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山口県長門市の活動(1) “どんぐり拾い・蒔き付け”と“どんぐ工作” 実施 [2015年01月06日(Tue)]

今年度、B&G植樹教育事業を導入した長門市日置海洋センターでは、11月12日(水)・13日(木)の2日間、「どんぐり拾い・蒔き付け」と「どんぐり工作教室」が行われ、長門市立日置小学校1・2年生の児童48名が参加しました。

次項有12日:「どんぐり拾い」
小学校に集合した児童と先生、指導スタッフなど62名は、マイクロバス2台で「どんぐり拾い」の場所となる日置赤崎神社に移動。児童は6班に分かれ、長門市の林業研究グループ「千畳里山会」のスタッフ7名が講師として、それぞれの班に付き添って「どんぐり拾い」を行いました。るんるん

赤崎神社には、降り積もった落ち葉の上にカシ・シイの2種類のどんぐりがいっぱい落ちていて、誰が一番多く拾えるか競争しながら、一生懸命にどんぐりを拾いました。また、講師の先生からどんぐりの説明を聞くと、子供たちの興味も湧いてきたようで、自分が拾ったどんぐりを先生に見せながら質問する姿も見られました。どんぐり拾いを終えた子供たちはこの後、学校に戻って、拾ったどんぐりをバケツに移し、水を入れて今日の活動を終了しました。るんるん

次項有13日:「どんぐりの蒔き付け」と「どんぐり工作教室」

1日目と同じように、「千畳里山会」スタッフの皆さんの指導で「どんぐりの蒔き付け」を行いました。最初に、昨日バケツの水に浸したどんぐりの中で、虫が喰って水に浮いているものを取り除きました。虫が喰っていたどんぐりは全体の約3分の1ぐらいありました。るんるん

次は土づくりです。6班に分かれた子供たちは、それぞれ指導スタッフから説明を聞きながら、どんぐりを蒔き付ける土をつくりトレーに入れ、みんなでどんぐりを蒔き付けました。るんるん

蒔き付けが終わった後は、子供たちが楽しみにしていた「どんぐり工作教室」です。最初に、B&G植樹リーダーの 河本洋人 さんが、黒板を使って「なぜどんぐり拾いをするのか、どうして植樹をするのか」を説明した後、“どんぐりやじろべえ”や“どんぐりコマ”を作ったり、“どんぐりペイント”をしました。わーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)

子供たちは、千畳里山会のスタッフに作り方を教えてもらいながらどんぐり工作に挑戦、出来上がった時は本当に嬉しそうでした。また、ペイントしたどんぐりは、「蒔き付けたどんぐりがすくすく育つように」との願いを込めながら、育苗箱のトレーに飾り付けました。最後に、児童が1人ずつ、お世話になった「千畳里山の会」のみなさんに感想を述べてこの日の活動を終了しました。るんるん


今後は、小学校に置いてある育苗箱をみんなで観察しながらどんぐりを育てていくそうですが、水やりを忘れないように、大事に育ててくださいね!るんるん

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バスに乗り込む前に、軍手と拾ったどんぐりを入れる袋をもらいます


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赤崎神社でどんぐりを拾いました
一番たくさんどんぐりを拾えるのは誰か、競争しながら一生懸命拾いました


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どんぐりについて、講師の長門市林業研究グループ「千畳里山会」のスタッフに質問をする姿もたくさん見られました

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「たくさん、どんぐりが拾えたよ!」
自分が拾ったどんぐりを手にみんなで記念撮影しました


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学校へ戻って、みんなで拾ったどんぐりを班ごとにバケツへ移して、水に浸します
3分の1近くのどんぐりが虫に喰われていて、水に浮いてしまいました


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2日目の「どんぐりの蒔き付け」です
最初は土づくりです。指導スタッフの皆さんにサポートしてもらいながら作業しました


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土づくりの次にどんぐりを蒔き付けました。学校の先生も一緒に作業をしました


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”どんぐりの蒔き付け”の後は楽しみにしていた「どんぐり工作教室」です
最初に、B&G植樹リーダーの河本洋人さんが「なぜどんぐりを拾って育てて植樹をするのか」について説明してくれました


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“どんぐりやじろべえ”の完成です
“どんぐりやじろべえ”がぐるぐる回りながら下に落ちて行きます
そのほかにも“どんぐりコマ”をつくったり“どんぐりペイント”もしました


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「どんぐりがすくすく育ちますように」。ペイントしたどんぐりを育苗箱に飾り付けました
マルチングしたワラの間からかわいいどんぐりが顔を出しているように見えますね。早く芽が出るといいですね!

