事業者にとっても貴重な面接2016 年度入社の就職戦線は、すでに活発に展開しているようです。日本経済団体連合会の指針によれば、来春以降の大学卒業予定者等の採用選考にあたっては8月1日以降となっているはずですが、ある採用コンサルティング会社では、「6月までの内定出しだけで50%を超えているのではないか」と読んでいました。
つまり、8月を前にして今はもう面接戦線真只中といってよいのだと思います。面接は、書類審査だけでは分からない、その人の本質を見極めるとても大切な時間になりますから、どの事業者も重要視しています。
また、面接活動を自社の存在意義を若者世代に伝える場としてや、今の若者が何を考え、どんな行動をしているのか、直接会って意見を聞く場として捉えている会社も少なくありません。
ですから、受ける側にとっても呼ぶ側にとっても、面接の時間はたいへん大きな意味を持っています。
海洋センターを視察する、財団の新人ならびに自治体派遣職員の皆さん。
体育館の設備についてレクチャーを受けているところです
面接で振り返る我が身どんな企業の人事担当者や役員も、一度の人材募集で膨大な数の履歴書に目を通したうえで、短時間に何人もの入社志望者と面接しなければなりません。とてもありがたいことに、B&G財団でも新規募集を行うとかなりの応募が集まり、書類審査を経て面接の段になっても一度には対応できないほどの数に及びます。
そのため、何回にも分けて面接を行って様々な若者と言葉を交わすことになりますが、このような作業は、私たちにとっても自分たちの仕事を振り返るとても良い機会になり得ます。彼らの意見に耳を傾けながら、「これから先、自分たちは何をめざしていくべきか」と言った課題が見えてくるのです。
私たちが望む人材とは、「社会や環境の変化に応じて、自らも変革しながら財団と共に成長できる人」であり、そのためには、「実行力・行動力があって周りから信頼される人」、「失敗を恐れず、何事に対してもチャレンジできる人」であって欲しいと思っています。
晴れて職員辞令を受ける新人の桐ケ谷 尚洋 職員。「期待しています!」
自己主張できる最近の若い人限られた面接時間のなかで、理想的な人材を見分けるのは至難の技かもしれませんが、ここ数年、面接に関わりながら思ったことは、最近は意見をはっきり述べて自己主張できる若者がかなりいるということでした。役員から様々な質問が浴びせられても、堂々と受け答えする姿に驚いてしまう場面も少なくありません。昔に比べて、大学などでディベートを行う機会などが増えているのかもしれませんが、それだけに最近の若い人たちの自己主張能力やコミュニケーション能力が磨かれているのではないかと思います。
そのようなおかげもあって、十分に期待できるだけの優秀な若者たちが私たちの仲間に加わりました。現在、B&G財団は様々な新規事業を立ち上げているところですが、彼らも積極的に意見を出して事業に参画しています。
もっとも、1年を通して多忙ゆえ、ほとんどの職員が休暇をまとめて取ることができない状況が続いています。新たな発想で物事を考えるには、心身共にリフレッシュさせないといけませんので、総務部としては今後、少しずつ改善していきたいと考えています。
現在、B&G財団では職員の定期採用はしていませんが、機会あるごとに補充募集はしています。その際、私たちの仕事に興味がある若い人たちには、どんどん来ていただきたいと思っています!
沖縄のB&G指導者養成研修に励む皆さん。
縁あって財団職員になったら、必ず参加する事業です!
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