平成25年度に「植樹教育事業」を導入した周防大島町では、「僕たちの鎮守の森づくり」を合言葉に、地元の小学生を対象に、毎年“ドングリ拾い”と“蒔き付け”を行っています。
今年度も11月14日(金)・21日(金)の2日間、周防大島町立久賀小学校の児童と先生など27名が参加して「ドングリ拾い・蒔き付け」が実施されました。

14日(金)の“ドングリ拾い”では、昨年同様、ドングリがたくさん落ちている護国神社で行われました。子供たちは、最初に、B&G植樹リーダーの平田 剛さんから"森の大切さ"などの説明を聞いた後で、みんなでドングリを拾いました。

護国神社には、カシ類の常緑広葉樹の大木が茂っており、“ウバメガシ”や“アラカシ”、“クヌギ”などのドングリを約2,000個も拾うことができました。拾ったドングリを水に浸してドングリの選別を行ったところ、水に沈んだ虫の喰っていないドングリは約70%(約1,400個)でした。

21日(金)の“ドングリの蒔き付け”では、始めにB&G植樹リーダーから“ドングリの蒔き付け”の説明を聞いた後、バディを組んだ2人で1つのトレイに蒔き付けました。ドングリを一つずつていねいに植えて行く子や相撲で塩をまく勢いでトレイにばらまく子など様々でしたが、みんな楽しそうでした。


“ドングリの蒔き付け”が終わった後は、「ドングリが早く芽を出して元気に育つように」と恒例の“トトロのお祈りダンス”をして作業を終了しました。
“トトロのお祈り”が神様に届いて、きっと、来春にはかわいい芽が出て元気に成長することでしょう。芽が出た写真をぜひ送ってくださいね。”ドングリ拾い”をした護国神社
常緑広葉樹の大木が生い茂っていて、ドングリがたくさん落ちていました
護国神社の境内には、ドングリがかたまって落ちていて、取り放題でした!
教室でB&G植樹リーダーの平田 剛 さんが、”森の大切さ”や”ドングリ”について説明してくれました
いよいよ”ドングリの蒔き付け”です
外に出て、最初にドングリの植え方の説明を聞きました
バディを組んだ2人で1つのトレイに”ドングリ”を植えつけました
ドングリを蒔き付けた後に、ワラでマルチングします
最後に、”トトロダンス”で「ドングリが元気に育つように」お祈りしました
全部で11のトレーにドングリを蒔き付けました
来年の春にドングリの芽が出るのが楽しみです
恒例の「トトロのお祈りダンス」の格好で記念撮影
【子供たちの感想】➤本当に芽が出てくるの?
➤トトロの木みたいになるかね
➤大きくなるのが楽しみです
【運営者の感想】子供たちの人数が20名を超えていたので、バディを組ませ、バディで1トレイに撒き付けるようにしたことで、2人で協力して蒔き付けることができました。来年5月にどれくらい芽が出てくるか楽しみにしています。なお、“蒔き付け”の時間が限られているので、拾ったドングリを全て植えることができなかったことが残念です。