【児童の感想】
➤どんぐりの実のなり方が分かった。2日間の授業が楽しかった
➤バケツに入れたどんぐりで沈んでいるどんぐりの方が良いどんぐりだということが分かって良かった
➤どんぐりでいろいろな面白い工作ができて楽しかった

【運営者の感想等】
初めての活動だったので、どういった物をどれだけ買ったら良いのか分からず苦労した。また、学校や林業研究グループに「植樹教育事業」について説明、日程調整などにも快く協力していただき、スムーズに2日間の活動が終了することができた。
この体験型の環境学習を行うことで、どんぐりの種類、落ち葉の下にいる虫類、実のつき方、どんぐりが樹に育つことなど、子供たちにとっても新しい発見が多くあったのではないかと思う。来年度以降の課題としては、学校と林業研究グループとの日程調整や植樹場所の選定(整備地を探すこと)などが挙げられる。


岐阜県富加町の活動(1)「育苗」“どんぐり拾い・どんぐりの蒔き付け” 実施 [2015年01月05日(Mon)]

10月27日(月)と31日(金)の2日間、富加町で初めての育苗活動「”どんぐり拾い”と”どんぐりの蒔き付け”」が行われ、とみか保育園の園児55名が参加しました。るんるん

“どんぐり拾い”は「半布ヶ丘公園キャンプ場」で行われましたが、この半布ヶ丘公園は富加町B&G海洋センターほか、テニスコートやグラウンドなどのスポーツ施設と、散策が楽しめる森とキャンプ場、巨大遊具がある芝生広場もある広大な敷地の多目的公園です。

27日、園児たちは保育園からキャンプ場までの約400mを歩いて移動、最初に、講師の佐藤 正明 先生から“どんぐり”のお話を聞いた後、みんなで“どんぐり拾い”を行いました。園児たちは、落ち葉をかき分け「どんぐりがいっぱいある!」「たくさん拾えた!」などの元気な声を上げながら“どんぐり拾い”を楽しんでいました。わーい(嬉しい顔)るんるんぴかぴか(新しい)

この日の“どんぐり拾い”は、公園の中の毎年大きなどんぐりが成るアラカシやシラカシなどの母樹がある場所を選んで行いましたが、園児たちはカシ以外にもいろいろな種類のどんぐりを拾いました。

“どんぐり拾い”終了後の蒔き付けでは、この地域の植生であるカシ類のどんぐりを蒔き付けるため、園児たちが拾ったどんぐりの中から、カシ類のどんぐりの選別を行いました。佐藤先生からどんぐりの見分け方を教えてもらった後で、みんなで選別作業をしました。正しく選別できるか心配でしたが、園児たちはちゃんとカシ類のどんぐりを見分けていたそうです。るんるん

31日には、園児が拾ったカシ類のどんぐりの蒔き付けが行われました。佐藤先生から蒔き付けのやり方を教えてもらった後、子供たちが拾ってスタッフが事前に水に浸しておいたどんぐりを一つずつ丁寧に蒔き付けていきました。園児たちは、「大きくなあれ!」などと声を掛けながら、約300個のどんぐりを2時間かけて4つのトレーに蒔き付けました。るんるん
みなさんお疲れ様でした!早く芽が出て元気に成長するといいですね!

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毎年大きなどんぐりが成るアラカシ、シラカシの母樹がある場所で“どんぐり拾い”をしましたるんるん

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園児たちは落ち葉の中を元気に歩き回りながら夢中でどんぐりを拾いましたるんるん

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“蒔き付け”で、カシ類のどんぐりを植えることを子供たちに説明しました
園児が拾ったどんぐりの中から、みんなでアラカシだけ大きなバケツに入れて選別しまするんるん

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“どんぐりの蒔き付け”は、2時間で約300個のどんぐりを4つのトレーに蒔き付けましたるんるん
(後日、蒔き付け作業を行い予備のトレーを作りました)

【園児の感想】
➤いっぱい拾えた
➤おうちにも植えたい
➤いっぱい植えたい

【運営者の感想等】
子供たちが楽しんで自然とふれあい、木に対する興味を持ってもらうことができたことが良かった。今後、園児が海洋センターに遊びに来た時や、夏場のプールで海洋センターに来た時に、蒔き付けたどんぐりを観察してもらう予定です。なお、今回は園児が対象でしたが、小学生が対象であればより理解してもらえると思った。


「森づくりを未来につなげる全国サミット&シンポジウムin掛川」その3 [2014年12月26日(Fri)]
前回紹介した「森づくりを未来につなげる全国サミット&シンポジウムin掛川」の2日目午前中の「シンポジウム」に続き、今回は午後に開催された「記念植樹祭」を紹介します。

会場を、掛川市大東地区・浜川新田(はまがわしんでん)海岸防災林に移動しての実施となりました。

【概要】
・植樹指導:宮脇 昭先生(横浜国立大学名誉教授)
・植樹内容:植樹面積1,000u、植樹本数3,500本(常緑広葉樹等)
・参加者数:約500名

午前中は雨が降っていたにも関わらず、記念植樹祭の始まる頃には晴れ間が出て、晴天の下での植樹祭となりました。

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主催者である掛川市 松井市長が挨拶

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来賓を代表して、静岡県議会 増田議員より挨拶

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宮脇先生の植樹指導の様子

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約500名もの参加がありました。

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参加者全員を10班に編成して植樹開始!
時ノ寿の森クラブのメンバーより班ごとに作業方法について詳しく説明されました。

