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「海・川・森のファミリー教室」:B&G葉山クラブ(神奈川県) [2015年05月18日(Mon)]
大切な家族同士の関係づくり

2015年4月19日(日)、神奈川県葉山町内の竹林・湘南国際村「めぐりの森」ふれあい広場で「海・川・森のファミリー教室」を実施し、子供10名 保護者13名 計23名が参加しました。この教室は年間を通じて行う予定で、今回が今年度最初の実施となったため、一年間の活動が楽しいものになるように、教室を共にする家族同士の関係作りに力を入れました。

自然の恵みに感謝

参加者の皆さんは、葉山町内の竹林でタケノコの探し方、掘り方のレクチャーを受けた後、家族ごとに別れてタケノコ探しに出発。タケノコを見つけると、子どもたちが小さなスコップを使って外周りを掘り、その後、家族みんなで力を合わせて収穫しました(掘ったタケノコはお持ち帰りです)。こうして、自然の恵みに感謝する気持ちを養います。

150518葉山_01.jpg
子どもたちが小さなスコップを使って外周りを掘り、家族みんなで収穫しました


ご飯が燃えてしまう!

皆さんそれぞれにタケノコを掘ったら、ふれあい広場に移動。顔よりも大きな、採れたてのタケノコを子どもたちが嬉しそうに抱え、大切に運んでいる姿が新鮮でした。広場に到着してからは、伐り出してあった竹を使って、マイ竹食器を製作。スタッフが用意したタケノコの味噌汁をよそって昼食の時間を楽しみました。

午後になってからは、おやつ用に竹の節を使ったタケノコ飯盒ご飯を作りました。炊飯器以外でご飯を炊いたことがない子どもが、竹に入れたご飯がかまどの火ですべて燃えてしまうと思って大泣きしましたが、無事に炊き上がったご飯を美味しそうに食べていました。

150518葉山_02.jpg
ご飯を炊くための竹飯盒を作ります


150518葉山_03.jpg
マイ竹食器で食べるご飯は格別です


「海・川・森のファミリー教室」では、このような活動を通じて日本の里山で竹林がどのように管理されてきたのかを学び、さらに1年間を通じて野外炊事を体験しながら、いざという時に備えるスキルを身に付けていきます。

150518葉山_04.jpg
「うまい!」・・・説明不要の表情です


●成果と課題
・家族同士の交流がよくできた。
・参加者の満足度が高かった。
・道具の管理について、徹底していく必要がある。
・未就学児の子どもたちは午後になると疲れてしまうので、スケジュールやプログラムの組み込みを工夫していきたい。

●運営者の感想
・普段、家族で何かに取り組む機会が少なくなっているなか、今日のように家族で何かに取り組むことは、とても大切なことだと思う。
・野にあるものを採って食べることは良い。参加家族同士も、初めてとは思えないほど交流できていた。ただ、参加者への指示の出し方や道具の管理についてのアナウンスなどは徹底したほうが良い。
・プログラム内容が濃く、時間的にタイトだったので、スケジュール組みを見直したい。

●参加者の感想
・タケノコ掘りが初めてだったので(大人が)夢中になった。
・竹飯盒で炊いたタケノコご飯がすごく美味しかった。竹食器を作り、竹でご飯を炊く、自然のものを使って完結できることに感動した。
・子どもが何でも自分でやりたいタイプなので、自分で竹が切れないことで泣いてしまったが、タケノコご飯を食べる顔がすごく満足気だった。良い時間が過ごせた。
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