地元の人たちの協力に感謝!
集めたどんぐりは約2日間にわたって水に浸け、浮き上がった約300個を取り除いて、残ったどんぐりを蒔きつけます。地元、坂町立坂中学校の清水教諭に協力していただいて選別作業を行い、シリブカガシ2,720個、アカガシ830個、ウバメガシ78個、ウラジロガシ42個、アラカシ30個、クヌギ20個、マテバシイ14個、コナラ10個が残りました。
地元中学校の清水先生の協力によって、しっかり選別することができました
また、腐葉土や赤玉土の選定には地元の植木処「Brook Garden」の小川氏に協力していただき、育苗への最適な土を購入することができました。
地元の専門家に協力していただき、育苗に最適な土を購入することができました
坂ソフトボールスポーツ少年団には小学校低学年の子供たちが多いため、B&G植樹手帳の他に、育苗作業の要点だけを抽出したA4紙4ページの資料を私たちが独自に作成し、子供たちに配って説明しました。
育苗に焦点をあて、低学年生でもわかる内容でオリジナルの資料を作成しました
育苗の説明には、植樹リーダー研修会でお世話になった平塚市の「しんわルネッサンス」で購入した、どんぐりTシャツも活用しました
皆で力を合わせた育苗作業 育苗作業は、まず育苗箱に赤玉土を底が見えなくなるくらい入れて、次に腐葉土を育苗箱の半分くらいの高さまで入れます。でも、みんな欲張って赤玉土を2p、腐葉土を4p位まで入れていました。
腐葉土の上に、どんぐりを種類ごとに横にして並べていきます
坂町の木である「梅」も、梅干と梅シロップから取り出し、腐葉土の上に蒔きました
どんぐりが隠れるくらいに、また腐葉土を被せます
次に、麦わらを被せます。坂町では、ムラサキ麦を栽培しており、このムラサキ麦を収穫したときの麦わらを使用しました。麦わらは、小さく切ったものを最初に被せ、その上に切っていない長いものを被せて完成です。
麦わらを被せる作業に励む子供たち。皆、真剣な眼差しです
水をかけて作業完成!春に芽が出るのを楽しみに待ちます
【参加者の感想】・食べられるクリを植えたかった。今度は美味しいどんぐりスダジイを探す。
・1年でできるどんぐりと2年でできるどんぐりがあることがわかった。
・春に芽が出るのが楽しみ。
・B&G海洋センターに行った時にはどんぐりの成長を見たい。
【スタッフの感想】:坂町海洋センター B&G植樹リーダー 岸 広樹さん
・子供たちは、育てる・食べるといったことに大変興味を持っていた。
・保護者の皆さんがよく手伝ってくれて助かった。
・どんぐりの発芽の説明をする際、しんわルネッサンスで購入したどんぐりTシャツは、大変わかりやすかった。
・町の木である梅の種を植える際、参加者に芽が出るか聞いたところ、8割の人は芽が出ないと言っていた。芽が出ると自然の強さに驚くと思うので、芽が出ることに期待したい。
皆さん、よくがんばりました! 春になるのを楽しみにしていましょう!
※追伸 12月20日に毎月開催している「ようようウオーキング」(ようようとは、坂町の方言で「ありがとう」という意味です)で山へ登った時にもどんぐりを拾い、バケツに入れて水に浸したまま年始まで(2週間)放置していたら、コナラから根が出ていました。
ビックリです!
【B&G財団担当より】 岸さん、詳しい報告をいただき本当に様子がよくわかりました。子供たちの興味が更に広がり、いろいろなことを考えてくれるとうれしいですね。ありがとうございました。
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