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この植樹では松くい虫に強い針葉樹のクロマツも一部に植えられました。


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3,500本もあった苗が僅か1時間程度で皆さんの協力により僅か1時間程度で完了しました。
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【参加者の感想】
・家族で参加しました。宮脇先生の植樹説明の時、市長さんや来賓の方々とのやりとりが見ていて楽しかったです。また、先生の説明はわかりやすく飽きさせないところが巧みです。

・職場の同僚と参加しました。植樹を初めてやってみましたが、何故か気持ちがよかったです。
 スポーツと違い、このような汗をかくのも良いと感じました。

・友人と参加しました。災害というと地震と水害だけと思っていましたが、東北の震災を映像等で見て、大地震が原発事故や津波を引き起こす恐ろしさを知りました。やはり、防潮堤はコンクリートよりも緑でつくられる方が将来の掛川市にとって良いと思います。



【主催者の感想:NPO法人時ノ寿の森クラブ・松浦成夫理事長】
・掛川市で二日間にわたり開催された森づくり全国サミット&シンポジウムですが、延べ1,200名もの参加者の皆様に対しまして心より厚く感謝申し上げます。素晴らしいサミット&シンポジウムでありました。
 市民の命を守るために、かつ未来へ大事なDNAを引き継ぐために取り組まれている森づくりをテーマに、今後とも熱いコールが続いて行くことを希望します。時ノ寿の森クラブを含む市民側も、これを契機に大いに交流を深めていきたいと思います。



【掛川市担当者:教育委員会社会教育課 和泉勝美氏の感想】
・掛川市B&G海を守る植樹教育事業の担当者として、市が目指す理想の森づくりに向けてひた走る松井市長や松浦理事長の後を必死になって追いかけています。まるで、天下に号令をかけようとする武家の主君に仕え働く家来のようです。この二日間には、市と時ノ寿の森クラブの森づくりにかける熱いメッセージが込められており、私自身も大変勉強になりました。植樹教育事業でモデル3小学校が育てている約7,000本の苗を平成27年度に植樹する計画です。今後の掛川市の植樹事業に是非ご期待ください。
「森づくりを未来につなげる全国サミット&シンポジウムin掛川」その2 [2014年12月25日(Thu)]
前回紹介した「森づくりを未来につなげる全国サミット&シンポジウムin掛川」の1日目に引き続き、今回は2日目午前中に実施された「シンポジウム」についてご紹介します。

初日の会場であった掛川グランドホテルに変わり、2日目の「シンポジウム」は、掛川市文化会館シオーネ 大ホールにて開催されました。

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会場入り口では、初日と同様に深蒸し茶の呈茶サービスがふるまわれました。

シンポジウムは、 “協働で進める「いのちを守る森づくり」”テーマに、福島県川内村 遠藤村長による「基調講演」と、3団体からの「事例発表」が行われました。

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基調講演:「村の宝である森林を守ることが村の復興につながる」
福島県川内村 遠藤 雄幸 村長

福島第一原子力発電所の事故により村の森林が放射性物質に汚染され、全住民が村からの非難を強いられました。故郷の森を再生するため、後世に森林という宝を残していくためには災害に強い森林づくりを一層推進していきます。


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NPO法人時ノ寿の森クラブ 理事長 松浦 成夫 氏

22歳の時に故郷が廃村。森は荒廃し川の水量も減少し、このような状況を未来に引き継いではならないと「時ノ寿の森クラブ」を発足。クラブハウスやビジターセンターを建て、広葉樹植林は82,000本を越え、炭焼きや都市との交流ツアーも実施しています。


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NPO地球の緑を育てる会 理事長 石村 章子 氏

ドングリを収集、ポット苗を育て、植樹する活動を続けて15年、現在、約7万本の苗を管理育成中。企業、学校、公共施設、神社、山林、海岸等に自然生態系に適した森づくりを実施。
筑波山の一部荒廃する筑波山神社林の再生活動は丸8年経過し、今は豊かな混交林を形成しています。


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横浜ゴム 新城工場 工場長 城川 隆 氏

2007年より環境貢献の一環として「YOKOHAMA千年の杜プロジェクト活動」を開始。地元のどんぐりを拾い、苗を育て、世界中の事業所周辺に50万本の植樹をするとともに、周辺の生物多様性保全を進める活動をしています。


事例発表の後、地元の小・中学生による森づくり宣言が行われました。

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掛川市立横須賀(よこすか)小学校の児童11名

横須賀小学校のグランドには、開校時から100年以上、児童の成長を見守ってきた大きなムクの木があります。1名がムクの木の神様役(声のみ)となり、残り10名の児童と故郷の森づくりについて語り合いました。

