私の研修同期たちは… 20年前、私は広島県呉市蒲刈の体育施設で実施されたB&G指導者養成研修に参加しました。呉の駅から海上タクシーで蒲刈へ向かう道中、大きなスーツケースを抱えた人たちと居合わせたのが、同期生との初対面でした。
今回の総会で再会した、そんな仲間たちと当時を振り返ると、どんな研修になるのか不安と緊張でいっぱいだった話や、お互いのバディの話、ヨットレースで沈をした話、夜、酒を飲んでこっぴどく教官に怒られ休務を返上した話等々、懐かしい話が次々と飛び出しました。
久々に顔を合わせた同期の仲間たち。お互いに年はとったけど、根本は当時と何も変わらない、不思議な感覚を覚えます。こんな感覚が、きっと「絆」なのかもしれないですね。
平成6年度に養成研修を修了した私の同期生たち
子供たちの成長の一翼を担いたい!最近、子供の体格は昔に比べて大きくなっているのに、体力・運動能力は低下しているという話をよく聞きます。
たとえば、文科省の調査結果では、今年度の小6男児のソフトボール投げが平均約28mと過去最低。50年前より5m近く低下しているそうです。ほかのスポーツテストの結果を比較してみても、ほとんどの項目で現代の子供の運動能力が劣っているそうです。
その他にも、現代の子供の特徴として、
・泳げない子が増えた。
・逆上がりできない子が増えた(無理にさせないから?)。
・短気な子が増えた(親・先生が怖くなくなった?)。
・床に落ちているものを踏んでもわからない(足の裏の神経が鈍い?)。
・塾・習い事で「横のつながり」はあるが、縦のつながりを学ぶ機会がないため、
あいさつをしない、親子関係が上下関係ではない、人間関係につまずきやすい、
等々が挙げられます。
2015東京湾海洋体験アカデミーでマリンスポーツを楽しむ子供たち。
仲間と一緒に海に出て、力いっぱい遊びました
こうした問題の背景には現代っ子の運動不足、体験不足が潜んでいますから、海洋センター、B&G指導員が果たす役割は重要です。私たちは、子供たちの自然体験活動や海洋性スポーツに取り組む日本一の指導者組織であることを再確認したうえで、各県連、ブロック連協、そして全国指導者会等のネットワークを通じてさまざまな情報を共有、交換しながら積極的に事業を展開していきたいものです。
B&G指導員ならではの太い絆の力を存分に発揮しながら、全国各地でたくましい子供たちを育てていきましょう!
見事にシルバー褒章を受章された研修同期生。
左から2番目:一関市藤沢B&G海洋センターの金野さん
右から2番目:愛南町御荘B&G海洋センターの稲住さん
「シルバー褒章 おめでとうございます。今後もがんばりましょう!!」
B&G財団の活動へのご支援をお願いしております。
寄付の方法について
詳しくはこちら当財団に対するご寄付は一定の税制優遇の対象となります。