掛川市レポート きんじろうくん日記「教育委員会のお仕事」 [2014年02月10日(Mon)]
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みなさんこんにちは。 こちらにお世話になって早1週間が過ぎました 今日は、私がお世話になっている社会教育課のお仕事の一つを紹介します。 社会教育課には、「スポーツ振興係(私の所属)」の他にも「文化財係」と「社会教育係」があります。 「文化財係」は市内の文化財の管理も行っていますが、その中の一つが「旧山崎邸(通称 松ヶ岡)」です。 「松ヶ岡」は、江戸末期に掛川藩の御用商人 山崎家の住宅として建てられたのですが、建設後150年経つ今でも建物や庭園は当時のままよく残っていることから、文化財的価値を損なうことなく現在に至っています。 この「松ヶ岡」の今後の保存や活用方法について、地域の方々と委員会を立ち上げ、検討を重ねてきましたが、その5回目の委員会に一緒に参加させてもらいました。 将来は古民家カフェ?? 学習施設??など、歴史・文化を後世に残すための様々な提案が・・ 「松ヶ岡」の由来は・・・ 庭に十数本の赤松の大木が植えられているため「松ヶ岡」と呼ばれるようになったそうです。 とても広いお屋敷ですが、、この角度からは広さが伝わらなくてすみません 少し内部をご紹介! 使用した木材や建築技術はとても優れていて、造りも細部に渡ってこだわっています。 山崎家の財力のすごさがわかります! こちらの部屋はかつて明治天皇が宿泊された部屋で、終戦まで「聖蹟」として文部大臣指定史跡に指定されていました。なので、来客はもちろんのこと住人も使えなかったそうです・・・・ ↓ 欄間には見事な松の彫刻!! 廊下も一枚の木を利用して造られています お手洗いには当時としては斬新なデザインの大きな鏡 こちらは主人が使用していた「奥の間」。柱にはひのきが使用されていますが、木目が細かいので寒い地方でとれた高価な木材だそうです。 障子の桟も全て面取りされていて手間がかかっているのがわかります 家を囲うようにお堀も造られていました お堀の意味については諸説あるそうです ご紹介したのはほんの一部で、まだまだ解明されていない点も多々あり、これから更なる調査・研究がされるそうです。 これからの研究によっては更なる文化財的価値の高まりが期待されます 最後に・・気になる山崎家の住人ですが、貨幣論の先駆的な研究者 山崎覚次カ氏ほか掛川の偉人 山崎千三郎氏の生家になります。 郷土の偉人を後世に伝えていくというのも大切なお仕事ですね |