横須賀小学校は、掛川市でのモデル小学校(他に千浜小学校、第二小学校)として、平成25年度からB&G財団の推進する「海を守る植樹教育事業」の「育苗」に取り組んでいます。3つのモデル小学校で育てた苗7,000本は、平成27年度に植樹される予定となっています。


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掛川市立大浜(おおはま)中学校を代表して生徒会長と副会長より宣言。
大浜中学校は、遠州灘である市の海岸から1.8kmと大変近い位置にあり、昨年9月に宮脇先生を招いて、生徒による学校敷地内への植樹に取り組みました。

シンポジウムの締めくくりとして、横浜国立大学 名誉教授 宮脇 昭 先生と毎日新聞社 水と緑の地球環境本部 斗ヶ沢 秀俊 部長お二人からご挨拶いただきました。

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横浜国立大学 名誉教授 宮脇 昭 先生

植樹を仕事と思ってはいけません。自分のため、そして、自分が愛する家族のためである命の森づくりを、この掛川、日本を拠点としてアジア、世界に発信しましょう。


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毎日新聞社 水と緑の地球環境本部 斗ヶ沢 秀俊 部長

この全国サミットで、全国に先駆けて命を守る森の防波堤をつくる掛川モデルのプロジェクト開始を発表したことが大変有意義なことであります。


【一般傍聴者の感想】
・大切な故郷が原発事故による放射能汚染の被害を受けた川内村。帰村宣言からまもなく3年を迎え、未だに諸事情から故郷に帰れない村民の方もおられますが、村の命運をかけた森づくりの成功を祈るばかりです。私の故郷の隣の市に浜岡原発があり、講演を聴いて他人事ではないことをあらためて思い知りました。

・故郷が廃村になった思い、そして、その故郷から森の再生をかけスタートした時ノ寿の森クラブが伝えようとしている「できることからの第一歩」は簡単なようでなかなかできない。私の家は、すぐ前が海で私が子供の頃、松林が多く生息、浜辺は広く海が遠くに感じたが今は逆。昔の故郷の海岸を子や孫らに見せたい。

・私の母校が森づくりのお手伝いをしていることを初めて聞いて嬉しくなりました。企業が社会貢献として森づくりに一役買っていることにも驚きました。学校や民間が頑張っているのだから、国や都道府県は見ているだけでなく積極的に支援してほしい。特に国、地方分権は国が推し進めたことではないでしょうか。

・横須賀小学校の森づくり宣言ですが、本番を迎えるまで児童らは一生懸命練習したと思います。大浜中学校の宣言も中学生らしい要点が整理された立派な内容でした。二校とも胸を打たれました。


その3に続く…
「森づくりを未来につなげる全国サミット&シンポジウムin掛川」その1 [2014年12月24日(Wed)]
今回は、平成25年度より「育苗」に取り組んでいる静岡県掛川市で開催された「森づくりを未来につなげる全国サミット&シンポジウムin掛川」をご紹介します。

この全国サミットは、「海岸防災林の再生」をテーマに静岡県掛川市とNPO法人時ノ寿の森クラブが主催となり、二日間の日程で開催されました。

【概要】
・期日:平成26年11月28日(金)・29日(土)
・主催:静岡県掛川市、NPO法人時ノ寿の森クラブ
・共催:毎日新聞社
・助成:日本財団
・後援:林野庁関東森林管理局
    国土交通省中部地方整備局
    静岡県
    (公社)国土緑化推進機構
    希望の森づくりパートナーシップ協定事業者

・主な内容
 1日目:全国サミット
  @基調講演:テーマ「海岸防災林の再生」
       (講師)横浜国立大学 名誉教授 宮脇 昭 氏
  A13市町による取組み発表と討論会
 2日目:シンポジウム/記念植樹祭
  @協働で進める「いのちを守る森づくり」
   基調講演:福島県川内村 村長 遠藤 雄幸 氏
   事例発表:
     ・NPO法人時ノ寿の森クラブ 理事長 松浦 成夫 氏
     ・NPO地球の緑を育てる会 理事長 石村 章子 氏
     ・横浜ゴム 新城工場 工場長 城川 隆 氏
  A記念植樹祭

・参加自治体:14自治体
  北海道上ノ国町長
  岩手県陸前高田市
  福島県川内村
  宮城県岩沼市
  静岡県磐田市・牧之原市・湖西市・御前崎市・掛川市
  愛知県東海市
  和歌山県新宮市
  高知県須崎市
  大分県中津市
  鹿児島県霧島市

