いからB&G海洋センターのプールを開放。夜間を利用し、年間4回ほどの頻度で、障害者を対象とした水泳教室や水辺の安全教室を行っている実例を述べました。
●避難所開設訓練の取組み:徳島県 徳島市B&G海洋センター指導者会
南海トラフ大地震への対策、地域の防災力強化、地域コミュニティの活性化など目的に、消防署や日本赤十字社等と連携しながら海洋センター体育館で約70名の親子に避難所体験を実施した内容を説明しました。
事例発表を行う可児市B&G海洋センター指導者会(左)と、徳島市B&G海洋センター指導者会(右)
新旧B&G指導員による事例発表新旧2名のB&G指導員が登壇し、「〜先輩から後輩へ 受け継がれるB&Gスピリッツ〜」をテーマに、研修で培ったB&Gスピリッツや指導者間のネットワークの重要性などを語りました。
先輩指導員として登壇した山口県周防大島町の古崎 敏雄氏。
「キーワードは3S!『スマイル・セーフティ・スピリッツ』を未来を担う子供たちに繋いでほしい」と後輩指導員に向けて語りました
新人指導員を代表して登壇した静岡県掛川市の増田一樹氏。
「B&G指導者としてのプライドを持ち、未来を担う子供たちのために立ち上がりましょう!」
盛り上がった基調講演とチアリーディング基調講演にお招きした元プロ野球選手のパンチ佐藤氏が、「チャレンジ」をテーマに人間関係の大切さを熱弁。また、工藤祐直 全国指導者会会長の母校、明治学院大学チアリーダー部の皆さんが「GO!B&G!!」と元気な演技を披露してくれました。
「人間関係は言葉が大事」と語るパンチ佐藤氏(左)。チアリーダーの皆さんの演技で、元気をもらいました(右)
新ブロック責任者の選出と褒賞者の表彰B&G全国指導者会は、会長(青森県南部町 工藤祐直 町長)をはじめ、3名の副会長、10名のブロック責任者、86名の道府県責任者、以下全国の指導員と指導者会のメンバーで構成されています。今回の総会では、新たに1名の副会長、8名のブロック責任者、55名の道府県責任者が誕生しました。
再任・新任者含む10名のブロック責任者たちが意気込みを語りました
続いて、全国に18,000名を超えるB&G指導員の中から、25名の指導員、7つの指導者会が褒賞を受けました。この褒賞については、
@海洋センターに概ね10年以上勤務している方、
A海洋センター・海洋クラブの活動・指導に概ね10年以上経験のある方
を対象に、ブロック連絡協議会からの推薦をもとに、「B&G財団審査委員会」において決定しています。「ゴールド褒賞」10名、「シルバー褒賞」15名が表彰されました。
「ゴールド褒賞」を受賞した10名のB&G指導員の皆さん
閉会式では、指導者会役員とブロック責任者の10名が登壇。これからの指導者会の発展に向けて「頑張ろう!頑張ろう!頑張ろう!」と気勢をあげました