地域の海には魅力がいっぱい!:B&Gオーシャン’sキャンプ その4 [2015年06月16日(Tue)]
![]() みなさんこんにちは、B&G財団 事業部 海洋教育課の朝日田智昭です。 今年の夏、B&G財団では三重県志摩市、愛媛県今治市、山口県周防大島町の3カ所で、小中学生や保護者を対象にした「2015B&Gオーシャン’sキャンプ」(以下、「オーシャン’s」)を2泊3日の日程で実施します。 事業案内⇒2015B&Gオーシャン’sキャンプ(参加者募集中です!) ※山口県周防大島町は定員に達しましたので、今後の申し込みはキャンセル待ちになります。 この企画は、その名のとおり地域の海をフィールドにした体験学習で、参加した子供たちは海のプロフェッショナルとふれあう「航海体験」や「海の環境学習」「海の郷土史学習」などを通じて地域の海への理解を深め、異年齢の集団生活で海洋レクリエーションなどを楽しみながら自立心や協調性などの「生きる力」を養います。 本連載では、学校授業や社会科見学など普段の生活では経験できないプログラムが盛りだくさんに組まれた「オーシャン’s」の魅力を全5回にわたって紹介していきます! ![]() 日本各地には魅力的な海がたくさんあります。 第4回目は、「地域の海の魅力」と題し、「オーシャン’s」を開催する3カ所それぞれの特徴を活かした活動プログラムをお伝えします。 |
どこの海にもある、そこだけの魅力
「一度は行ってみたい海は?」「きれいだと思う海は?」と聞かれて、皆さんはどこを想像するでしょうか? おそらく多くの人は、沖縄の海や小笠原の海などエメラルドグリーンのトロピカルな海を想像するのではないでしょうか? しかし、海にはいろいろあって、水産物が豊富な海もあれば大きな船が入港できる海もあり、地域のお祭りや憩いの場として親しまれている海もたくさんあります。「オーシャン’s」では、そのような地域の魅力ある海を3つの開催場所それぞれに体験していきます。 ■「B&Gオーシャン’sキャンプ」in 志摩半島(三重県志摩市) 鳥羽市にある海の博物館に足を運び、近くの干潟に出て「アマモの学習」を行います。「アマモ」は砂地に生える海草の一種で、水質を浄化するほか、多くの小魚たちの生活と繁殖の場となっています。近年、全国各地で「アマモ場」を再生する取り組みが行われています。 ![]() 海の博物館からほど近いところにある「アマモ場」に足を運んで探検します ![]() 小魚・イカなどに会えるかな? あまも場は小魚たちにとって大切な生活の場になっています ■「B&Gオーシャン’sキャンプ」in しまなみ海道(愛媛県今治市) 広島県因島市にある「内海造船」で、「造船の学習」を行います。日本の造船業は、竣工量で世界3位。日本の輸出入量の99%以上を海運に頼る日本では、造船の仕事はとても重要です。日本有数の造船地域、しまなみ海道で造船所を見学し、造船について学習します。 ![]() 瀬戸内海には数多くの造船所があります(写真はイメージです) ![]() 建造中のタンカーを見学できる予定です(写真はイメージです) ■「B&Gオーシャン’sキャンプ」in 周防大島(山口県周防大島町) 周防大島のとある無人ビーチで、親子キャンプを行います。水道・電気・トイレもない場所で、親子で協力しながら、海から食材を調達・調理し、夕食にします。電気もないビーチにテントを張り、波の音を聞きながら星空の下、海に感謝し海を考える絶好の機会です。 ![]() 電気も水道もないビーチで親子の絆を深めましょう ![]() 親子で協力し、調理から食器づくりまで行います。 次回も「地域の海の魅力」第2弾として、各「オーシャン’s」で行う特徴的なプログラムを紹介します。 |