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静岡県掛川市大東の活動(1)育苗 [2014年02月06日(Thu)]
「ドングリ拾いと苗づくり」実施(千浜小学校)
〜 未来の子供たちのために「山と海をつなぐ豊かな森づくり」〜

静岡県掛川市は本州の中央にあり、北は南アルプス最南端の八高山と大尾山の峰から南は遠州灘へと、“山と海をつなぐ自然豊かな森林都市”です。その一方で、北部山間地には廃村集落が、また、海岸部では砂浜の浸食や松枯れなどがあり、市民の水源を守る源流部の森林と防潮機能を果たす海岸部の保安林も荒廃しているそうです。

そうした中、廃村集落の最後の一人となった松浦成夫さん(B&G植樹リーダー)は、2006年に「時ノ寿の森」を設立。2010年にNPO法人化し「時ノ寿の森クラブ」として、未来の子供たちのための「山と海をつなぐ森づくり」を目指し、源流部の森林再生活動をスタートさせました。その後、2012年には日本財団のモデル事業に指定され、昨年までに市内7ヵ所で述べ6万2千本の植樹が終了、掛川市の森づくりを未来に継承する「希望の森」が誕生したところでするんるん

また、掛川市南部の太平洋(遠州灘)の海岸地域では、特に、東南海地震に伴う津波も心配されています。そうした中、2013年度にB&G「海を守る植樹教育」事業を導入し、子供たちが未来の自分たちのために、“どんぐり”を拾って育てて植樹する“いのちの森づくり”にも取り組んでいまするんるんぴかぴか(新しい)

今年度のB&G植樹教育事業では、市内の千浜小学校・第二小学校・横須賀小学校の3校で活動中ですが、今回は掛川市大東B&G海洋センターがある掛川市立千浜小学校の活動を紹介しましょうexclamation

千浜小学校では、昨年10月15日(火)・11月8日(金)・18日(月)・30日(土)の4日間、「海を守るいのちの森づくり・どんぐり拾いから植樹まで」をテーマに“どんぐり拾いと蒔きつけ”を実施、同校の小学校1・2年生56名が参加しましたるんるん

事業の実施にあたっては、横浜ゴム(株)新城工場業務課「千年の杜プロジェクト」藤澤清司氏に外部講師を依頼したほか、NPO法人「時ノ寿の森クラブ」理事長の松浦氏をはじめとする同クラブのスタッフが子供たちの指導を行いました。

まず最初に、全校生徒(192名)を対象に“実施説明会”を行った後、“どんぐり拾いと蒔きつけ”を実施し、最後に“学習会”を行いました。説明会や学習会では、子供たちはB&G植樹映像のほかオリジナルで作成した映像を見ながら、「生命の源泉が森にあること、海岸の防災林には津波を防ぐ防波堤の役割があること、どんぐり拾い・苗づくり・植樹が命を守ることにつながること」などを学びましたるんるんわーい(嬉しい顔)

“どんぐり拾い”では、千浜小学校周辺でのどんぐりの数が少なく、短時間で拾いきってしまいましたが、どんぐりの種類により大きさ・形・色などが様々で、子供たちも興味深そうに一生懸命ドングリの種類を覚えていたそうです。

また、“どんぐりの蒔きつけ”では、参加者が低学年ということもあって土いじりに夢中になり、“蒔きつけ”がおろそかになりがちでしたが、植樹リーダーやスタッフに教えてもらいながら、グループごとに協力して無事“蒔きつけ”を終了しましたるんるん

掛川市は、山と海(遠州灘)をつなぐ、まさに“海を守る植樹教育”に相応しい環境ですねexclamation×2
8年前から続けている植樹活動、そして、昨年から取り組まれているB&Gの植樹教育事業が今後さらに大きく進展することでしょう!頑張ってくださいるんるんぴかぴか(新しい)

写真@.jpg

192名の全校生徒を対象に「実施説明会」を行いましたるんるん

写真A.jpg

千浜小学校の周辺で“どんぐり拾い”をしました
どんぐりには大きさや形、色などの種類がたくさんあることを知りましたるんるん

写真B.jpg

“どんぐりの蒔きつけ”です
普段あまりしたことがない“土いじり”がすごくおもしろかったようでするんるん

写真C.jpg

最後に“森の学習会”です
森の役割や森と海のつながりなどについて、勉強しましたるんるん

【参加者の感想】
➤森の大切さがわかった
➤どんぐり拾いでたくさんの種類のどんぐりが拾えてよかった
➤どんぐりの芽がちゃんと出るか楽しみ

【運営者の感想】
今回の活動を通じて子供や先生も一定の理解をしてくれたものと思う。今後も“どんぐり拾いや蒔きつけ”など、楽しみながら植物や森の必要性、命の大切さなどを子供に学んでもらいたい。子ども達への説明は簡潔に、より解りやすく説明しなければ伝わりにくいと感じた。また、近隣にどんぐりが少なかった為、次回はもう少し他のポイントも確認しておきたい。