B&G海洋センター所在市町村から8名の首長様からご出席いただきました。

1日目には約300人の参加者が集まり、掛川市 松井 三郎市長よりサミット開会の挨拶がなされました。
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基調講演として「いのちを守る希望の森づくり〜日本から世界へ〜」と題し、横浜国立大学名誉教授の宮脇 昭先生が、“人が生きる上でいのちを守る希望の森づくりがいかに大切か”について参加者へうったえかけました。
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盛花の替りに苗木がディスプレイされており、会の雰囲気を作ってくれました。
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その後、地元開催地の静岡県掛川市ほか参加した13市町より、「各自治体での取り組み」について発表がなされ、活発な討論が交わされました。

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コーディネーターの静岡文化芸術大学の根本 敏行 教授


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@静岡県掛川市 松井 三郎 市長
テーマ:「いのちを守る希望の森づくりプロジェクト」

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A北海道上ノ国町 工藤 昇 町長
テーマ:「上ノ国町日本海グリーンベルト構想」

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B岩手県陸前高田市 戸羽 太 市長
テーマ:「名勝高田松原の再生に向けて」

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C宮城県岩沼市 菊池 啓夫 市長
テーマ:「千年先まで子どもたちが笑顔で暮らせるまち 〜千年希望の丘 の取組〜」

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D静岡県牧之原市 西原 茂樹 市長
テーマ:「地震・津波災害に強いまちづくり」

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E静岡県御前崎市 澤入 芳男 副市長
テーマ:「地域の宝である海岸防災林を、守り、育て、未来へつなげる取り組み」

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F静岡県磐田市 渡部 修 市長
テーマ:「毎年コツコツと、息長く」

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G静岡県湖西市 三上 元 市長
テーマ:「官学連携による海岸防災林づくり 〜住民の理解のもとで〜」

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H愛知県東海市 鈴木 淳雄 市長
テーマ:「東海市21世紀の森づくり事業」

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I和歌山県新宮市 田岡 実千年 市長
テーマ:「市民の命を守る森の堤防づくり −新宮発世界へ−」

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J高知県須崎市 筒井 淳三 副市長
テーマ:「津波による犠牲者ゼロを目指して」

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K大分県中津市 新貝 正勝 市長
テーマ:「豊かな水を育む「耶馬の森林」づくり」

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L鹿児島県霧島市 前田 終止 市長
テーマ:「霧島市10万本植林プロジェクト」


事例発表及び意見交換を受けて、「森づくりを未来につなげる全国サミット『政府に対する海岸防災林再生・強化の要望決議書』」が首長全員の合意を得ました。

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要望決議書へ直筆による署名をする各首長

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最後に首長全員が壇上に並び、松井市長より「要望決議書」が読み上げられ、参加者より拍手が沸き起こりました。

決議書の内容は、以下のとおりです。

「森づくりを未来につなげる全国サミット」
政府に対する「海岸防災林再生・強化」の要望決議書


森林は、環境保全、水源涵養、保健休養などの機能を有し、海岸部の防災林は、塩害や飛砂防止の効果は勿論のこと、津波の減衰効果も認められています。
東日本大震災以降、全国の海岸地域の不安は増大し、そのうえ南海トラフ巨大地震の津波被害想定の発表が追い打ちとなり、海岸地域の住民 や企業の転出は加速し、危機的状況となっております。
こうした状況を踏まえ、全国で海岸を有する13市町の首長によるサ ミットを、静岡県掛川市において開催致しました。
サミットでは、森林の有する機能を強化するとともに、防災環境保全 づくりに向け、土地本来の樹種による津波被害の軽減、減災のための多 重防御としての「海岸防災林の再生・強化」をテーマに、課題と解決策、ビジョンを討議致しました。その結果、活力ある地方都市の建設を目指し住民、企業、団体、行政が協働して推進するとともに、参加市町が連帯して取り組んで行く事を確認致しました。
 安全で安心な魅力あるまちづくりは国が目指す「地方創生」の考え方そのものであることから、政府の絶大なる支援を求めるべく、下記のとおり要望致します。



一、政府の実施する防災対策はレベル1に対応する整備としているが、安全で安心な住民生活と企業の操業環境を確保するため、レベル2の津波に対応する整備方針とすること。

一、政府は、全国の地域の実情を踏まえて、府省庁間の垣根を越え、枠にはめることなく、実行ある連携体制で国自らが取り組むとともに地方公共団体に対して予算を確保し支援すること。

一、政府は、地震大国である我が国において「海岸防災林の再生・強化」に、現制度のもとで独自に執り組んでいる地方公共団体に対し積極的に支援すること。



【一般傍聴者の感想】
・宮脇先生が植えた木々4000万本は途方もない、想像がつかない数字です。私の僅かな植樹歴など先生の足下にも及びませんが、これからも動ける範囲で植樹に関わっていきたい。

・宮脇先生は、現場で自分自身の五感で感じたことに信念を持って発言できる、今時数少ない現場主義者だと思いました。

・震災から3年以上が経過し、政府の対応の不味さに復興が進まない中で被災地である陸前高田市や岩沼市 が森づくりを選んだことは正しいと思います。二市の10年、20年後の森づくりの成果が知りたい。


