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子供たちのためにオリジナルの資料も用意!〜「海を守る植樹教育事業in坂町 ふるさとの森づくり」(育苗)〜 [2016年02月05日(Fri)]
 広島県の坂町B&G海洋センターでは、平成27年12月19日(土)に「海を守る植樹教育事業in坂町 ふるさとの森づくり」(育苗)を実施しました。担当のB&G植樹リーダー 岸 広樹さんからレポートがありましたのでご紹介します。

 どんぐり拾いを行う11月8日(日)、ふるさとの森づくりに協力していただく「坂ソフトボールスポーツ少年団」を練習場に迎えに行くと皆やる気十分で、すでに団員25名、監督や保護者など10名が練習の合間に地元の八幡山八幡神社で拾っておいてくれました。昨年、広島はどんぐりが豊作でたくさん落ちており、皆で行う作業も楽しかったらしく、この日は30分程で約4,000個のどんぐりが手に入りました。

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豊作だったこともあり、皆でたくさんのどんぐりを拾い集めることができました

地元の人たちの協力に感謝!

 集めたどんぐりは約2日間にわたって水に浸け、浮き上がった約300個を取り除いて、残ったどんぐりを蒔きつけます。地元、坂町立坂中学校の清水教諭に協力していただいて選別作業を行い、シリブカガシ2,720個、アカガシ830個、ウバメガシ78個、ウラジロガシ42個、アラカシ30個、クヌギ20個、マテバシイ14個、コナラ10個が残りました。

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地元中学校の清水先生の協力によって、しっかり選別することができました


 また、腐葉土や赤玉土の選定には地元の植木処「Brook Garden」の小川氏に協力していただき、育苗への最適な土を購入することができました。

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地元の専門家に協力していただき、育苗に最適な土を購入することができました


 坂ソフトボールスポーツ少年団には小学校低学年の子供たちが多いため、B&G植樹手帳の他に、育苗作業の要点だけを抽出したA4紙4ページの資料を私たちが独自に作成し、子供たちに配って説明しました。
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育苗に焦点をあて、低学年生でもわかる内容でオリジナルの資料を作成しました

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育苗の説明には、植樹リーダー研修会でお世話になった平塚市の「しんわルネッサンス」で購入した、どんぐりTシャツも活用しました


皆で力を合わせた育苗作業


 育苗作業は、まず育苗箱に赤玉土を底が見えなくなるくらい入れて、次に腐葉土を育苗箱の半分くらいの高さまで入れます。でも、みんな欲張って赤玉土を2p、腐葉土を4p位まで入れていました。
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腐葉土の上に、どんぐりを種類ごとに横にして並べていきます

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坂町の木である「梅」も、梅干と梅シロップから取り出し、腐葉土の上に蒔きました

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どんぐりが隠れるくらいに、また腐葉土を被せます


 次に、麦わらを被せます。坂町では、ムラサキ麦を栽培しており、このムラサキ麦を収穫したときの麦わらを使用しました。麦わらは、小さく切ったものを最初に被せ、その上に切っていない長いものを被せて完成です。
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麦わらを被せる作業に励む子供たち。皆、真剣な眼差しです

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水をかけて作業完成!春に芽が出るのを楽しみに待ちます


【参加者の感想】
・食べられるクリを植えたかった。今度は美味しいどんぐりスダジイを探す。
・1年でできるどんぐりと2年でできるどんぐりがあることがわかった。
・春に芽が出るのが楽しみ。
・B&G海洋センターに行った時にはどんぐりの成長を見たい。

【スタッフの感想】:坂町海洋センター B&G植樹リーダー 岸 広樹さん
・子供たちは、育てる・食べるといったことに大変興味を持っていた。
・保護者の皆さんがよく手伝ってくれて助かった。
・どんぐりの発芽の説明をする際、しんわルネッサンスで購入したどんぐりTシャツは、大変わかりやすかった。
・町の木である梅の種を植える際、参加者に芽が出るか聞いたところ、8割の人は芽が出ないと言っていた。芽が出ると自然の強さに驚くと思うので、芽が出ることに期待したい。
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皆さん、よくがんばりました! 春になるのを楽しみにしていましょう!


※追伸
 12月20日に毎月開催している「ようようウオーキング」(ようようとは、坂町の方言で「ありがとう」という意味です)で山へ登った時にもどんぐりを拾い、バケツに入れて水に浸したまま年始まで(2週間)放置していたら、コナラから根が出ていました。
 ビックリです!
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【B&G財団担当より】

 岸さん、詳しい報告をいただき本当に様子がよくわかりました。子供たちの興味が更に広がり、いろいろなことを考えてくれるとうれしいですね。ありがとうございました。

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