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【こうほう雑記帳】Windows 10 アップグレードすべきか? 情報担当者の憂鬱 [2015年12月10日(Thu)]
こうほう雑記帳
Windows 10 アップグレードすべきか? 情報担当者の憂鬱

B&G財団 企画部 広報課 進藤 博行


Windowsの最新バージョン「Windows 10」が、2015年7月29日にリリースされて早4ヵ月が経ちました。

Windows 10は、「Windows7、Windows 8/ 8.1およびWindows Phone 8.1」のユーザーであれば、1年間無料でアップグレードできるMicrosoftの最新OSです。そのため、いきなりPC画面に「Windows 10への無償アップグレードが可能になりました」と表示され、困惑した方も多いと思います。

情報担当としては、自社内のPCにいつのタイミングで導入するべきか、評判やユーザーの動向が気になるところです。生来「無償」というに弱く、その妖しい言葉に「ぜひ無償期限内にアップグレードしたい」との欲望を抑えつつ、自社サイトのアクセスから冷静にリリース4ヵ月目のWindows10を分析してみました。

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思惑としがらみ

何とも魅惑的な「無償アップグレード」というキャッチフレーズに乗り、リリース当初、巷への10の普及はとても速いのではないかと思っていました。今回は自社内の次年度以降の展開を検討するため、実際にどうなっているのかを、B&G財団サイトのアクセス解析から調べてみました。あくまでも自社サイトのアクセス解析によるもので、内容には一定のバイアスが掛かっていることを念頭にご覧ください。

なお、余談ですが、B&G財団サイトに訪問いただいている端末は、近頃のスマートフォン全盛の時代を反映し、1年程前からPCとモバイルの比率が半々(ユーザー数ベース)になったのですが、残念ながらサイト自体がモバイル未対応(涙)なのです。

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ただ今、2016年2月下旬の公開をめざして、モバイル対応を含むリニューアル作業を進めていますので、スマホユーザーのみなさま!申し訳ありません!今しばらくお待ちください!!


ユーザーが使っているOSは?

さて、アクセス解析の対象期間は2015/11/29から12/5まで、1週間の調査結果です。訪問ユーザーの比率は50:50の割合でしたが、予想どおり、ページビュー単位で見るとWindowsが6割、iOSとAndroidが2割ずつとなっています。

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モバイルでサイトを訪問された方は、やはり最初に来たページから先ページに進んでもらえてないなあ、と実感させられる結果に。「ムムム、早くモバイル対応を進めなければ」と焦りの汗が…。


Windows10 その導入状況は?

次に、どのバージョンのWindowsでB&G財団のサイトを見ていただいているか、の解析結果です。

グラフのとおり、まだ7割超がWindows 7のユーザー。メインストリームサポートは1月で終わりましたが、延長サポートが2020年までなので、まだまだセキュリティ周りは安心で、使いなれた方には勝手が良いですからね。

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また、特に業務系のPCでは、他の業務系システムとの連携や動作環境等を考慮したうえで、まだ「Windows 7だ!」という会社も多いのではないでしょうか。

「Windows 8」と「8.1」は合計しても15%に満たない数字。職業柄、自宅のPCはリリース後早々に8.1にバージョンアップしてしまいましたけれど、ディスプレイがタッチパネルでなければ、やはり、どうしても!という必要性は感じません。起動時の立ち上がりは確かに速くなりましたが…。

そして、今回テーマの「Windows 10」は「6.5%」…。何とも微妙な数値です。

Windows 10リリース当初、個人的に想像していた数値より明らかに低い印象です。「無償なので年内には15%位までいくかなぁ」と勝手に思い込んでいたのですが、このまま年末までいくと、当初の目論見は見事に外れそうです。

恐らく、周辺機器との対応の確認や、「Microsoftに個人情報を収集される」などの話題もネット上で賑わっていましたので、そうした影響もあるのでしょう。みなさん意外と導入に慎重なようです(そういう自分も…なのですが)。


海洋センターの導入予定は?

最後に、私たちB&G財団とともに全国で事業を推進していただいている「B&G海洋センター担当者」の方に実施したアンケートによる、Windows 10の導入状況です。

海洋センターは所在市町村が管理する施設ですので、調査対象者は自治体職員の方が68%、指定管理者となっている民間事業者の方が32%という内訳。一般的なユーザーとは属性が異なりますが、業務上で関わりの多い方々で専用の会員サイトもありますので、検証は欠かせません。

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結果はなんと!!「未定」が約9割を占め、「Windows 10へ移行済みから2016年度に検討中」まで合わせても、4%という結果になってしまいました。

地方自治体は重要なシステムが様々に絡み合い、これらのシステムとの整合性を検討しなければならない、ということも重々承知していたつもりなのですが…。今後の計画づくりに苦しむ結果となってしまいました。

「Windows 10 Professional」の市場価格は、Amazonのダウンロード版で約2万2千円(2015年12月9日現在)。当財団の職場には約50台のPCがありますので、無償期間を過ぎると、全ての更新に約110万円必要となる試算になります。

金額を考えると、やはり無償期間に移行したい気持ちが強いのですが、Microsoftの策略にまんまと乗せられている気もします(笑)。いずれにせよ、来年7月の無償期間前までは市況を睨みながら悶々と悩む日々が続きそうです。



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