その2へ続く…
福井県勝山市の活動(7) 「手作りの“ドングリ仮面”が大人気」!? [2014年12月19日(Fri)]

勝山市では、地元の3小学校の子供たちを対象に、平成24年度に“どんぐり拾い”と“どんぐりの蒔き付け”を実施。そして、今年の10月29日(水)に、自分達で育てたどんぐりの苗による“植樹祭”が行われました。(11月13日付ブログ掲載済)

この“植樹祭”で、勝山市B&G海洋センターのスタッフによる手作りの“ドングリ仮面”が子供たちに大人気となりましたので、ご紹介しましょう!!るんるん

この“ドングリ仮面”を作ったきっかけについて、海洋センターの 池田 芳成 所長(生涯学習・スポーツ課長)は、「2年間に自分たちの手で植えたドングリを思い出すことで、子供たちの気を引き、植樹について興味を持ってもらいたいと思ったため」と話しています。そして、“ドングリ仮面”だけでは少し寂しい気がしたので、“クマ出没注意仮面”も一緒に作ったとのことでした。

秋にかけて勝山市では、クマの目撃情報が頻繁に寄せられ、市民に注意を喚起する状況が続いていました。そういった経緯もあって、「小学生たちにクマへの警戒心をさらに強く持ってもらうとともに、ドングリの木を植樹することでドングリがクマの食糧となり、クマが人里へ降りてくるのを防ぐことができる」ということを知ってもらいたかったそうです。るんるん

植樹祭で、池田 所長と指導スタッフ2名が“ドングリ仮面”と“クマ出没注意仮面”をかぶって登場すると、子供たちに様々な反応が見られたとのことです。何よりも指導スタッフに親近感がわいたようで、ドングリやクマについてたくさんの質問を投げかけて来るなど、子供たちの活動が積極的になったそうです。るんるんぴかぴか(新しい)

子供たちにとっても“植樹作業”で体を動かしながら、“ドングリとクマの仮面”を目に焼き付けることで記憶に残る思いで深い活動になったようです。

池田 所長さんは、最後に「子供たちが力を合わせて育てた苗木が一つ一つ丁寧に植えられていたこと、また、ほかの小学校と交流が深められ、子供たちのたくさんの笑顔も見られて本当に良かった」と感想を話してくれました。るんるん

池田 所長さんのちょっとしたアイデアで、子供たちのドングリや植樹に関する興味が高まり、和気あいあいとした楽しい活動になったようですね!! “植樹事業”を導入されている他の海洋センターの皆さんも、ぜひ参考にしたいただきたいと思います。るんるん

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勝山市B&G海洋センターの 池田 芳成 所長

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手作りの“ドングリ仮面”をかぶった 池田 所長
子供たちも親近感がわいて、いろいろな質問が投げかけられましたるんるん

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生涯学習・スポーツ課所属の “ドングリ仮面”をかぶった 笹木 里司 さん と
“クマ出没注意仮面”をかぶった三觜 賢 さんも子供たちに大好評!?でしたるんるん

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みんなで和気あいあいと楽しい活動になりましたるんるんぴかぴか(新しい)


福岡県大任町の活動(1)  「育苗」“どんぐり拾い” 実施 [2014年12月16日(Tue)]

今年度B&G植樹事業を導入した大任町で、11月7日(金)と11日(火)の2日間、初めての育苗活動となる「どんぐり拾い」が行われました。参加者は地元の今任小学校の児童54人で、7日に2年生、11日に3年生が「どんぐり拾い」を体験しました。

2年生による“どんぐり拾い”は町内の「野原八幡宮」の境内で行われ、最初にB&G植樹リーダーの佐々木さんが植樹事業の目的や“どんぐり”について説明した後、みんなで“どんぐり”を拾いました。るんるん

 子供たちは普段から見慣れている“どんぐり”だけに、当初は遊びの延長のような雰囲気でしたが、植樹リーダーから“どんぐり”の種類についての説明を聞くと、“どんぐり”の種類を子供たち同士で確認しながら拾っていました。

 4日後に行われた3年生の“どんぐり拾い”も同じ場所で行う予定でしたが、数日前に神社の境内が清掃されてしまったため、急遽、神社の周辺を散策しながら“どんぐり”を拾いました。るんるん

3年生も最初はしゃいでいる子が多くて、落ち着きがありませんでしたが、拾い始めると、友達同士で競い合うように夢中になって“どんぐり”を拾っていました。わーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)

植樹リーダーの佐々木さんは「一人がクリの実を見つけると、そちらの方に興味が移ってしまうなど、好奇心旺盛な子供の誘導の難しさ」を感じたそうです。

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担任の先生と教頭先生と一緒に階段を上って神社の境内に行きまするんるん

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神社の境内には“どんぐり”がたくさん落ちていました
なるべく良いどんぐりを選んで拾いましたるんるん

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”どんぐり拾い”終了後、2年生全員で記念写真を撮りましたるんるん

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3年生の“どんぐり拾い”は神社周辺で行いました
最初は夢中で拾っていましたが、途中でだんだん興味がほかに移ったようでするんるん

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大任町B&G海洋センターの岩下特派員や大任町B&G指導者会の渡辺指導員も参加しました

【運営者の感想等】
どんぐりの種類については興味をもってもらえたと思うが、樹木の方までは興味が行ってないようだった。子供たちが楽しそうにしているのは良かったが、どんぐりの種類や、木について、もっと興味を持ってもらえるように誘導できなかった自分の力不足を感じた。次回は、子供たちみんなに興味を持ってもらえるようなアプローチの方法を考えたい。

生長の早さに驚いてます!! [2014年12月16日(Tue)]
hiraoのとりあえずやってみた〜(6) オフィス育苗にチャレンジ!!


新たなことに挑戦する時、考えているばかりでは前に進まない。行動することで新たな局面が生まれ、それがまた新たな突破口を示してくれるはず…。それが分かっていながら、なかなか行動に踏み切れないのは、失敗への「恐怖」からだ。


とにかくやってみて、うまく行けばそれでよし。うまく行かなければ、失敗の原因をしっかり検証し、またトライすればいい。

      
「そうだ、とりあえずやってみよう〜ひらめき

そんな言葉を勝手に思い浮かべながら、様々なことに挑戦していこうという企画。“平尾 卓のとりあえずやってみた〜”です。


前回のブログでついに芽が出たところまでお知らせしました^^
その後はというと。。。。
苗木5.jpg
たくさん芽が出て、ぐーんと伸びております^^
生長の早さにびっくり!!


苗木6.jpg
あっという間に高さ11pに生長した苗木も

苗木7.jpg
鉢にB&Gステッカーを貼ってみました。
統一感が出て、写真を撮っても絵になる!気がします。






ここまでは順調!?
ただ、先端が黒くなってきている葉が多いので少し気になります。。。



つづく
栃木県下野市の活動(1)「育苗」“どんぐり拾い・蒔き付け” 実施 [2014年12月08日(Mon)]

今年度B&G植樹教育事業を導入した下野市B&G国分寺海洋センターでは、10月27日(月)から29日(水)までの3日間、初めての育苗活動となる“どんぐり拾い”と“どんぐりの蒔き付け”を実施し、地元の石橋小学校の児童など93名が参加しました。

下野市は森林の78%が広葉樹林で、年々森林面積が減少しつつあります。そうした中、「樹木の大切さを子や孫に伝えよう」と、2008年にボランティア団体「下野市木を知ろう会・森を知ろう会」が設立され、樹木観察会や樹木調査、木札付のメンテナンス活動や植樹などを行っています。今回の“どんぐり拾い・蒔き付け”も講師として協力してもらいました。

次項有「どんぐり拾い」
27日(月)に行われた“どんぐり拾い”は、1300年以上前に建立されたといわれる「下野市薬師寺跡」で実施。まず最初に、「木を知ろう会・森を知ろう会」の講師スタッフが、子供たちに下野市の地域についてのお話や“どんぐり”について、分かりやすく説明してくれました。るんるん
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講師としてお願いした「木を知ろう会・森を知ろう会」の
代表 吉田晴彦氏 と 小栗宗彦氏が子供たちに“どんぐり”の説明をしてくれました

“どんぐり”について勉強した後、早速どんぐり拾いを実施。全学年が育苗事業を体験できるように学年ごとに割り振り、1年生が校長先生と一緒に“どんぐり拾い”を行いました。ここ下野市薬師寺跡には、樹齢200年ともいわれるシラカシの母樹があり、子供たちは「校長先生!見て見て!こんなにいっぱい拾えたよ!」などと、笑顔いっぱいの表情で夢中になって“どんぐり”をたくさん拾いました。わーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)
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樹齢200年のシラカシの母樹がある“下野市薬師寺跡”

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校長先生と一緒に“どんぐり拾い”をする小学1年生
みんなでバケツ3杯分のどんぐりを拾いました

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「みんなで一緒にBGサイコー!!取ったどー!」
こんなにたくさん落ちてたら拾いきれない・・・なんてつぶやきながら!!
ここは、今年豊作みたいです♪♪


次項有「どんぐりの選別」
翌日の28日(火)には、どんぐりの選別を行いました。最初に、B&G植樹リーダーの近藤さんから、虫に喰われていない“健康などんぐり”を選別する方法を教えてもらった後、みんなで、昨日拾ってきたどんぐりの選別作業を行いました。るんるん

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“どんぐり”を水に浸し、虫に喰われていない“どんぐり”を選びました

次項有「どんぐりの蒔き付け」
29日(水)は、いよいよ“どんぐりの蒔き付け”作業です。まずB&G植樹リーダーの近藤さんから“どんぐりの蒔き付け”のやり方を聞きます。はじめに植樹リーダーから「みんなが拾ってきたどんぐりは何の木のどんぐりかな?」との質問が・・・。答えられない子供たちに「しっかり自分たちが育てる苗木の名前を覚えよう!『シラカシ!、シラカシ!、シラカシ!』」とみんなで何度も口に出して名前を覚えました。るんるん
写真蒔き付け@.JPG
B&G植樹リーダーの近藤さんが、子供たちに質問をしながら
どんぐりの蒔き付けのやり方などを分かりやすく教えてくれました

最初の作業は“育苗箱への土入れ”です。子供たちは事前に用意した培養土をみんなで育苗箱に入れた後、昨日水に浸して選別したどんぐりを、”早く元気な芽が出るように”と、一つずつ愛情揺れるハートを込めながら蒔き付けていきました。
どんぐりを蒔き付けた後は、どんぐりが隠れるくらい軽く土を被せ、土の乾燥を防ぐため土の表面にワラを敷き、水をたっぷりあげて終了です。るんるん
写真蒔き付けA.JPG
事前に用意された「培養土」を“育苗箱“に入れていきます

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「元気な芽が出ますように」願いを込めて“どんぐり”を蒔き付けていきます

なんとなく土いじりは楽しいもので、子供たちは作業しながら「これくらいでいいの?」「どんぐり入れ過ぎ?」などの声も聞かれ、みんなでワイワイと楽しい“どんぐりの蒔き付け”作業になりました。るんるんわーい(嬉しい顔)

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蒔き付けたどんぐりに土を被せ、最後にワラを敷き詰め、水をあげて終わりです

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みんなで22の育苗箱にどんぐりを蒔き付けました

蒔き付けが終わった“育苗箱”は、この後、クラスごとに大事に育てて行くとのことです。
ワラの裏が乾燥しきらないうちに水やりを忘れないようにしてくださいね。
このBG植樹事業は、石橋小学校の全学年で取り組まれ、給食の時間を利用して“育苗DVD”の映像を何回か放映し、事前学習もしたそうです。
今回の活動も全学年の各クラスから代表を選んで参加しているとのことで、まさに学校あげての「育苗活動」といえます。
今後の活動の様子を、ぜひ、またお知らせくださいね。おたよりをお待ちしています。mail to

【参加者の感想】
➤どんぐりという木は無いということが分かった
➤シラカシのどんぐりがどんぐりの種類の中で一番小さいということが分かった
➤どんぐりの中には、花が咲いて次の年に落ちるどんぐりもあるということが分かった
➤食べられるどんぐりもあるということが分かった
➤友だちと一緒にどんぐりが拾えて楽しかった
➤どんぐりによって色々な傘があったのがびっくりした

【運営者の感想等】
地域団体(木を知ろう・森を知ろう会)との連携により、とてもスムーズに楽しく“どんぐり拾い”が出来た。また、環境教育ということもあり、関連部署などとの連携により反響があり実のある事業となったと思う。“どんぐり拾い”にこんなに楽しそうにしている子どもたちの笑顔を見ることができて良かった。

北海道遠別町の活動(5)  「親子ふれあい教室」“鉢上げ” 実施 [2014年12月03日(Wed)]

遠別町で、10月27日(月)、遠別小学校の児童と保護者など15名が参加して“どんぐり苗の鉢上げ”が行われました。

今回の鉢上げは、昨年10月19日に蒔き付けた“どんぐり”が芽を出し、育苗中のどんぐりやホオノキ、キタコブシを大きなポットへ植え替えるものです。

“多目的屋内グランド「すぱーく遠別」”に集まった子供たちは、最初に鉢上げの目的や、ポットへの植え替えのやり方などの説明を聞き、早速作業を開始しました。るんるん

子供たちは、9月27日(土)、この日のために昨年蒔き付けたどんぐりの生育状況を観察し、講師の先生から植え替え作業やどんぐりの成長する様子についてのお話も聞きました。

こうした事前観察もあって、鉢上げ作業もスムーズに進み、約40分で72個のポットへの植え替えが終了しました。るんるんぴかぴか(新しい)

子供たちが一生懸命植え替えた苗が順調に育てば、2年後には植樹できる大きさになります。
これからも、みんなで大事に育ててくださいね。るんるんるんるん

鉢上げ@.JPG

まず、植え替え用のポットから土が流れ出るのを防ぎ、水はけを良くするため、ポットの底に小石を7、8個入れまするんるん


鉢上げA.JPG

次に、腐葉土と培養土を合わせた土をポットに入れまするんるん


鉢上げB.JPG

芽が出た苗をそっと取り出します
根に付いた土はそのままにして、根を傷つけないように注意しながら大きいポットに移し替えまするんるん


鉢上げC.JPG

小さなものから大きなものまで、苗の成長はいろいろですが
全部で72ポットの苗を植え替えることができましたるんるん